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2010年02月05日
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母は施設に入って携帯電話の使用を禁止されて、電話をしてこられなくなった。
私は薬が効いて、気分が軽くなっていった。
心療内科の先生もカウンセリングの先生も
私自身が病気なのだからお母さんへの連絡はしなくていい。っていってくれるから、
連絡をしなくても自分を責めることも減り、すごく気が楽になっていった。

そうこうするうち、
今度は父の胃にガンが見つかったという連絡。
検査をしばらくして、開腹するという。
手術には立ち会ってほしいと言われて、
正直、「え~、また~?」と思ってしまった。
そして、そう思ってしまった自分を、また少し責めた。

翌日、弟から、父のメールが転送されてきた。
弟へのメールには「検査を受けてから開腹する」ということだけの連絡。
それを見たとたんに、急降下。

「弟には連絡だけかい。私には立ち合えってかい。
いつも私なんだ。頼りにされるのは私なんだ。
女の子は気が利いて使いやすいからかい?
いつも私は家族のお世話役なんだね。
私が鬱っぽくなったのはお母さんの人間性が原因だと
お父さんはすっかりお母さんのせいにしてるんだね。
私は家族の世話役を降りたいんだよ。
お父さんはお母さんの世話も私にやらせたじゃないか。
自分はお手上げでさっさと逃げ帰って、
おまえは頼りになる、お前がいてよかったって。
ほめられれば嬉しいってわけじゃないんだよ。」

鬱の薬とは別に、急な不安に陥ることが起きたら飲むための頓服をもらってあった。
急降下してしまったので、その頓服を飲んだ。
そのあと、死んだように眠ってしまって、
目が覚めたら、「お父さんの立ち会いはごめんです」と言いきっている私がいた。






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最終更新日  2010年03月28日 23時47分08秒
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