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テーマ:花・草・樹木(339)
カテゴリ:植物探索山歩き・研修会
日に恵まれますように。 先日の日曜日 ちょっと遠いけど、うんしょっと早起きをして 薬用植物研修会に参加してきました。 今回で3回目の参加です。
今年は去年の春とはコースが変わり 皿倉山8分目から山頂付近を散策後 最後に薬用植物園を回るという約4時間のコースでした。 過去にアップした植物たちと かなり重複するので、今回は簡単にご報告します まずは ケーブルカー山麓駅に集合し 各班に分かれて 8分目までケーブルカーで登ります。 ケーブルを降りるとヤマザクラがお出迎え。 優し気な花色に癒されます
今年もタイリンアオイを見つけました。 去年、見つけたものよりは小ぶりで色も濃かったです。 (写真を撮り忘れたので、これは去年のもの)
いや~。もう小さすぎて気が付きませんでした。 夏ごろだとすぐわかりますよね。 この時期だと踏みつけてしまいそうです^^; オミナエシに似ているので 「ハルオミナエシ」という別名も。 根(吉草根)を鎮静、神経過敏症、心悸亢進時などに 浸剤やチンキとして使用されるそうです。 薬草園でない場所(国定公園内)では こうやって薬剤師会の方が プレートに植物名を書いてくれるので助かります。
(講師と離れていたので確認できずでした)
いくつかのアケビが自生しています。
去年の春の研修会では それぞれのアケビが こんな風にお花をつけていました。 ここ
今年も出会いましたよ、マムシグサ。
去年のブログにも書きましたが 珍しい斑紋を持つものは株を盗まれるらしい。
あ、 見かけても、決して素手では触らないでくださいね。
ヤマザクラより葉の産毛が少ないことから 昔から桜餅などに利用されてきました。 独特の香りはクマリン
オオシマザクラは丈夫なので 家具、建材、薪、工芸品など様々に利用されるそうです。
「ウサギのフンに気をつけてくださいね~」 と言われ ふと、足元を見ると 丸いコロコロした塊がいたるところに^^; 野生のウサギの住処なんですね。 コブシ お花がまだ咲いていなくて残念でしたが 生薬には蕾(辛夷)が使われます。 鎮痛、消炎、排膿薬(鼻炎、蓄膿症)などに。 辛夷清肺湯、葛根湯加辛夷川弓などに配合されます。
タブノキ
芳香原料に利用されるものが多いですよね。
キブシ
このお花を見ると、いつも簪を連想させます。 果実は五倍子の代用として黒色染料に用いられ また お歯黒の原料となった木でもあります。 材の密度が高いので杖などの材料にも。
別名「地獄の釜の蓋」 認知度は高いのではないでしょうか。 お彼岸頃から花が地を覆うように咲くさまを 表現したらしいけれど 生薬(筋骨草)としては 鎮咳、去痰、解熱薬など 気管支炎、咽頭腫痛、下痢、などに用いられ 昔は赤痢にも使われたとか。 ということで 「地獄の釜に蓋をする」 という意味もあるらしい、とのことです。 かつては グルコサミンのサプリにも配合された というのも有名。
そういえば昔 柿渋でテーブルの塗装をしたことがあります。
散策した辺りは採取厳禁ですが 低い場所で自生しているものは切り取られてました。
残念ですね。 根皮、樹皮は 糖尿病、腎臓病、肝臓病、胃腸病、神経痛などに 用いられます。
そして 時々、足を止めて見る景色にも和みました。
重なり合う山々の稜線がきれい。
もう少し続きます。 よろしければ、またお付き合い下さいね。
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