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1型糖尿病研究基金

1型糖尿病研究基金

趣意書

 1型糖尿病(IDDM、インスリン依存型糖尿病、小児期に起こることが多いため小児糖尿病とも呼ばれます)は、主に自己免疫によっておこる病気です。自分の体のリンパ球があやまって内乱を起こし、自分自身のインスリン工場、膵臓のランゲルハンス島β細胞の大部分を破壊してしまうことで発病します。
 生活習慣病でも、先天性の病気でもありませんし、遺伝して同じ家系の中で何人も発病することもまれです。
 1型糖尿病では、脳死膵臓移植や膵島移植を受けるか、血糖測定をしながら、生涯にわたって毎日数回のインスリン自己注射またはポンプによる注射を続ける以外に治療法はなく、糖尿病患者の99%を占める2型(成人型)糖尿病とは原因も治療の考え方も異なります。
 日本での年間発症率は、10万人あたり1~2名と言われています。
 このように、主に子どもに起こる原因不明の難病であることに加え、治療を厳密に行わないと心臓、腎臓、眼、神経等の病気が発症しますので、患者本人の苦痛はもとより、患者・家族にとっての精神的、経済的負担は多大なものとなっています。
 このような現状において、特定非営利活動法人日本IDDMネットワークでは、創立10年を記念し、1型糖尿病根治に向けた研究開発を促進する目的で「1型糖尿病研究基金」を設立いたします。
 1型糖尿病についてその根治療法につながる先進的な研究に取り組んでいる研究者の方々や団体に対し研究費の助成を行うことにより、発病原因の解明や治療法の確立等に向けより一層の研究の振興を図りたいと考えております。
 つきましては、この趣旨をおくみ取りいただきまして、皆さま方のご寄付、ご支援をたまわりますようよろしくお願い申し上げます。

寄付金に関する情報公開

 1型糖尿病研究基金につきましては、特別会計を設け、他の会計とは明確に区分して管理いたします。
 寄付金額が一定の規模(概ね200万円以上)に達した段階で、研究助成の公募を行います。選考結果及びその成果にちきましては、当法人のホームページや全国シンポジウム等で公開いたします。

寄付金の振込先

 ■ みずほ銀行佐賀支店 普通預金
    口座名義:特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
    口座番号:1629393

日本IDDMネットワークの役割

 日本IDDMネットワークは、患者・家族の会の全国的連携を図りながら、病気に対する理解を深め、患者の心のケアに努めることで、患者が自立できるよう支援して参ります。

 具体的には、主に以下のような非営利の事業を行います。
1.ネットワークの拡大・支援
  個々の患者・家族の精神的サポートのため、患者・家族の絵画ない地域での設立支援や当法人に未加入の会とも情報交換等を行います。
2.政策提案
  調査研究費や相談内容等を踏まえ、20歳以上の患者への支援策等、具体的な政策を提言します。
3.調査研究
  スタンフォード大学が開発した「慢性疾患セルフマネジメントプログラム」の日本導入、「災害時のIDDM患者支援・対応マニュアル」や「1型糖尿病[IDDM]お役立ちマニュアル」の作成等、毎年テーマを設けて取り組みます。
4.シンポジウムと患者・家族交流会
  全国の患者や家族並びに各患者・家族会が抱える課題の克服に向けて、シンポジウムと全国交流会を毎年開催します。
5.関係団体との連携
  医療関係団体との情報交換等を通して、よりよい医療のあり方を考えます。
6.普及啓発
  取材や番組制作への協力を通して、1型糖尿病に関する広報・啓発活動に取り組みます。
7.療育相談
  電話やホームページ等を通して、各種情報の提供や相談に応じます。
8.会報発行
  最新情報や患者・家族の抱える課題等を掲載した会報・メールマガジンを発行します。

 一生つきあって行かなければならないこの病気を宣告された時のショックはみんな一緒です。
みんなで励まし合うことで、少しでも同じ病気で悩んでいる人達のお役に立てればと思っています。
 こうした事業を通して、一人でも多くの患者が自立して社会で活躍していくことは勿論のこと、社会貢献活動にも積極的に関わりを持ってくれることを期待しています。

お問合せ先

 ■事務局
   〒840-0801
   佐賀県佐賀市駅前中央1丁目8番32号
   i スクエアビル3F 市民活動プラザ内
   TEL:090-2713-7849(陶山専務理事)
   FAX:0952-40-2011
   (当法人の専用のFAXではありませんので、
   送信される場合は必ず当法人の名称に続けて「レターケースNo.42」と記載してください)
   ホームページ http://www5.ocn.ne.jp/~i-net/
   Eメール i-net@isis.ocn.ne.jp (@を小文字に変えてください)

膵島移植を受けた患者から

移植外科専門医から

日本IDDMネットワークから

ご協力いただいた方々



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