心療内科でもらった、薬。
不安やストレスで分泌量が減ってしまった何とかいう成分を補う役割があるらしい。
最初の3日間ぐらい、気持ちが悪くなったりすることもあるよと言われて
心配しながら飲んでみたけど大丈夫だった。

1週間ぐらいすると何だか体が軽くなった。
階段の上り下りもトントンと調子がよい。
家族がメニューを考えてくれることもあって、夕飯の買い物も苦にならなくなった。
軽いうちに受診してよかったな～なんて思った。

ある日、気持ちも体もすっかり軽くなったので薬を飲むのを忘れてしまった。
布団に入っちゃった後で思い出したけど、寒いし、一日くらい忘れたって平気だろう…と、
そのまま寝ちゃった。

翌日、どよ～ンとしていた。
あぁ、掃除しなくちゃ、洗濯しなくちゃ、
あぁ、面倒くさい。
あぁ、死んじゃったら楽になる。


へぇぇぇ？？
気持ちも体も楽になったと思っていたのは、薬のおかげだったんかい？

それ以後、飲み忘れはしなくなった。
薬って、出来ればあまり頼りたくないものだけど、
やっぱり、ありがたいものだとつくづく思った。

息子が12歳のとき花粉症になって、
鼻が詰まって息ができずに眠ることもできないと、
耳鼻科に行って薬をもらった時、
12歳の息子は
「お医者さんってすごいね。お医者さんがありがたいって、初めて思ったよ。」
と言っていたっけ。

今、私もその気持ちに同感。