Enjoy Aromalife From England
コッツウォルズや湖水地方、ダートムーア地方に行けば子羊なども飛び跳ね、田舎の良さを十分に味わえるるゆったりとした時間を過ごすことができます。そこで重要なのがやっぱり、食べ物じゅないでしょうか?(私だけ?かな)。 特に田舎での"クリームティー”は最高です!アフタヌーンティーはサンドイッチやケーキなどもついているのに比べ、クリームティーはスコーンとお茶のみを表します。クリームティー、とりわけスコーンにつける”クロテッドクリーム"の美味しさ(ただの乳脂肪なのですが(笑い))に惹かれてからは、イギリスを旅する時は、常にその地、その地でクリームティーを注文します。 冬に暖炉に向かって温かいスコーンとお茶を食べたりするのは、日本のコタツに座ってみかんを食べる感覚に似ているかもしれません。 川を背にしてお茶ができるティールームなどを発見すると、とっても嬉しくなります。 右上の写真はダートムーア国立公園近くのティールームです。 旅でスコーンを食べるのでは物足らず、家でもよく自分で作ったりします。 今回は、私が作る英国式ラベンダースコーンの作り方をご紹介させて頂こうと思います。 スコーンはいろんな本に作り方が書いてあるのですが、あまりラベンダースコーンに関しての記述は見ないです。 でもラベンダーの風味豊かで作りたてはほんとに美味しいんですよ。 ケーキと比べものすごく簡単で手間も掛からないので、小さいお子さんとも一緒に作れるので、一度試されてみてください。今日私が作った時の写真も交えてご紹介します。 < 材料 >(左下写真) *小麦粉(セルフライジングフラワー) 200~250gぐらい *塩 少々(小さじ1/4)*バター 50g*砂糖 25g*ミルク 150~180ml(コップ一杯弱)*ドライラベンダー 大さじ3杯 (ハーブの専門店で売っていますよ。) *注意 ドライラベンダーがないからと言って、ラベンダーの精油を入れるのは止めて下さいね。精油を飲料として摂取することはたいへん危険です。 英国ではミルクの変わりにバターミルクを使ったりします。バターは元々、ミルクをよく振り混ぜて脂肪を集めて作りますが、その残りの水分がバターミルクと言います。日本では馴染みがないんですが、英国ではよく目にします。 < 作り方 > (1) ボールの中に、ふるった粉と小さくカットしたバター、塩、砂糖を指先でつぶすように混ぜ合わせます。 (2) 全体的にポロポロとパン粉状になったら、ラベンダーを入れて(右上写真)混ざったところに牛乳を加えます。べチャべチャにならないように、加減を確かめて入れてみてください。 (3) 粉をふるった台に、生地を2・3回軽くこねる。 (4) 一まとめにして台の上で麺棒で2cmほどに延ばし、コップなどで型抜きをする。私は型がないので、いつもコップで取ってます。(写真中央左) (5) 220℃に予熱したオーブンで12分ほどキツネ色に焼いたら、出来上がり。綺麗に見せるために卵黄をできる寸前に塗っても良いと思います。 出来上がったら、クロテッドクリームとラズベリーのジャムを付けて、濃い目のミルクティーでお召し上がりください。ラベンダーの風味が効いて美味しいですよ。 是非普通のスコーンに飽きた方は一度お試しくださ。 参考文献 ISBN 0-9526219-0-8, Herbs from a Norfolk Kitchen,Carla Phillips