第７官界彷徨

[現代社会] カテゴリの記事

全670件 (670件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 14 >

• 

  バーナード嬢

  今日の東京新聞「筆洗」さんは、バーナード・ショウの言葉でした！以下にいただいてご紹介します。　愛国心とは何か。英国の劇作家バーナード・ショーは「自分が生まれたという理由で、その国が他より優れているという思い込みだ」と定義した。▼米国の作家アンブローズ・ビアスは「自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物（くずもの）」だと『悪魔の辞典』に書いた。▼ショーは二つの世界大戦の時代を生き、ビアスは南北戦争の激戦をその眼に刻んだ。だから、「愛国心」という言葉には危険なトゲが潜んでいることを、毒舌に込めて伝えたのだろう▼さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか。四月に新設され、首相夫人の安倍昭恵さんが名誉校長を務める大阪の私立小学校は、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、それに裏打ちされた愛国心と誇りを育て」ることを掲げる▼だが、この学校をつくる学校法人が運営する幼稚園は保護者に「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と記した文書を配っていたという。隣人への憎悪をあおる言葉を使うのが「日本人としての礼節」なのか。それはどんな愛国心や誇りにつながるというのだろう▼この学校法人をめぐっては、国有地払い下げをめぐる問題も注目されている。国民の大切な財産が不当な形で売り払われていたのかどうか。これもまた、「礼節」が問われる問題だ。☆以上が東京新聞「筆洗」さんでした。　この学校法人の関係者、そして彼らと同じ価値観でつるんでいる政治家たち、お互いに相手を利用しての利益享受には長けている輩にみえるけど、美しくない、人の基本の恥すらも知らないのだと思う。　日本のマスコミは、頑張ってくれるでしょうか？

  2017.02.22

• 千葉県知事選挙

  千葉県知事選挙が3月26日、投開票で行われるそうです。なんか他人事だけど、保守王国千葉だしね、千葉の選挙に心弾まない感じ。　今日の各紙に4人の立候補表明があって、出そろったような記事が載っています。（ネット記事など）誰がいいのかなあ、消去法でいくしかないのかなあ、と思って東京新聞で４氏の写真を眺めていたら、胸に菜の花を挿した人のよさそうなおぢさんの写真があった。　4人の紹介記事の中で、この人が一番合うかな？と思い、「角谷信一さん」という名前でついったーなどを見てみたら、どうも近所の高校の世界史の先生らしい。　昨日のニュースで流れたみたいで、卒業生、在校生などのこーふんしたやりとりが覗える。　生徒に人気の先生らしい。　ツイートには＊マジかよ、めっちゃ興奮するわ。＊応援するよ。＊いろんなことする先生、カニ味噌みたいな人生だなあ（中身が濃いってこと）＊授業で歌ってくれる先生懐かし～（教壇で歌っている動画つき）＊角谷先生「羽ばたけ折り鶴」歌ってくんねーかなー。　などなど。久しぶりに連絡取り合う卒業生の様子もある。若くて楽しそう♪　ネットにあった角谷さんのチラシには「新潟に学ぶ」みたいな文言が書かれてあった。「新潟に続け」とばかりに奮戦してもらいたいです。　てなわけで、ちょっと楽しみな千葉県知事選挙です。

  2017.02.15

• 日米首脳会談その２

  東京新聞夕刊に「日米首脳、一般客の前で対応協議」　という記事が載りました。その前の東京新聞のネット記事では　『【ワシントン共同】安倍首相とトランプ米大統領が１１日に南部フロリダ州パームビーチにある別荘内のレストランで夕食を共にした際、一般客の面前で北朝鮮のミサイル発射を巡り対応を協議していたことが１３日、明らかになった。情報流出につながるとの指摘もあり、情報管理体制の甘さが問題になりそうだ。　レストランにいたとみられる人物のフェイスブックに、安倍首相の前にかざされた文書を米側スタッフが携帯電話のライトで照らし、谷内正太郎国家安全保障局長ら日本政府関係者がそれをのぞき込んでいる写真が掲載された。「（安倍首相らが）慌てているのを見るのは面白い」と書き込みもあった。』というのがありました。　夕刊記事では、このことが『ニューヨークタイムズなどが一斉に報じた。　米メディアは、国家の機密にあたるような情報を公衆の面前でやりとりしたとして問題視している。　　大統領がホワイトハウスを離れた際に機密情報を扱う場合は、情報管理が徹底された場所で行うことが求められている。　民主党のペロシ下院院内総務は「国際社会の危機（への対応）を、まるでディナーショーのように見せるとは言い訳できない」と、大統領らの対応を非難した。』　と載せられています。　いやー大丈夫なんでしょうかね、こんな非常識な大統領＆首相！

  2017.02.14

• 日米首脳会談

  トランプ米大統領と安倍首相の会談は、互いの親密感を高める上で成功裏に終わったらしい。　お二人とも好みではないので、お手、みたいな握手やゴルフ中のハイタッチ映像なんかにはしらけてしまうけど、日本のマスコミのなかで、期待してるところはまだ様子見かな？だれかが胸のすくような分析をしてくれればいいんだけど。　たいそうな貢物（内容は不明）をささげ、「現状維持」の答えをもらってポチみたいな大喜びのわが国の首相の姿は情けない。昔の日本人が懐かしい＝（私の）心はすっかり靖国の時代の日本人になってしまう。（これも危険だけど）。　今日のラジオで聞いて納得できたのは、伊集院さんのラジオで『日米の友好関係を進めたのは、確かに成功だったと思う、しかし、気を付けなくてはならないのは、このことをただ喜んで舞い上がっているのは危険じゃないだろうか。こんなに早く蜜月ムードを世界に見せつけていいのだろうか。　トランプ氏は言ったことをすぐに翻しても平気な人なようだ。（対中国などの例）　困ったことに、言ったことを翻してもそれが「彼のキャラ」だというのが浸透してきていること。また、米国内で批判の多いトランプ氏がもし失脚したらどうなるのか日本はじっくりと腰を据えて日米関係に望むべき』　という意味の事を話されていたこと。　アメリカ国内でのデモの広がりはものすごいようです。トランプ氏の危険性を知らされていない日本の私たちですが、アメリカ国民はアメリカの未来に及ぼす危険性（亡国？）をひしひしと感じているのではないでしょうか？　メディアの識者の皆さんの分析と発信を期待したいです。

  2017.02.13

• 賀川豊彦賞

  今日の東京新聞「この人」欄に、賀川豊彦賞を受賞した奥田知志さんが紹介されていました。ネットで見たら、まだ第1回、とのこと。　賀川豊彦は生協や農協、労働運動を日本に広めた社会活動家、と知っているけれど、その業績はあまり広められてない感じがする。　受賞者の奥田さんは、思ったことをそのまま実行して生きて来た人みたいな感じです。紹介文を引用させていただきます。＝「人との出会いに恵まれました」。　1988年、北九州市で路上生活者におにぎりと豚汁を配る活動を始めた。道端や公園で声を掛け、自宅で風呂や食事を提供した。　NPO法人「抱樸－ほうぼく」の理事長。　支援の対象は生活保護世帯の子どもや犯罪を繰り返す知的障害者などで、自治体などと連携し住居や就職先を紹介。　自立した人は約２８００人。　修正ケアする活動が評価され、20世紀の日本に生協や農協、労働運動を広めた賀川豊彦の名を冠した賞を受賞した。　「人はどこまで追い詰められても、人と出会うことで新たな一歩を踏み出せる。その頑張る姿が希望でした」　大学入学後、大阪の釜ヶ崎で日雇い労働者を支援。路上で次々に人が死んでいく現実を見て、大学3年の時「せめて、神様くらい、いてほしい」と思い、牧師を志した。　妻伴子さんとは教会の集会で知り合い「おもろい教会つくろうよ」と求婚。　楽しい事が好きで、路上生活経験者らと劇団を結成。　学校で公演し「生きていればいつか笑える日が来る」と伝える。　長男は「SEALDs」の創設メンバーだった愛基さん。＝☆という奥田知志さんでした。奥田愛基さんのご両親って、こういう人だったんですね♪　人はなかなか思った通りに生きられないけど、「おもろい」「楽しいこと」が人を救えるって、すごくいい！　日本に、こういう人が増えるといいな、と思います。

  2017.02.10

• 終末の風

  今日の東京新聞夕刊の、大波小波さんは、「ディストピア文学の土壌」という題でした。終末思想の風が吹いているのかも知れない。　NHKBSで黒澤明の「夢」を見ました。　富士山の向こうで原発が爆発、科学の進歩は色のない核物質に色を付けるまでになっていたが、爆発の連鎖にはなすすべも無く、赤や黄色のストロンチウムなんかの風が襲って来ると、ただ恐怖の中を人々は逃げ惑い、海に飛び込むのです。　では、今日の大波小波さんをご紹介します。＝田中慎弥「美しい国への旅」集英社、は、未来の荒廃を描いて暗澹たる気分に陥る。　舞台は、ガスマスクを装着して外に出る「濁り」に満ちた世界に変貌した日本。国家や軍隊は機能せず、集団同士の戦闘が続き、原始社会に退行したかのように、食料や水も満足に手に入らない。　彼のモチーフである戦争、共同体、性が縦横に描かれる。　こうして終末的世界を描いたディストピア文学が最近、続々と生まれている。　昨年の川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」、桐野夏生「バラカ」、3、11以降は辺見庸「青い花」、吉村萬壱「ボラード病」、村田沙耶香「消滅世界」など活況を呈する。　SF作家以外がこれほど書くのは、文学史に残る出来事だ。　過去のディストピア小説が生まれた背景には戦争、全体主義の台頭などの要因が濃かった。　最近では科学技術や高度情報社会への懐疑、反知性主義の蔓延、格差の拡大、大災害への畏怖など新たな閉塞要因も加わった。　暗い社会の到来を予見する文学は作家の妄想や絵空事ではなく、現実との対峙から」生れるのだ。　米国ではトランプ政権への不安からオーウェル「1984年」が再び売れはじめた。　ディストピア文学の土壌は今、ますます豊かになっている。＝☆という、大波小波さんの「トランプ」さんでした！　不安や悪の肥料がどんどん追加されて、肥沃な悪の土壌に終末の華が咲くのか・・・作家たちの本能が間違っていたと思いたい。せめて絵空事であってほしい。　自分も含めて、人々が逃げまどう世の中になってほしくない。　けど、現実に世界は故国に住めない難民たちであふれかえっている。　こんな時代が来るなんて・・・！

  2017.02.07

• 反トランプ氏のシンボルに日系人

  今日の東京新聞「こちら特報部」に、日系二世のフレッド・コレマツ＝是松豊三郎氏（１９１９～２００５）のことが紹介されていました。　コレマツ氏は移民でカリフォルニア州でバラ園芸業を営む両親のもとに生まれました。　陸軍に志願して「日系」を理由に拒否され、人種差別との闘いに目覚める。真珠湾後の1942年、日系人は敵性国民として強制収容所に収容され、是松氏は逮捕される。　その後人権団体の支援を受け米政府を訴えるが44年に敗訴。（日米戦争中）　82年に再び訴訟を起こし、翌年、強制収用は人種偏見に基づく誤った政策だったと、名誉回復を勝ち取る。　　クリントン大統領時代の98年には「自由勲章」を授与された。是松氏の言葉「何かが間違っていると感じたら声を上げることを恐れてはいけない」は、よく知られているそうです。　2001年の米中枢同時テロ事件の折も「中東出身の人に対し、かつての日系人のような扱いをしてはならない」と発言しているそうです。　今年の1月30日、グーグルのトップ画面に、勲章を首にかけた是松氏のイラストが登場。この日は是松氏の誕生日で、カリフォルニア州などで「フレッド・コレマツの日」に制定されているのだそうです。　トランプ氏の大統領令に対して反対のグーグル。　欧米メディアも次々とコレマツ氏の功績に焦点を当てているそうです。　トランプ氏の大統領令をめぐり、一人の日本人の抵抗の足跡が高く再評価されている。　国際人権非政府組織「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」日本代表の土井香苗さんは、コレマツ氏の再評価について「トランプ氏の宗教や人種を基軸にした政策が、日系人の強制収容所同様、重大な誤りととらえている人が多いため」と分析。「安倍首相も民主主義などの価値観外交を掲げるのであれば、言うべきことは言うという原理原則を堅持してほしい」と。　米国事情に詳しい越智道雄・明治大名誉教授も「コレマツ氏の言動は他の米国人の反発を恐れた当時の日本人社会では、必ずしも理解されなかった。だが、勇気をもって言うべきことを言い、勲章まで受けた。安倍首相の大統領令への対応は、コレマツ氏の行動とは対照的だ」と話した・・・とのことです　昔、「強制収容所の少女」のこと、暮らしの手帖で読みました。　コレマツ氏のこと、知らなかったです。　その生き方、学ばなければ。

  2017.02.03

• 斎藤美奈子さん

  明日は「狂犬」といわれる米新国防長官が日本に来るらしい。喧嘩馴れしてんだろーなー。　安倍首相のアメリカ詣でには、本人ふくめて大臣が4人も行くので、なんだか国のトップは2人以上乗せられないという専用機の規定があるらしく、彼らがどう行くのかなんてつまんないことが巷ではかまびすしく言われている。　大昔「日出国の天子、書を日の没する国の天子に送る、つつがなきや」みたいなことを書いて妹子に持たせたのは聖徳太子だけど、国民の少数に選ばれた日本国総理は、米国の政府に這いつくばる醜い姿がミエミエである。本人が天子だと思ってもらってはもっと困るけど。　昨日の東京新聞、本音のコラム、斎藤美奈子さんの「読む機械」をご紹介します。　自分の言葉を持たないでんでん大臣の話です。＝「しゃあねえなあ、読んでやっか」と前置きして首相は答弁に立った。「我が国はいま、アメリカ発の金融、えーと、金融キキンによる、あー、ミゾユーの危機にジカメンいたしており」「一部の業界においては大型倒産がハンザツし、製造業においては、ハヤリ労働者切りの問題が・・・ワカオキしておりまして」　キキンは危機、ジカメンは直面、ハンザツは頻発、ハヤリは派遣、ワカオキは惹起、ミゾユーはもちろん未曾有だ。　池井戸潤『民王』の一節である。　作中の首相が漢字を読めないのは出来の悪い息子と中身が入れ替わったからなのだが、小説の連載がウェブ上でスタートしたのは麻生内閣の退陣（2009年9月）直前。　元首相は人気作家に小説まで書かせてしまったのである。　一方、「訂正云々」を「訂正デンデン」と読んだ安倍首相。　「歯舞」が読めなかった沖縄北方担当相も、　川内原発を「カワウチ原発」と読んだ経産相も過去にはいたわけで、誤読自体は些末な問題かもしれない。　ただ、これは「前言を訂正せよ」という要求への答えである。　この程度の答弁すら誰かの原稿を「読んで」いたなら、そっちがむしろ衝撃だ。　米大統領の入国規制策について「私はコメントすべき立場にない」と首相は述べた。　誤読問題は自分の言葉を持たない大臣問題だ。　それは些事なのだろうか。＝☆以上が、斎藤美奈子さんの本音のコラムでした。　自分の言葉を持たない首相が、読まされている。重要な意味も理解しないまま。　今度はアメリカの雇用に税金を出し、アメリカの経済活性化のために年金を差し出すらしい。　あれよあれよと亡国に突き進む日々である。

  2017.02.02

• 辺見庸さん

  「生活と自治」2月号より、辺見庸さんの文章をご紹介します。ともすれば想像以上の現実の変化（悪化）に押し流されそうな現状に、しっかりした立ち位置と目を持つ大切さを再認識させてくれます。＝『脱真実』の時代＝　（前略）（流行語大賞が「神ってるだった）　オックスフォード大出版局が「2016年の言葉」としてあげたのは、神ってるどころではない"post-truthという、唖然とするほかない形容詞である。　直訳すれば、「真実後の・・・・」「脱真実の・・・」　超訳するなら、「真実もヘチマもありゃしない・・・」　とでもなろうか。　10年ほど前からネット上ではつかわれていたというから、けっして新語とはいえないのだが、英国の欧州連合（EU）離脱をめぐる国民投票や、ドナルド・トランプが勝利した米大統領選の前後に使用回数が急増したために、”ポスト・トゥルースはがぜん、時代を象徴する言葉となった。　総身から血がひいていくような話ではないか。（中略）　・人々が好悪の感情や怨恨を優先するとしたら　・政治的意思決定にも言質と根拠は検証の必要もないとしたら　・選挙や投票が人々の憂さ晴らしと意趣返しの道具になりつつあるとしたら　　・世界では、今まで疑いもしなかった日常の常識や道理といったちゃぶ台がいきなりひっくり返される暴力にも似たとんでもないことが起きている。　・しかもそれに拍手をおくり溜飲を下げる人々が大量に出現しているという事実。　本文に戻り＝世界はげんざい反時計回りにうごいているのではないか。　というのがわたしの実感である。　すでに克服されたとばかりおもってきた、独裁・強権政治や自民族中心主義、自国第一主義、男尊女卑、植民地主義、果ては封建主義までが息を吹きかえし、ファシズムがまたぞろあたまをもたげてきているようだ。　こうした「脱真実」の世界では、すべてが無遠慮、不作法で、あからさまであり、羞恥心が失せ、あられもなくなる。　オスプレイの墜落にさいし、「感謝されるべきだ」とひらきなおってみせ、飛行を再開した在沖縄海兵隊トップの無礼、放漫不遜ぶりはどうだろう。　ニッポン防衛大臣のあの恭順ぶりはいったいなんだ。　真実もヘチマもありゃしないいま、せめて探すべきは、失われた怒りの導火線の在りかである。＝☆以上が辺見庸さんのお怒りでした。　本文の中に、さまざまな現象とともに、『自由・平等・博愛・民主主義といった、これまで普遍的価値（とされてきた徳目）にも、息をのむほど深いひび割れが生じている』とも書かれています。　あ～あ！胸を張って日本国憲法を世界に輸出できる政治家は出てこないものか・・・これじゃあ宝の持ち腐れだよ・・・。

  2017.01.30

• １９８４

  BBCの調査対象には引っかからないけど、両方とも読んでません。　今日の東京新聞筆洗さんは、トランプ政権の「しでかす」状況が似ているとのことで、ジョージオゥエルの『一九八四年』が読まれ始めている、という話題です。以下に引用させていただきます。　＝実際には読んでいないのに、読んだふりをしている本は、どんな本か？　そんなユニークな調査を、英ＢＢＣが昨年実施した。一位は『不思議の国のアリス』で、二位がジョージ・オーウェルの『一九八四年』。確かに、どちらも「読んでいません」とは言いにくい歴史的な名作だ。▼だが、『一九八四年』は「読まれぬ名著」という地位を返上するかもしれない。世界各国で突然、ベストセラーになり、出版社は増刷に追われている。どうも人々が貪（むさぼ）るように読み始めたらしい。名作が読まれるのは、実に結構なことであるが、これがトランプ政権のおかげだというからおもしろい。▼大統領就任式の観衆をめぐり大統領報道官は「過去最多」と言ったが、それは事実に反する。観衆の数という単純な事実すら曲げるのかと追及され、政権幹部は言った。「“もう一つの事実”を示したのだ」。▼明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようとする。それこそオーウェルが描いた世界ではないかと読者は飛び付いたのだろう。▼わが本棚に鎮座してきた文庫本（高橋和久訳、早川書房）を取り出したら、止まらなくなった。名作を読了できたお礼に、トランプ大統領に有名な一節を献呈する。▼＜自由とは二足す二が四であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる＞＝　日本では、安倍首相が「云々」をでんでん、と読み間違えてネットでの揶揄失笑の対象になっているけど、どなたかが書いていましたが、大多数の安倍首相の支持者には揶揄失笑は通用しない、むしろ話題になることで支持率があがる要素になるだろう・・・と。　読んでみようかな、まずは「不思議の国のアリス」から。

  2017.01.28

• 香山リカさん

  東京新聞の読者の「発言」欄の短い「笑ケース」の2016年掲載分のベストテンを香山リカさんが選び、通販生活春号に載せているそうです。　今日の朝刊に載っていたのでご紹介！自分では作れないけど、読めば共感できる作品ばかり。1位原発を抜く「追い風が吹いている」　　　　　風力発電　　　（日野市　　ヒーローさん）2位永六輔さん天国へ「夢であいましょう」　　　　　永久ファン　　（杉並区　駒下駄さん）３位甘利氏『記憶あいまい』「安心した」　　　　　　健忘症老人　　（杉並区　ブラックさん）４位歴史的な訪問「キューバしのぎじゃない」　　　　　　オバマ大統領　　（葛飾区　ニャンコさん）５位ポケモンＧＯ「モンスターがたくさんいますよ」　　　　　　　永田町　　　（旭市　祐治ゼミさん）６位サヨナラ勝ち「明治は近くなりにけり」　　　　　　　東大野球部　　　（小平市　ＰＴＡさん）７位救援物資搬送「スタンドプレイに改名」　　　　　　　オスプレイ　　　（八街市　頑爺さん）８位生前退位「私はしない」　　　　　　安倍首相　　　　（港区　ポレポレさん）９位押しつけ憲法という説「押しつけられていた」　　　　　　国民　　　（世田谷区　菊千代さん）１０位睡眠障害「国会の方が眠れますよ」　　　　　　居眠り議員　　甘利前大臣殿　　（狭山市　カナリヤさん）リカ先生のコメントに＝一位・・・「原発反対！」と大きな声で叫ぶのもよいが、風力発電を「追い風」と詩的に表現するなんて、なかなかできることじゃない。そう、今年は私たち生活者に「追い風」が吹く年であってほしい。＝とありました。

  2017.01.23

• アメリカの大統領

  アメリカのトランプ大統領が、これからどういう政治をするのか世界は戦々恐々。国粋主義者の右翼的な人なんでしょうか。　ヨーロッパでは右翼政党の人たちが大歓迎らしい。　彼の言動で世界が暴力の渦巻く時代になることが恐ろしい。　今日の東京新聞「筆洗」さんが、トランプ氏の就任式でのホッとする情景を伝えていました。ので、ご紹介します。＝どういうわけだか、このところ急に支持率を上げた政治家がいる。米大統領、失礼もはや、前大統領の肩書となるオバマさんである。昨年三月以降、支持が不支持を明確に上回るようになり、最新の調査によると約六割が支持している。▼どういうわけかと書いたが、理由はあるだろう。過大評価するつもりはないが、トランプ新大統領とは違って、差別や対立をおそれ、憎んだ人である。トランプ新時代への不安に温和な前大統領との別れの寂しさ。それが高い支持率の意味なのかもしれぬ。▼分断された米国をどう修復するのか。その言葉をトランプ新大統領の就任演説に期待したが、どうやら書き漏らしたようである。あったのは米国を強くすれば分断は癒やされるという空想だけである。▼それでも就任式で一つだけ解決のヒントを見つけた気がした。演説前の新大統領の背中に右手をそっと置いた人物がいた。オバマ前大統領である。自分を批判し、在任中の政策を見直すと主張する人物の背中をさすったのである。▼「再び偉大な国にする」。米国の利益のみを追求するトランプ政治を偉大とは呼ばぬ。対立する相手にも差し出す寛容な手。それを偉大と呼びたいし、国際社会での米国の望ましい姿と考える。▼ワシントンは暴動騒ぎである。憎悪に対し憎悪のつぶてを投げても解決は遠のく。真冬の首都にその右手がもう恋しい。＝☆という、東京新聞「筆洗」さんでした。　2017年の、世界が平和になりますように！

  2017.01.22

• 師岡カリーマさん

  カジノ解禁法は、日本人の心を危ない方向に持って行きそうで怖い。謹厳実直ばかりがいいとは思わないけど、ギャンブルに市民権を与えるのはいけないと思う。いろいろな悲劇が各家庭で起こりそう。　今日の東京新聞「本音のコラム」をご紹介します。アナウンサーの師岡カリーマさんによる、ドストエフスキーに学ぶ依存症についてです。「賭博者の教訓」＝「なんでこれの良さがわからないんだ」。そう言って安倍首相はカジノ解禁法に対する無理解を嘆いたという。　なぜ私にはわからないのかしらと思い、敬愛する経験者に教えを請うことにした。『賭博者』は文豪ドストエフスキーが、自らの依存症体験を基に、また賭博の借金返済のために書いた短編小説だ。　舞台は架空のドイツの町ルーレッテンブルク。　カジノの他に温泉や景勝地があって家族で楽しめる、いわば統合型リゾートだ。　ある退役軍人が、子連れで滞在している。借金漬けで、裕福な伯母の遺産が頼みの綱だ。今か今かと訃報を待っている。　ところがある日、それを見抜いた伯母がロシアからはるばるひやかしにやってきて、ひやかしついでに好奇心でルーレットに手を出す。　老いてもかくしゃくとして強靭な意思を持つはずの彼女だったが、どうやら賭博は、急性依存症を誘発するものらしい。　ほんの数日で財産を失い、旅費を借金して失意のうちに帰国する。　たとえ依存症対策法があったとしても、彼女を救うには間に合わなかっただろう。　一方、小説の語り部で主人公でもある将軍家の家庭教師は、片思い（？）の女性のために賭博で大もうけするが・・・。　この先は読んでのお楽しみ。　反賭博小説と言うより情熱的な恋愛小説だ。賭博解禁法推進派にも、この機会にもう一度読んでほしい。＝☆という、師岡カリーマさんでした！　架空のカジノの町の名が「ルーレッテンブルグ」だそうです！　安倍首相は日本をどこに持って行こうとしているのでしょうか？盆茣蓙市チンチロリン町（とか・・・なかなか思い浮かばないその手の用語）。

  2017.01.21

• 米大統領

  米の大統領交代の日が近づいてきました。　どんな時代を作ってくれるやら、何かそら恐ろしい気がします。　今日の東京新聞「筆洗」さんの文をそのままいただいて、ご紹介します。＝＜南部の木々には奇妙な果実がなる＞。米ジャズ歌手、ビリー・ホリデーが歌った「奇妙な果実」。　「果実」とは白人からのリンチによって殺され、木に吊（つる）された黒人の死体のこと。＜奇妙な果実がポプラの木に揺れている＞。ホリデーの悲しみを搾り出すかのような沈うつな声が聞こえてくる。▼作詞はユダヤ人の教師だったルイス・アレン。当時、米国南部では珍しくなかった黒人リンチ。その写真を目の当たりにして暴力と不公正に憤り、その歌詞を書いた。▼リンチや暴力という直接的な言葉は一切、出てこない。南部の風に揺れ、カラスについばまれる「果実」をたんたんと書いた詞はかえって差別やそれを行う人間の醜さと恐ろしさを強く印象付ける。ホリデーの録音は一九三九年だが、詞を書いたのは、三七年のことというから、今年で八十年である。▼八十年後のその曲をめぐる最近の話題である。現地二十日に行われるトランプ次期大統領の就任式への出演を要請された英国歌手レベッカ・ファーガソンさんがこんな条件を出したそうである。「奇妙な果実」を歌わせてくれるなら。▼人種対立を煽（あお）って憚（はばか）らぬ次期大統領の好みの曲ではなかったか。結局、出演は消えた。▼「歌うたびに悲しいが、歌い続けなければならぬ曲」とホリデーは言ったが、聞き続けなければならない曲であり、祈りでもあろう。特に米国大統領は。＝☆という、筆洗さん、でした！　昔見た映画「フライド・グリーン・トマト」。これにも人権無視の男たちが出てくる。マッカーシー旋風に人生を狂わせられながらも信念に生きる「真実の時」。いろんな時代がありました。　今回も、アメリカの文化人たちは、頑張ってくれるんだと信じ、期待します。

  2017.01.16

• 訪問看護

  我が家でも訪問看護師さんに来てもらっているのですが、どの方もきちんときびきびしていて、なおかつ、温かく接してもらい、感謝感謝です。病院だと看護師さんと話すことってあまりないけど、訪問看護の場合は、知らない、いろいろなことを教えてくれます。（あんまり聞かないけど）。　　訪問看護師の宮子あずささんの、東京新聞「本音のコラム」をご紹介します。「多様性受け入れて」＝素のその人と差しで話せる精神科訪問看護は本当におもしろい。その分相性も出やすく、「できればあの人よりはこの人」程度の好みは、お互いさまである。　そこでどんな人に好かれるか、嫌われるか。　そこにこそ、看護師の個性が強く反映するように見える。　例えば、宮子ウエルカムな人の中には、いわゆる性的マイノリティーと呼ばれる人たちがいる。私の前でだけ本当に着たい服を着る人もいて、リラックスした雰囲気。訪問を喜んでもらえればうれしいが、こちらは特に努力はしていない。　ルーツは家庭環境。フェミニストの母のまわりには「女らしさ」「男らしさ」に耐えがたい人が集まり、中には、自らの性別が受け入れられない人もいた。　性別って、複雑。そんな感覚が「正常、異常」と裁かぬ性分を作った。母の思想は娘の性分に大きく影響したと言える。　社会が不寛容になり、多数派への同調圧力が高まっている。　嘆きは尽きないが、多くの勇気あるカミングアウトにより、マイノリティーの存在が知られるようになった。　いろんな人がいる、と肌で感じる人がいれば、裁かぬ性分を持つ同類が増えないとも限らない。　多様性を受け入れるには、自分と異なるさまざまな人の言葉に耳を傾けなければならない。　年始めに、私自身がまず、この言葉を自らに課そう。＝☆という、宮子あずささんでした。　「社会が不寛容になり、多数派への同調圧力が高まっている」そんな時代。時代の中にいるからよく分からないのだけど、大正デモクラシーから一気に日中戦争・太平洋戦争へと転がっていった時代が、繰り返されそうな怖さを感じるこの頃です。　私も「みんなちがって、みんないい」と、心の標語にしたいです。

  2017.01.09

• 時代は変わる

  今日の東京新聞夕刊の一面は、東京の夜景の写真とボブ・ディランの「時代は変わる」の歌詞が・・・・ そして、筆洗さんの番外編。年末にふさわしい企画なので、文章をそのままいただきます。 「時代は変わる」 東京の冬の夜をながめる。それは確かに美しいのではあるけれど、輝きよりも寒さが先で、思い出すのは中原中也の《寒い！》の方か。 《毎日寒くてやりきれぬ。瓦も白けて物言わぬ。 小鳥も啼かないくせにして、犬なぞ啼きます風の中。》 2016年も終わる。 新聞はどの年だって良い一年だったとは喜ばぬものだがこの一年については本当に《寒い！》と書いてもよかろう。 浮かぶキーワードはどうしたって「分断」である。 お金のある人と、ない人。戦争になるとおびえる人と、わが国の安全保障が第一と力説する人。 若者と、そうでない人。理想を掲げる人と、現実を見ろよと語る人。 子がいる人といない人。 男と女さえそうかもしれぬ。 意見や立場の違いで離れ離れになった人びとはそれぞれの砦に閉じこもる。 異なる意見には、耳を貸さず、冷笑を浮かべる。 《寒い！》夜景を見る。そこに人びとを分ける冷たい直線があちこちに走っていないか。 それが２０１６年のイメージである。 ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞。 それは「分断」の時代への皮肉か、それとも祈りか。 「時代は変る」（１９６４年）。 《どこ行く人もさあ、集まっておいで》 あの歌のメッセージは「理解できないからといって否定するな」だろう。 砦から冷たい直線から一歩だけでも前へ。 少しは「時代は変わる」かもしれない。＝ ボブ・ディランの「時代は変わる」の歌詞と東京の夜景の俯瞰写真がありました。 現実には、金と権力に群がる輩が、やたら集まって利権を漁り、貧しい庶民が反目し合っているという情けない現実。 来年には、何とかなりますように！

  2016.12.24

• 

  宮古あずささん

  審議なんか全然しないで、数の暴力できめられてしまったカジノ法。精神科の訪問看護師の宮古あずささんが、カジノ法の行方に警鐘を鳴らしています。いただいて、ご紹介します。 「カジノ解禁」 十五日未明、いわゆるカジノ解禁法案が国会で可決・成立した。推進側はこの法案について、カジノは統合型リゾート（IR）の一部だと主張するが、賭博の合法化は大きな変化である。 私は精神科訪問看護の仕事を通じて、ギャンブル依存の人とも関わっている。 ある人にカジノができたら行きたいかと尋ねたところ、気がかりな答えが返ってきた。 彼は「昔はよく行ったよ。闇カジノなら、昔からあるからね」と私の問いを笑い飛ばした。 都内の繁華街にはいくつもあって、行く気になれば誰でも行けるという。 ならば、新たなカジノに魅力はないのだろうか。 「いやいや、闇よりは合法カジノの方が安心だもん。明らかに敷居が下がるな。どこにできるの？行っちゃうかもしれない」と大笑いする。 それが冗談であるよう祈りながら、自分の見込みが甘かったと思った。 そてというのも、ギャンブル依存で一番ポピュラーなのは群を抜いてパチンコ。 この蔓延を見ていると、実質賭博は合法と思わざるを得ない。今さらカジノができたところで現状は変わらない。 そんな気持ちだった。 しかし、合法化されれば、賭博への敷居は確実に下がる。 パチンコの問題が深刻だからこそ、賭博を法的に禁ずる建前が重要なのだろう。 地獄の底はまだまだ先。カジノの行方には目を配る必要がある。＝ ✨という、宮古あずささんでした。 政府は、どこの利権団体のポチをやっているのか。気が知れません。将来不安で財布の口を閉めっぱなしの国民なので、合法的に博打をさせて、有り金残らず巻き上げる魂胆でしょうか？ 亡国に向かってまっしぐらの気配が濃厚になってきました。

  2016.12.19

• ノーベル賞って一流

  ノーベル賞の授賞式がストックホルムで開かれたそうです。医学生理学賞の大隅良典さんは、酵母の研究からの成果が評価されたらしい。 その受賞挨拶がなかなか素敵。 「酵母の多くの教えと素晴らしい恵みに感謝を示したい」 「中でも私のお気に入りは日本酒 （サケ）」 と言って、会場を沸かせたらしい。 大隅さんは、賞金を基に若手研究者や進学が困難な高校生などを対象に支援をするという構想を明らかにしたそうです。 国内で格差が広がり、学生の多様性が失われている現状への強い懸念が、この構想の背景にあるそうです。 「研究者になりたいが家庭事情が許さない人たちをサポートできたら」とのこと。 また、文学賞の、ボブ・ディランさんのスピーチも謙虚で、真摯で素晴らしいものでした。 ノーベル賞って、一流で素晴らしい。かつて佐藤栄作が平和賞を受賞した頃と比べて、一流度がアップしたのではないでしょうか？

  2016.12.12

• 斎藤美奈子さん

  　カジノ法案が衆議院で可決されたそうです。その審議たるや5時間数十分で、内容は野党を馬鹿にしたものだったらしい。圧倒的多数の与党と数ではかなわない野党を馬鹿にしている与党議員って、国民の存在を忘れてるんでしょうね。　審議の中で、自民党の谷川弥一議員は「あまりにも時間が余っている」として40分の持ち時間のうち28分を過ぎたあたりで般若心経を唱えだし、夏目漱石論を展開し、時間を残して質問を終えたらしい。漱石が好きなんだそうだけど、漱石は、こういう低俗な人種を最も毛嫌いする人だって知らないのかしら？　日本維新の会の浦野靖人議員も「私は高校で毎日般若心経を唱えていた」と応じて、質問時間を残して終えたらしい。笑いながらの審議だったらしい。　　数の暴力極まれり、といった感じ。　どうせ通るんだから審議なんかいらない、と思っているようで、公明は自主投票、自民の中にも疑問視する議員もいて、これも、どうせ通るんだから、いろんな意見があったほうがいい、と、対、反対国民への人気取りのように思える。　さて、今日の東京新聞本音のコラムでは、斎藤美奈子さんがこのカジノ法案について書いておいでなので、いただいてご紹介します。題して「おもてなしの目玉」です！＝旅行サイト「トリップアドバイザー」が六月に発表した「外国人に人気の観光スポット２０１６」を見てみた。　一位は伏見稲荷大社、二位は広島平和記念資料館、三位が厳島神社、四位が東大寺、五位がサムライ剣舞シアター。　以下六位新宿御苑、七位奈良公園、八位鹿苑寺（金閣寺）、九位アキバフクロウ、十位清水寺と続く。　サムライ剣舞シアターとは剣舞の鑑賞や体験が楽しめる京都の施設。アキバフクロウは猛きん類のフクロウとふれあえる秋葉原のカフェだそう。　新旧とりまぜ日本的な文化や景観が支持を集めているのにまあまあ納得。　ところが政府は、こうした観光地だけでは魅力に乏しく経済効果も低いので、カジノを刊行振興の目玉にしたいという。　それはそれはけっこうなお話で。　さすがは「美しい国」を標榜する民度の高い方々だ。外国人観光客の増加を目指してここまでやってきた「おもてなしの心」は、なーんだ、ギャンブルに帰結するものだったのね。　六日に衆議院を通過したカジノ解禁法案には珍しく全国紙すべてが（たぶん地方紙も）反対した。　それでも強引に採決したのは、2020年の東京五輪に間に合わせたいという思惑があるからだろう。　しかし、マカオやシンガポールと競争して勝てますかね。日本には日本のブランドイメージがあるだろうに、バカみたい。＝☆という、斎藤美奈子さんでした。ほんと、バカみたい！！

  2016.12.07

• 斎藤美奈子さん

  　年金制度改革関連法案が衆議院で賛成多数で可決されました。自民党は「世代間の公平と現役世代が将来受給する基礎年金を低下させないため」と説明していたけど、今の現役世代も将来受給世代になるわけだし、その時はそのときの現役世代のためにカットされる・・・なんかカット負のスパイラルみたいな気がする。　現役世代の老後のために、こういう法案は反対だけど、当の現役世代は、高齢者は、働かないのに年金取ってる「ごくつぶし」達だ！という意見が多いみたいで、安倍政権の支持率上がったのは、こういう心理が働いているのかもね。そんなことでは手練れの権力者たちの思うつぼ。そのうち命までも差し出せって言われるよ！　ついったーで回ってきたヤフー知恵袋では「安倍首相はお金がないないといいながら、なぜ世界の国々にお金をばらまいているのですか」という質問がありました。ベストアンサーは非常に良い内容でしたが、長すぎでしたね。また、「消費税を値上げしないから足りないという説明ですが、なぜ福祉予算の中で足りないと言っているのですか。他の予算から引っ張ってくればいいじゃないですか」というツイートも。　では、東京新聞、斎藤美奈子さんの本音のコラムで、憂さ払いを！！　題は「永田町の桶屋」です！＝薬物所持などによる芸能人の逮捕と永田町の動向の間には、何か相関関係があるのだろうか。　歌手で女優の酒井法子氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたのは二〇〇九年八月八日。七月二十一日に衆院解散。八月十八日の衆院選公示を前に政権交代への期待が高まる直前だった。　十四年五月十七日、歌手のＡＳＵＫＡ氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。十五日に安倍首相が集団的自衛権の行使を一部容認したいと発表した二日後だった。　今年はどうか。二月二日には元プロ野球選手の清原和博氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されている。一月二十八日に当時の甘利明経済再生担当相が建設業者からの金銭授受疑惑で辞任。野党が追及をさらに強めようとする矢先だった。　六月二十四日には元俳優の高知東生氏が覚せい剤取締法と大麻取締法違反容疑で逮捕された。参院選が公示された二十二日の二日後である。　風が吹くから桶屋がもうかるのか、桶屋をもうけさせるために風を吹かせるのか。報道が一気にそっちへ流れるため、ともあれ桶屋が得しそうな逮捕劇である。　二十八日、ＡＳＵＫＡ氏の二度目の逮捕の裏で国会の会期が延長された。　年金法案やＴＰＰ承認案を是が非でも成立させたい政府与党。警察も検察もメディアも、桶屋の一味じゃないでしょうね。＝☆という、斎藤美奈子さんでした。　昨日テレビで松本清張の「中央流砂」という昔のドラマ（携帯はあった）を見たんだけど、大臣と官僚のからんだ汚職事件＆殺人事件。　あんまり嬉しい結末ではなかったけど、権力の横暴がテーマでした。松本清張に今の政治を斬ってほしいです。

  2016.11.30

• 

  高村薫さん

  岩波書店の「図書」で、3年間連載されていた高村薫さんの「作家的覚書」が終了しました。重くて深くて、読むのが大変だったけど、いつも一生懸命読ませていただいていました。残念です。最終回の今月号は「もう後がない」という題で、ぞくっとさせられます。　書き出しは、こんなふう。＝予想もしなかった自然災害や事故、事件などに接するたびに私たちは為すすべもなく悄然となるが、またすぐに日常に引き戻されてしまい、何が問題となっていたのか、何を考えなければならなかったのか、思い出すこともできずに押し流されてゆくことの繰り返しではある。　それでもいま、言葉にならない皮膚感覚のレベルで、この国の内外の情勢や、社会や生活のさまざまな状況が、破れかぶれで寒々しいものになっているのを感じない人はいないのではないだろうか。　科学技術の進歩はいまもとどまることを知らないが、日本でも海外でも人間の総合的な知力は年々細り、いま私たちの眼前に広がっているのは、熟慮を欠いた野蛮な欲望が急激に支配的になっている世界ではないか。（中略）　正義や公正ではなく、当面の損得や不作為を優先して論理を無視することが広く当たり前になった世界の一角に沖縄の米軍基地、高速増殖炉もんじゅの廃炉、福島第一原子力発電所の汚染水処理、間もなく満期となる日米原子力協定と核燃料サイクル事業の行く末、はたまた天皇の生前退位のための法整備などの諸問題が連なっている。　そこかしこで無理が通れば道理が引っ込み、次々に整合性を失って破綻してゆく物事は、一時的な辻褄合わせが施されても、最後は放置されるほかはない。　集団的自衛権行使の最初の一歩とするために、ＰＫＯ5原則を無視して南スーダンに派遣されている自衛隊は、まさにその例である。　　　（了）☆もう後がない。ほんとにそうですね。最後に放置された荒れ野原に、人々はどうやって生きていくのでしょう。　いろいろなことを打ち出すけれど、どれも正しい策とは到底思えない、今の政権支持率が上がっているというのが不思議です。そしてまた、格差が広がるのが目に見えている政策を、どう考えても被害者になるはずの人も支持するというのが不思議です。

  2016.11.29

• 原発避難その２

  　横浜の原発避難のいじめ問題。今日の東京新聞「筆洗」さんも書いておいでだったので、全文をいただいて、ご紹介します。＝＜お母さんは　毎朝　　カンジキをはいて道を作ります　家の戸口から　雪の原を横切って　ふみしめ　かためる細い道　お母さんの体の幅の道　　　子供はこの道を通って　学校へ行きます＞　高田敏子さんの「雪国の朝」は、厳しい寒さのなかの、あたたかい情景をうたった詩だ。　まだ師走前なのに、各地から雪の便りが届く。東京の都心では、一八七五年に観測が始まって以来初めて、十一月の積雪が記録されたというから、今年の冬将軍はせっかちなようだ。そんな寒さのなか、思いをはせたいのは、わが子のために、懸命に「学校に通う道」をつくろうとしている、お父さん、お母さんだ。原発事故で福島から避難した先の横浜で、いじめに遭った少年（１３）のご両親がおととい、記者会見をした。どうしても伝えたいことがあったからだ。少年は「お父さんも仕事見つけて頑張っているから、僕も頑張る」と話し、全国でいじめに苦しむ子どもたちに「死んだら何も言えない。絶対、助けてくれる大人はいる。苦しいけど、死を選ばないで」と呼び掛けているという。少年には、両親がふみしめ、かためている「体の幅の道」が見えているのだろう。高田さんの詩は、こう結ばれている。＜転ばずに歩けるお母さんの道を　子供は忘れないでしょう　おとなになって　人生の道に迷うとき　なおなつかしく　　思い出すでしょう＞＝ ☆以上が、今朝の東京新聞筆洗さんでした。　子どもたちの状況を良くするために、ほかの大人たちも頑張らねば！　

  2016.11.25

• 原発避難

  　今朝の地震には驚きました。はじめ窓がゆさゆさ揺れたので、突風が来たのか、竜巻のようなものかと思ったら下の方から縦揺れがきて地震と気づきました。　３・１１の時と似た感じ。またいつもの限定的千葉県北西部地震かと思っていたら福島県浜通り、などどニュースで言っていたのでびっくり。大きな地震だったのです。　やっぱり気になるのは壊れたフクイチ、その他の原発。　原発事故は人の寿命をはるかに超えて人々を悩ませ続けることでしょう。　そんな、東電福島第一原発事故で福島県から自主避難した子どもが、横浜市立小学校で数年間いじめを受けていたことがわかりました。　今日の東京新聞では都内に自主避難している母親たちから取材、一面で取り上げています。　以下に今日の東京新聞の社説をご紹介します。＝愚かな大人がいかに子どもを追い詰めるか。福島第一原発事故で、福島から横浜に避難した転校生へのいじめの問題は、大人世界のゆがみを映し出した。人の痛みへの想像力が欠けているのだ。　「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」　今は中学一年の男子生徒が、小学六年だった昨年七月に書いた手記である。非道ないじめを耐え忍びながら、大震災で学んだ命の重みをかみ締めて、生きる道を選んだ。正しい決断だったと思われる社会でありたい。　同じ苦境に立たされている子たちの励みになればと願い、公表したという。本来、こうした勇気や思いやりを培うことこそが使命であるはずの教育現場で、まったく倒錯した仕打ちが行われていた。　小学二年だった二〇一一年八月に横浜市立小学校に転入した。直後からいじめられ、やがて不登校になる。暴言、暴力、恐喝まがいの行為に日々切りさいなまれた。　「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられると思った」　残念ながら、原発事故で、福島には、放射能と賠償金のイメージがつきまとうようになった。心ない大人の偏見や差別意識にもあおられ、いじめの標的にされやすいことは容易に察しがつく。　学校と教育委員会はそうした特殊事情に配慮し、見守るのが当たり前である。にもかかわらず、いじめを放置した背景には、事なかれ主義と呼ぶべき体質が浮かぶ。　生徒の持ち物が隠されても、自己管理の甘さのせいにした。百五十万円もの遊興費が巻き上げられても、警察の領分として取り合わなかった。学校の対応である。　不可解なのは、警察を通じて金銭トラブルの実態が伝えられても、学校も、教委も腰を上げなかったことだ。小学生同士のやりとりである。金額の多さから異常事態を疑うのが当然ではないか。　調査した第三者委員会は「教育の放棄に等しい」と難じたが、今の教育環境のままでは、子どもにとって有害でさえある。　「いままでいろんなはなしをしてきたけど（学校は）しんようしてくれなかった」　学校は「忙しい」と、耳を傾けなかった。子どもの命や心を守ることより大切な仕事があるのか。文部科学省にも、指導するだけではなく、自省すべき責任がある。＝☆以上が、東京新聞の社説でした。　この国って、どんどん余裕がなくなって来ている感じがする。弱い者たちが分断されている。悲しいことです。　話は違うけど、ついったーで「安倍首相は大学時代、赤いフェラーリ（？）に乗って麻雀ざんまいだった」という悪口がこの２，３日広がっているけど、安倍首相の支持者たちは「金持ちかっけー」「やっぱり俺らとは違う。カッケー！」と称賛するのではなかろうか？　　

  2016.11.22

• 山口二郎さん

  　いやぁ、安倍氏の変わり身の早いこと！まだ民主党オバマという大統領がいるのに、早速次期大統領になる予定のトランプ私邸を訪問。媚び諂いをしてきたのかしら？どんな会話だったんだろう。威張る必要はないけれど、人権や平和にくぎを刺したドイツの首相のように、誇りと威厳と信念を持って相対してほしいです。　今日の東京新聞「本音のコラム」は、山口二郎先生が「首脳会談偽議事録」で紹介してくださいました。ので、皆さまにもご紹介。＝「選挙戦の最中にヒラリーに会ったってことは、俺は絶対負けると思ってたんだろう」「大変申し訳ありません。うちの外務省がドジをこいたもので、私も恥をかかされました。本心を言えば、あの小うるさい女性よりも、人権やら平等の虚偽を暴く本音を堂々と主張するあなたの方に、私は共感を持っていました。　価値観の共有とはまさんこのことで。」「俺が反対しているＴＰＰも、俺が当選したその日にあんたの国の国会で可決したそうじゃないか。　ケンカを売ってんのか」「それはとんでもない誤解で。私はただ、アメリカの言いなりになることがわが国の利益になると国民に教えたいばかりに野党の反対をねじ伏せたまでで」「それで、この超多忙な時に面会をねじ込んで、何の用だ」「私はただ、次期大統領に最初に面会した外国首脳になりたい一心で。　一時間の会談でゆるぎない即席の信頼関係をつくりたい。これから私のことをシンゾーと呼んでください。あなたのことをドナルドと呼んでいいですか」「シンゾーは、日本語では心臓という意味もあるそうだな。まったくあんたはいいシンゾーをしているよ」「次期大統領、さっそく信頼してくださりありがとうございます。私は、文字通り、善い晋三です」＝☆という山口二郎さんでした。　本当に、トランプ邸拝謁、国辱ものだと思いません？押し寄せる列強からいかにして対等の条約を結ぼうか、と苦慮した江戸末期の人たちの立派さを学んでほしい。

  2016.11.20

• トランプその２

  　今日、絵手紙の会に行ったら、お茶の時間はトランプの噂で持ちきりだった。見知らぬよその国の次期大統領の情報。　娘が美人で頭がいい、奥さんもきれい、本人だけが変な顔、すごい金持ち・・・などなど、みんなテレビのニュースショーの受け売り。　日本の庶民がこんなに浮かれていてよいものでしょうか。　で、トランプについて、ここでも引用させていただきます。　東京新聞の大波小波さんです。「トランプは偽悪者か」＝浜田廣介の『泣いた赤鬼』を知らない者はいないだろう。　悪者を演じた青鬼を追い払うことで赤鬼が人間たちから信頼を得るという、あの話だ。　赤鬼のもとをそっと去る青鬼の偽悪的自己犠牲は、読者の涙を誘わずにはおかない。　さて、当確を決めて以来トランプは暴言を封印し、いい子に豹変したかに見える。あの言動はすべて装った悪で、自分の品性を疑われてでも国のために尽くそうとした自己犠牲のあらわれだったのか。　まだ信じる気にはなれない。　だが、仮にそうだったとしても救われないのは、トランプに票を投じた者は、差別的暴言の裏に彼の自己犠牲を見たがゆえにそうしたのではないということだ。　まさにあの暴言に惹かれた者たちが多数を占めたがゆえの勝利だったのだ。　とすればトランプがもしいい子に変心したとして、支持者がそれを許すだろうか。弱腰になったという非難を受けて、結局元のスタンスを通すしかなくなるのではないだろうか。「偽善者でも何でもよい。表面を作るということは内部を改良する一種の方法である」と漱石は述べた。　一度人前で演じた役から降りるのは難しい。トランプの場合は、青鬼になれるのか、ただの悪鬼にすぎないのか。＝☆という、大波小波さんの「赤鬼」さんでした。　青鬼になれないと思うけど、それがもたらすものが怖い。　今日午前の閣議で、南スーダンのｐｋｏで「駆け付け警護」の新任務を付与されることが決められたらしい。　初めて日本の自衛隊が海外で武器を使うことになる。泥沼に足を踏み込むことになるのだけど、今の政府に引き返す勇気はないのだろうか。道連れにされたくないよぉ！

  2016.11.15

• トランプ政権

  　ウインドゥズ１０にされてしまってから、毎回、お仕着せみたいに写真が出てきて「気に入りましたか？」と聞いてくる。ほとんどが気に入らないので（私は草原や花の写真が好きなのに、岩山や黒雲や機械の部品のアップやら・・・）無視して進めるけど、あまりに気に入らないのは「気に入らない」と答えると違う気に入らないのを出してくる。それで最初の気に入らないのも、しばらくしてからまた出してくる。アメリカ人が選んでいるんでしょうか、この写真。もっと東洋的な自然の写真は、ないのでしょうか？　そんなアメリカ人が選んだトランプ次期大統領は、ＩＴ関連を冷たく扱うつもりらしくて株が下がっているみたい。　今日の東京新聞夕刊の社会時評は東京大学教授の吉見俊也さんでした。「トランプ政権　どうする日本」です。　トランプの選挙戦は一種の「悪魔払い」だった・・・・　第１の悪魔は、米国から仕事を奪う外国勢力。　第２の悪魔は長くそれを防いでこなかったワシントンの指導者。　第３の悪魔は米国内の黒人やイスラム教徒に潜む「悪い人々」。　 　彼は「これらは米国に「大災害」をもたらすが、「大減税」という魔術が悪魔を追い払い、幸福をもたらすだろう、と主張していたらしい。　吉見先生の文によれば＝彼は、三回のテレビ討論で一貫して司会者の質問には答えず、都合が悪いことは露骨に話をそらした。彼は過去の誤りを認めず、相手の弱点は徹底的に攻撃した。＝　　そうです。　民主主義の感覚がなく、性差別、人種差別的で、彼のゴーストライターによれば、「集中力がなく」「自己顕示欲が全て」「口を開けば計算づくの嘘をつく」「事実かどうかはまったく気にせずにものを言う」・・・・と、さんざん。＝これが、米国民が次期大統領に選んだ人物である。集中力がなく、平気で噓をつき続ける人物が、世界の運命を決める核のボタンを握る。＝＝選挙結果を最も喜んでいるのは、ロシアと中国、中東の一部の国だろう。プーチンにとってこれは朗報だ。今や、アジアや中東で米国から覇権を取り戻す絶好の機会が到来したからだ。トランプには米国のグローバルな覇権の価値はさほど大きくない。　彼の関心は企業利益拡大にあり、自分はビジネスで儲けたから、国にも儲けさせようというわけだ。　米国では今後、ソ連崩壊と同様の遠心力が働き始め、「アメリカ」という共通価値が崩壊する可能性がある。南北戦争が再発するとは思わないが、国の分裂は閾値（いきち）を超えた。　問題は日本だ。　今後、東アジアには変化が起き始めるだろう。　米国の影響力は弱まるが、それを認めたくない米政権が日本に難題をふっかけてくる可能性もある。　その時は米国が日本の大きなリスクとなる。　むしろ日本は、自ら日米同盟を相対化し、米ロ中それぞれとの間で新しい立場を築く道を真剣に考えるべき時である。＝☆という、吉見俊哉さんでした。　こうやって、トランプってこんな人！と羅列されると、「彼は私たちの大統領じゃない！」と必死にデモをする米国市民の恐怖が少し理解できました。　日本のテレビのニュースショーはトランプのセレブっぷりをおもしろおかしく紹介して、そのテレビを面白がって見ている国民だけど、これからとんでもない時代がやってきそう。　ポチは１７日にトランプ詣でをするらしいけど、日米同盟の相対化なんて、考えもしないで、親分とともに世界の孤児になるかもね。　疑問なのは、ＴＰＰはアメリカが儲けるためにやるのだと思っていたけど、トランプは貧乏な他国がアメリカの利益をくすねようと群がっている、と考えている様子。だとしたらほんとに儲けるのは誰なんでしょうか？

  2016.11.14

• 竹田茂夫さん

  　ドナルド・トランプ氏が次期米国大統領になることになりました。私が子どもの頃の日米関係を表した言葉に「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く」というのがあったけど、どういう意味だったのか、今では当時以上にアメリカのポチ状態がひどくなっているような様子。　トランプ氏勝利に各国首脳がコメントを発表しているけど、ドイツのメルケル首相などは立派！”人種、肌の色、宗教、性別や性的指向、政治的思想に関わらず、民主主義、自由、人間の尊厳と権利を尊重することに基づいて、私は未来のアメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏と密接に協力しましょう" 　きちんと釘をさしている。日本の首相は早速トランプ詣でをするみたいだけど、なりふりかまわないポチ状態が、もっとひどくなりそうで、みっともないと同時に恐怖。　今日の東京新聞「本音のコラム」は竹田茂夫さんでした。『暗い時代の到来？』という題。私も思っているこの予測が、当たりませんように、祈るばかりです。以下に本文をいただきます。＝米大統領選の勝者が確定した。悪夢のような、シュールな結果にことばを失う。　　　選挙戦術とはいえ、人種差別や排外主義をあおり立て、地球温暖化はうそだといって科学を否定し、一千万人以上の違法移民を強制送還すると公約した男が、世界最強の軍隊をもつ超大国のトップに就くのだ。その手に核のボタンを握っていることだけでも戦慄が走る。　憎悪をかき立てる、単純なメッセージを繰り返す、事実よりイメージを重視するなどはファシストの常とう手段だ。新自由主義とグローバル化で安定した職場と自尊心を失い、エリートへの憎悪募らせた大衆が反逆した形だが、これほどわかりやすい詐術にだまされるのかという驚きを禁じえない。　背景にはメディアの影響力もあるが、米国の政治システムの失敗と考えるべきだ。　新政権の政策は見通せないが、ウオール街やその他の業界に懐柔され極端な市場原理を採用するに違いない。　オバマケア（米国の国民医療保険制度）は取り消され、雇用や環境の大幅な規制撤廃が行われ、格差は拡大する可能性が大きい。　票を投じた者には苦い幻滅が待っているはずだ。　日本でも核武装論があらためて持ち出されるだろう。　一九三〇年代のような、暴力と極右勢力が跋扈する暗い時代がわれわれを待ち構えているのか。＝☆という、竹田茂夫さんの本音のコラムでした。　サンダース氏に大統領になってもらえればよかったけど、トランプの鼻息に勝つにはヒラリーしかいないと思って眺めていた海の向こうの米国大統領選挙。ヒラリーが負けてしまったので、ちょっとしたデジャヴ。都知事選挙で、勝つためには鳥越氏でないと、と、涙を呑んで出馬しなかった宇都宮弁護士のことなど、思い出してしまいました。　　今後は、トランプの鼻息に負けて、日本のトップが国民の財産や命を安売りしないことを祈るばかりです。（自分の政治生命を長引かせるために国民を差し出す危険性あり）。

  2016.11.10

• ＴＰＰ

  昨日の東京新聞社説『物価目標先送り　政府は日銀頼みやめよ』　を読んで、政府は自分たちで政治＝面倒なこと、を放棄したがっている・・・んじゃなかいと直感！連想が飛びすぎかな？　そうとも思えない。アメリカが主導かと思いきや、大統領候補が二人とも反対を表明しているＴＰＰを、なぜそんなに国会で急いで決めたいのか＝はじめに強行採決あり、の姿勢がミエミエ。ＴＰＰって、加入すると他国の論＝決められたこと＝に従うことになるらしい。なので、国の政治なんかはＴＰＰに合わせて行うことになるらしい。それって楽じゃん、自分たちで決めなくてよいのだから＝だから、自分たちで政治を行えない今の日本政府は、ＴＰＰに入って無い頭を使わなくてよいようにしたい・・・んじゃないか、と直感！連想が飛びすぎ？　一応、東京新聞の社説をコピペします♪　＝日銀が物価上昇目標の達成をまたも先送りしたのは金融政策だけで物価を上げられないことをあらためて示した。実体経済を改善し賃金が上がっていく環境こそが重要で、それは政府の仕事である。　デフレ圧力が再び強まっている。消費者物価は九月まで七カ月連続で前年比マイナスだ。これまで日銀の黒田東彦総裁は「物価上昇の基調が崩れればちゅうちょなく追加緩和する」と言ってきた。　今回、「２％の物価上昇目標」の達成時期先送りを決めながら緩和に動かなかったのは、金融緩和の枠組みを変えて一カ月しかたっていないこともあるが、むしろ金融政策ではもはや限界に達したとみるべきだろう。　黒田日銀は、二〇一三年四月にバズーカ砲ともいわれた大量の国債を買い入れる異次元緩和を始めた。その後も一四年十月に市場の意表を突く形で追加緩和を実施、一六年二月には直前まで否定していたマイナス金利を導入した。手を替え品を替え、市場を驚かせるサプライズ政策を続けてきた。　しかし、黒田総裁が「中央銀行史上、最強の枠組み」と豪語した政策でさえ、物価上昇率は緩和開始前のマイナス圏に逆戻りした。わずか八カ月で修正を迫られ、九月に長短の金利誘導を柱とする新しい政策に変えたのである。　目標達成の先送りは五度目だ。これまでの「一七年度中」から「一八年度ごろ」に後ずれしたことで一八年四月までの黒田総裁任期中の達成を事実上断念した。　日銀は先の「総括検証」で、目標未達の原因を原油安や消費税増税後の消費落ち込み、新興国経済の減速などとしたが「外的要因ばかりに責任転嫁している」との批判を浴びた。今、日銀に求められるのは、金融政策の限界や失敗を率直に認め、必要な政策を政府にはっきりと提言することである。　すなわち、賃金が上がりにくい原因とされる、正規と非正規に分断された労働市場の改革であり、非正規を減らすなど格差解消や中間層の再生。企業が過度にため込む内部留保の問題。三年後には消費税増税が予定されるなど負担増や将来不安を軽減するための社会保障改革、所得再分配の強化などだ。　こうした、あるべき経路を通じて物価上昇を後押しするのは政府の仕事である。日銀に任せっぱなしの安倍政権に政府の役割を説いていくことこそ黒田総裁の重要な責務であり、任期中に成し遂げるレガシー（遺産）となるはずだ。＝☆ほらね、経済政策だって、政府は自分たちではできなくて、日銀に任せっぱなしでしょう？

  2016.11.03

• 大阪府警

  　高江での、大阪府警のチンピラふう機動隊員の口汚い罵詈雑言、ネットで見て気が重くなりました。この言葉が向けられた沖縄の皆さんの怒りと悲しみは、はかり知れません。沖縄だけじゃなく、日本のどこでも起きること、と思わなければ。　今回は動画撮影されて人々の目に触れる「証拠」となったけど、人目に触れないで繰り返される「犯罪」が沢山あるのだと思う。今回のことを機会として、日本中の人が高江の森で、何が起きているのかを注目し、住民の立場に立って糾弾することが大事だと思います。　これは、信条とか関係なくて、人としてあるべきこと、だと思うのです。　さて、今日は大阪の天王寺動物園の、運の強いニワトリ「まさひろ」くんのことです。　東京新聞夕刊の記事。　天王寺動物園で人気を集めているニワトリ「まさひろ」くん。　彼は、昨年７月、アライグマやタヌキなどのエサとして動物園が仕入れた７０羽のヒヨコのうちの一羽。　そのころ、マガモの雛が孵化し、マガモの雛が食事方法を学習するためのお手本として偶然一羽選ばれ、エサにされる危機を免れた。　昨年９月には、園内に侵入して鳥類を襲う野生のイタチを捕獲するための「おとり」役に。檻に三日三晩入ってイタチに食べられるのを待っていたが、イタチは現れなかった。　その後、ライオンやトラのエサとなるために飼育されていたが、エサとなる機会が訪れず、動物園は昨年１０月下旬、まさひろを餌とすることを断念。名前を付け飼育を続けることにしたそうです。　幸運なニワトリは「まさひろ」と名をつけられ、「会うと幸せになる」という口コミが広がり、園の人気者になっているそうです。　園内の散歩では飼育員の後を追って歩く姿や、人に抱かれてもあまり騒がない温厚な性格で、周囲には人だかりが絶えないそうです。　まさひろくんは、今年９月、大阪府警高速隊の「一日隊長」に就任。１１月の年賀状イベントでは、来年の干支「酉」として登場予定だそうです。　大阪府警！　警察も自衛隊も、国民が笑顔になるために存在してほしいです。「おまいらが、反抗するからだ！」はナシよ。　

  2016.10.22

• 斎藤美奈子さん

  　東京新聞「本音のコラム」に、斎藤美奈子さんが、新潟県知事選挙について書かれていたので、ご紹介します。ハッキリ・キッパリ、美奈子節！題は「新潟県の逆襲」です。＝「新潟県の異変」と題し、この欄で新潟県知事選挙が心配だと書いたのは九月二十一日だった。民進党の圧力で、あのときは出馬を断念しそうだった米山隆一氏のみごとな当選！新潟の有権者に敬意を表したい。　柏崎狩羽原発の再稼働が争点になった選挙戦だったが、この選挙でもうひとつ顕在化したのは、既成の政党や組織の力の低下だろう。　自公が推薦し、県内の市長会や町村長会が推し、連合まで味方につけた候補者が破れたこと。　民進党抜きの野党共闘（共産・自由・社民）でも勝てたこと。これは有権者ひとりひとりが独自の判断を下した結果。　自主投票としたものの、結果的には新潟入りした蓮舫代表ほか民進党の多くの議員も独自の判断で応援したのよね。　各社の出口調査によると、無党派層の六割、共産支持層の九割に加え、民進支持層の八割、自民支持層の三割が米山氏に投票したとか。　無党派層や保守層の心もつかんだ理由は何だったのか。　投票日前日の新潟日報に掲載された両陣営の意見広告が象徴的だ。　　米山陣営は「いま問われています　再稼働ＹｅｓかＮｏか　　真剣に考えてください」と真っ向勝負。　対する森民夫陣営は「国から見放されない新潟県を！国との太いパイプをもつ新潟県を！」。　センスが古すぎ。そんな卑屈な姿勢だから、落選したんじゃないの？＝　☆という、斎藤美奈子さんの本音のコラムでした！♪　なるほどなるほど～。しかし「国から見放されない新潟県を」というのは、（知らなかったけど）あまりにひどい文言で失笑ものですね。それがいいと思っている感覚って・・・。「おまいら、地方自治をなんと思ってるんじゃぁ！最初に地方自治法ができたときの精神を知らんのかぁ！」。　私が気に入っていた森陣営のポカは「米山が知事になれば、新潟県庁に赤旗が立つ」というチラシを配ったことだけど（多分あちこちでしゃべったんでしょうけど）、新潟県の旗は、もともと赤くて、ずうっと前から県庁に翻っているというお話。　

  2016.10.19

• 米山隆一さん

  　新潟県知事選挙で、野党が応援した米山隆一さんが当選しました。ネットで見ていると、泉田知事の立候補なしののち、米山ってだれ？からはじまって、自公候補を僅差で追っている、猛追している、地域によっては互角の戦い、という感じで、県民の皆さんに浸透していくようすが刻々と変わっていきました。　そして当日、出口調査では自公候補の森氏を勝っている・・・。当選確実、そして当選、と、ドラマチックな勝利でしたね。　確定得票数は、米山氏　　５２８，４５５票　　　　　　　　　森氏　　４６５、０４４票　　　だそうです。　県民は、老朽原発の再稼働にＮＯ！を表明したのですね。中盤から、森氏も「再稼働には慎重」を表明してきたけど。　米山氏は放射線医療研究所にお勤めの時、東海原発の事故で被曝した方を治療し、その悲惨な状況を目の当たりにしたらしい。放射能の怖さを現実的に認識している方なんですね。　ところで、驚いたことに米山氏を推薦した共産、社民の新潟県議会での議員はわずか３人で、自由党は議員がいなくて、定数５３の議会では、超少数与党だそうです。　泉田知事さえも追い出した形の原発推進派に対抗するためには、心もとない数。米山氏の理想がいかに正しくても、これからの苦労は並大抵ではないでしょう。　米山氏がつぶされないよう、新潟県民はもちろん、全国の人々、報道、知識人、有名人の皆さんが大きな応援、声援、支援を贈ってほしいです。日本のこれからのためだもの。

  2016.10.17

• 白紙領収書

  国会中継であ然とさせられた閣僚の白紙領収書。世論の高まりを押さえようと二階氏が「これからは書くことにする」と述べた。テレビで見る会見の様子は「がちゃがちゃ言いおって！どうだ！これで文句ないだろう」という感じ。これで通る世の中が恐怖。今日の東京新聞社説はＴＰＰと、白紙領収書について。「白紙領収書『問題ない』とは何事か」の本文を以下にそのまま引用させていただきます。＝白紙領収書に自分の事務所で金額を書き込む。菅義偉官房長官と稲田朋美防衛相が国会で認めた慣行は常識とかけ離れている。総務相も「問題ない」と追認するのは、法の趣旨からの逸脱だ。　領収書とはお金を受け取った側がその証明のために発行する証拠である。偽って書けば、文書偽造ばかりか、詐欺や脱税などにも問われることがある。　白紙領収書のやりとりは、税務当局などから徹底追及を受けるだろう。　政治資金パーティーならどうか。菅、稲田両氏の二〇一二年から一四年の政治資金収支報告書に添付された領収書は「白紙」に自分の事務所で金額などを書き込んだものだった。菅氏は約二百七十枚で千八百七十五万円分、稲田氏は約二百六十枚で五百二十万円分にのぼる。筆跡が同じだった。　金額が正しくとも、発行者でない者が書き込めば証明力を持たないと考えるのが普通だ。政治資金規正法で領収書の添付が求められるのも、報告書の記載が正しいことの証拠とするためだ。　ところが、高市早苗総務相は「規正法に領収書の作成方法は規定されておらず、法律上の問題は生じない」と国会答弁をした。驚くほかはない見解だ。領収書の書き方が法律に書いていないから違法でない－、社会通念としてこんな理屈が通るはずがない。　総務省の手引には領収書は支出を受けた者が発行し、宛名も発行者が記載すべき旨の記述がある。日付や金額も同様だ。空欄に後から書き込む行為も「適当でない」とする。高市氏は答弁を撤回すべきである。　菅氏や稲田氏の説明はこうだ。白紙領収書はパーティーの受付が混乱するのを避けるためで、主催者の了解があり、金額の水増しはない－。確かに手引には例外がある。「発行者から追記の要請のある場合」で、パーティー主催者からの「受付の混乱回避」との要請がそれに該当するのかもしれない。しかし、それは制度の抜け穴と呼ぶべきである。　そんな理屈が通るなら、証拠能力が疑わしい領収書を氾濫させる。政治資金の流れを透明化するという規正法の趣旨を骨抜きにしてしまう。税金が入っている重みをもっと考えねばならない。　世間の人は犯罪同然と思う。それを正当化する答弁は国民の規範意識さえ揺さぶる。自民党が改善通知で幕引きと考えるなら国民はただあきれ果てるしかない。＝☆以上が東京新聞の社説でした。　国民がこの件をあきれ果ててせめて怒って注目すればいいけど。どうなんでしょう。昨日のＮＨＫニュースを見ての感想で、ついったーにこんなつぶやきがありました。＝【バカの国】ＴＰＰ今国会承認「どちらともいえない」５２％、憲法改正「どちらともいえない」３３％、原発再稼働「どちらともいえない」３４％（NHK世論調査）　次からは選択肢に「何も考えていない」という項目を付け加えるべきですね。＝　テレビのコメンテーターとして出ている人でも「わからない」と恥ずかしげもなく言う人も増えて来ている。庶民の代表として庶民の程度はこんなふうと示しているつもりだろうか。コメンテーターとして来ているなら少しでもその話題について自分の考えをまとめてくるべきだと思うけど。すでに、楽だの手抜きだのの問題じゃないよね。　それと反対に最近ＮＨＫでやたらと各分野の専門委員みたいな人が出てきて説明をする。その人の言い分が正論みたいに。これも「何も考えていない」庶民が、その人の言うことは「正しい」ＮＨＫの人が言ってるからそうなんだろう。と誘導されていくようではなはだ危険だと思うんだけど。お天気姉さんが「明日は長袖着てください」なんていうのからの流れかな。着々と作られていく「バカの国」。　

  2016.10.13

• 斎藤美奈子さん

  　思い起こせば、ついったーでふぉろー友だちになった人で、自民党の支持者の人がけっこういた時期がありました。　ＴＰＰ反対の意思表示をするために、みんなで総武線の黄色い電車で野田の事務所のある船橋まで抗議に行こう！という反野田の人たち。同じ考えの人かとおもっていたら、（どういう根拠でか知らないけど）熱心な自民党支持者だった。民主党が敗退して、自民党政権になったらＴＰＰについてはどういう気持ちか知らないけどフォロー解除して離れていったわね♪　蓮舫さんが党首（？）になって野田氏を幹事長（？）に起用したのを知って？？？でした。どうでもいいけどちょっと違和感。　国会での論戦をチラッと見て、民進党には論陣を張れる人がいないのかも、とチラッと思いました。野田氏は数少ない論戦のできる人なのかもしれない。考え方や内容はともかく、大きい顔で話せる人材。　てなわけで、今日の東京新聞、斎藤美奈子さんの「本音のコラム」、これこれ、これです、私の思っていたこと！なので、文章をそのままいただきます！『キツネとタヌキ』＝衆院本会議の代表質問に民進党の野田佳彦幹事長（というか前首相）が立っている。ものすごく不思議な光景である。　思い起こせば２０１２年１１月、この方が敵に塩を送るような解散に踏み切ったおかげで、今日の安倍政権ができたのだ。　野田幹事長（前首相）はまた「攻めるものを攻めきれず、守るものを守りきれていない」という理由で、ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）承認に反対するとの立場を示した。ちょっと待ってよ。タヌキに化かされたような気分である。　ＴＰＰといえば、１１年１１月、この方がＴＰＰへの交渉参加を表明したのが騒ぎの発端ではなかった？　当時は野党だった自公もＴＰＰには反対だったがず。ＪＡなどによる反対運動がもっとも激しかったのも、野田政権の時代だった。それが安倍政権発足以降はなし崩しとなり、５年後には攻守逆転、主張も逆転。　たしかに現在では、米大統領候補のクリントン氏もトランプ氏もＴＰＰに反対している。米在住の友人に「そっちの市民はＴＰＰに反対なの？」と質問したら「当たり前でしょ。あんなのに賛成するのは一部の多国籍企業だけだわよ」と一蹴された。　が、クリントン候補も当選後には態度を変えかねないそうで。　あっちもこっちも化かし合い。私もＴＰＰには反対だけど、なんとなくバカにされた気分。＝☆という、斎藤美奈子さんの本音のコラムでした。　こういうのを政治的判断、政治的行動、というのでしょうか？しかし、キツネもタヌキもあまりにも政治的信条が無さすぎ！嘘と欺瞞の毎日って、虚しくないのかね。あきれるばかりです。　　

  2016.09.28

• 内山節先生

  　バラのアイスバーグちゃんとパローレちゃんです！パローレちゃんは爽やかだけど強い香りがします♪　東京新聞で哲学者の内山節先生の「時代を読む」今日は「揺らぎ始めた？国家の庇護」という題でした。　長野県上野村で森の木々に囲まれてお住まいの内山先生は、こう書かれている。＝日本の伝統的な社会観では、社会は自然と人間によってつくられているものなのだから、この社会観に従うのなら、人間がつくる境界は控えめでなければならないはずだ。社会のメンバーである自然は境界線をつくらないからである。＝　けれど人間は村や県や国を作って境界線を作る。　村や県や国はそれぞれの機能をもって人々はその機能の下で暮らしているのだが、それは信任とは違う。　国家は人々の信任を得て作られたものではないのにもかかわらず、あたかも信任されているかのように存在しているのは、国家が私たちを庇護していると感じられるから。それが感じられなくなってしまえば、根本的には信任されていないという問題が・・・。　内山先生は、こう書かれています。＝今日ではこの問題が、浮上し始めているのかもしれない。原発事故によって故郷を追われた人々を、国家は庇護しているのだろうか。　多くの基地が集中する沖縄の人たちにとって、「日本」は信任に値するものなのか。　格差社会のしわ寄せを受けている人にとって、国家とは何なのか。　人々を庇護する能力を失ったとき、人間たちは国家や県、市町村に対して不信感を高めていくだろう。どうやら私たちは、自分たちの生きる世界のあり方を、根本的に問わなければいけなくなってきたようだ。＝☆という、内山節先生でした。機能の面では動いているけれど、信任に値するとは思えない。国の政治を見れば、一党独裁の中で自浄作用を失っている与党。国民が不況であえいでいる中で、何年も前から世界各国を飛び回ってバラマキをしている首相。天災にも人災にも何の手立てをする能力もない・・・・あ～あ！

  2016.09.18

• 斎藤美奈子さん

  　これは藤袴＝フジバカマでしょうか。それとも親戚の（本家？）ヒヨドリバナでしょうか？　　古今集　秋歌　　ふじばかまをよみて人につかはしける　　　貫之くん＊やどりせし人のかたみか　藤袴　わすられがたき香ににほひつつ　牧野富太郎植物図鑑によれば、藤袴は半乾燥状態のときに芳香を発するそうです♪昔の人の感覚って、美しいですね。さて、現代の美しくないお話。　東京新聞「本音のコラム」斎藤美奈子先生の「盛り土の問題」をいただきます。＝この数日間で急激に広がった言葉といえば、それはもう「盛り土」だろう。「もりつち」じゃなくて「もりど」と読むのかというのも含めて。　盛り土をしたから土壌汚染対策は万全だといっていたのに、共産党都議団の調査で、建物の下には盛り土がなく、謎の空間があいていたとわかった豊洲市場。市場関係者も都民もびっくりだ。　それで急に思い出したことがある。そういえば、ちょっと前にも「盛り土」をめぐるニュースがなかったっけ？　調べてみたら、六月三十日の話でした。環境省が、福島第一原発事故後の除染で出た福島県内の汚染土を「盛り土」として再利用する方針を決定したという報道。　放射性セシウム濃度の基準値を設定し、土砂やアスファルトで遮蔽することを条件に、道路や鉄道の盛り土にする方針という。　安全性を確保するために盛り土をする必要がある土地と、安全性を確保するために取り除いた大量の土の行き先を盛り土に求めた土地。　時期の問題から考えても、豊洲の土と福島の土の間にはもちろん何の関係もない。ただ、いずれは除染で出た土を再利用するケースが出るとなると、場合によっては「その盛り土は安全か」という心配もしなくちゃいけなくなるのだろうか。　そんなバカなとは思うけど、お役所はそんなバカなこともやっちゃう所みたいだし。＝☆という、斎藤美奈子先生でした！　豊洲は土壌汚染で「ヤバイ」というのは前からいわれていたのに、都知事選挙でも宇都宮さんなんかは言っていたのでしょうに、今になって毎日テレビが横並びで取り上げています。今年の流行語大賞に「盛り土」入るかも？　こんな事態が露見しても、「共産党が言ってるから」と、取り上げなかったら、それこそテレビの世も末だけど、もっと前に豊洲のダークないろいろを共産党都議団は調査していたのだから、マスコミさんたちは後追いでもよいから取り上げるべきだったと思う。　豊洲をどうするか、すごく難しい問題だと思う。あらゆる方面で強気の小池知事は、もしかすると虎の尾っぽを踏んだかもよ。奮闘を祈ります。　　

  2016.09.14

• ドナルド・キーンさん

  　東京新聞の「ドナルド・キーンの東京下町日記」を読んで、私の思っていたこととピッタリ同じだったので、「私だけじゃなかったんだ～」とホッとしました。ので、ご紹介したいと思います。　題は「五輪報道への違和感」です。書き出しはこんなふう＝ようやく終わった。リオ五輪ではない。台風のような五輪報道である。連日、ほとんどの新聞は一面から社会面まで、日本人の活躍で埋め尽くされた。どれもこれも同じような写真が並んだ。どのテレビ局も似たような映像で伝えるのは、日本人の活躍だった。まるで全体主義国家にいるような気分になった。　五輪を否定しているのではない。私も少年時代、下手ながら野球をやり、大リーグのブルックリン・ドジャースのファンで試合観戦が楽しみだった。日々、鍛錬した選手が全力を尽くし、流す汗と涙の美しさは分かっているつもりだ。だが、メディアがこの時とばかり「日本にメダル」と叫ぶことに違和感がある。（中略）（五輪の理念に反してメディアが率先して民族主義に陥っているかのように見える）（五輪の時にあったほかのニュース、天皇の生前退位のこと、広島・長崎の慰霊式典、終戦の日）＝それらのニュースが、五輪報道に圧迫されたように感じた。　次の五輪は東京で開かれる。私が恐れるのは、それに向けた五輪報道で、いまだに故郷に戻れず、生活に困窮する東日本大震災や福島原発事故の多くの被災者が忘れられてしまうことだ。繰り返すが、選手に罪はない。五輪は素晴らしい舞台だし、国際親善の場だと思う。だが、そんな美名に隠されてしまうニュースがあることが問題である。（後略）（五輪のニュースに隠れがちなニュース、伝えるべきことを伝えることこそジャーナリズムの本領発揮すべき部分だ）。☆という、ドナルド・キーンさんでした。冒頭の「ようやく終わった」というのが、特に実感！共感！！

  2016.09.04

• 竹田茂夫さん

  　「この世界の片隅に」のチラシを入手しました！あ、今はフライヤーって言うんでしたっけ！すずさんは、原作の顔のほうが能天気な性格を表していていいなあ。ちょっと可愛らし過ぎ。でも動画になって声も入ってみないとわからないですね。　安倍首相がロシアのプーチン首相との会談に出発しました。何しろ、露出さえすれば何でもあり、という派手な外遊！しかも、顔を出して海外のトップと話をしている姿をテレビで流すだけで支持率が上がるという暢気な国民たち。笑いが止まらないでしょうね！　昨日の東京新聞「本音のコラム」は法政大学教授の竹田茂夫先生でした。「パンとサーカス」のたとえ。権力者の国民掌握方法。全文をいただいてご紹介します。＝支配者から見れば、政治とは民衆にパンとサーカスを与えることに帰着する。今日と明日の生活の不安・不満を物心両面から抑えておけば、支配は安泰だ。　これをやってのけたのはナチスだった。アウトバーン建設等で失業対策を打つ一方で、ナチ党大会やベルリン・オリンピック等の壮大な野外劇から「ハイル・ヒトラー」の敬礼まで、わざとらしい演技や演劇に大衆が参加しつつ自ら観客になるのが効果的なのだ。　党大会の記録映画の観客は、熱狂する大衆の映像の中にいわば自分自身を見いだす。社会運動として効果的な模倣の原理だ。国家や民族は不定形の大衆のアイデンティティー捏造に役立つ。　初期のヒトラーは政治サーカスの道化と見られていたが、支配的メディアが映画からネットやテレビに変わった現代でも、米国大統領選のトランプ現象や最近のベストセラー『帰ってきたヒトラー』は道化と模倣の原理が有効であることを示している。　安倍政権中枢は、実現可能かどうかはさておき、国民の支持を得やすい目標に向かって「動いている」印象が重要だと考えているらしい。　この行動的ニヒリズムはデフレ脱却にさっぱり結果を出さないアベノミクスに見てとれる。　希望出生率１・８や介護離職ゼロなども同断だ。安倍マリオは新しい道化なのか。＝　☆という、竹田茂夫先生でした。　　道化と模倣、熱狂する国民、道化は笛を吹きながら、私たちをどこに連れていこうとしているのでしょうか？わかっているけど、怖くて言えない。考えたくない。　この道化に対抗するには、目くらましに目をやられた多くの人たちの目を覚ますには、どうしたら良いのでしょうか？と、ちょっと悲観的にもなる秋の夕ぐれでございます。

  2016.09.02

• 鎌田慧さん

  　バラのミミエデンちゃんです！時を選ばず「バラのたい肥」というものを多量に与えたので気を良くしたみたいで、たくさん咲いてくれました。明日かんかん照りになると寿命も短いかと思い、切り取って室内に保護♪　さて、安倍首相がアフリカに行って投資を約束してきたみたいで、ＮＨＫもほとんどはしゃいでその尻馬に乗っている。昨日のテレビ欄のＮＨＫ朝のニュースの見出しは「アフリカ市場を狙え」だよ。失礼だし下品だし、「狙え」ってそれで儲けようという意味でしょう？ＮＨＫ関係者の教養を疑っちゃうよね。時の権力の方向を忖度して、お追従を言ってはしゃいで・・・。　今日の東京新聞「本音のコラム」で、鎌田慧さんがこれに関係したことを書いておいでなので、そのままいただいてご紹介します。ああ、安倍首相のあの態度は「夜郎自大」というのか。　＝このひとの尊大ぶった態度はテレビで見るだけだが、ますます鼻につくようになった。アジア、中東などへの原発輸出行脚の後は「最後の巨大市場」アフリカ開発。官民挙げて三兆円を投資すると安倍首相は言明した。　日本が目指すアフリカは「産業化した強靭なアフリカ」という。進出で先んじている中国の向こうを張るつもりのようだが、「強靭なアフリカ」など、日本産業界の期待ではあっても、ほんとうにアフリカ住民の幸せになるのか、立ち止まって考えてもらいたい。　原発輸出や兵器輸出と、安倍政権は平和国家の矜持を捨てて、遮二無二、死の商人になり果てようとしている。　それにたいして、兵器工場や原発工場のなかから、なんの声も上がってこない。　労働者たちはすでに「秘密保護法」でがんじがらめだとしても、自分たちがつくりだす生産物が、他国のひとたちのいのちを脅かし、不幸を与える、ということを想像できないのだろうか。生活のため、という屈服を政府が国民に強いるのは悪政というべきだ。　原発の再稼働、兵器輸出も、自衛隊が発砲するアフリカへの「駆けつけ警護」派遣について、大企業の労働組合は何ら発言していない。それが安倍政権の「夜郎自大」の大国主義と傲慢さを支えている。連合よ、目を覚ませ！＝☆という、鎌田慧さんの「夜郎自大意識を排す」という、本音のコラムでした。日本は文化と平和、美しい花なんかを輸出するだけでいいと、思います！　

  2016.08.30

• 告発の行方

  　バラのミミエデンちゃんです！暴風雨のあと、暴風で首をすくめたものの、雨が気に入ったのか、色濃く健気に咲きました♪　昨日の東京新聞「こちら特報部」さんが、ＮＨＫニュースで「貧困高校生」報道をしたところ、「炎上の異常」事態を引き起こしたことを取り上げていました。このニュースとそれに続く「炎上騒ぎ」について全然知りませんでしたが。　リード文をご紹介します。＝ＮＨＫのニュース番組で子どもの貧困問題を取り上げたところ、番組内で自らの体験を語った高校生を巡り、インターネット上で「この生徒は貧困ではない」などと誹謗中傷が噴出している。この高校生は、食うや食わずの生活ではないが、母子家庭で経済的に苦しく、進学を断念せざるをえない状況に追い込まれている。「炎上」の背景には、貧困の実相を幅広くとらえる「相対的貧困」への無理解と、生活保護バッシングに通じる過剰な自己責任論がありそうだ。＝　というものです。　１８日放送のＮＨＫニュース７。子どもの貧困問題でとりあげた高校３年の女子生徒が取り上げられた。「経済的に苦しく進学をあきらめざるをえない」「パソコンがなく、授業についてゆけず、母が練習用に千円のキーボードを買ってくれた」話など。　放送直後、ネットに「生徒の自宅の映像に１万数千円の高価な画材が映っていた」という匿名の告発があり、ネットが炎上。「部屋にアニメグッズが沢山あった。売ればパソコンぐらい買えたはず」・・・などの書き込みが相次ぎ、一方，この生徒のものらしいツイッターアカウントが「発見」され、日常生活の一部が暴露された。　果ては、自民党の片山さつき議員までもが、ネット上の生徒へのバッシングを受けて「ＮＨＫに説明をもとめ、皆さんにフィードバックさせていただきます！」とツイッターで宣言！　　戸室健作・山形大准教授は、見えない貧困、相対的貧困に対する認識が間違っている現状を訴える。戸室氏はバッシングに乗じた格好の片山氏についても「生存権を定めた憲法２５条の２項を上げ「貧困の解消は国の義務。片山氏の発言はこの条文に逆行しかねず、憲法違反に近い」と言う。　そしてまた「恐らく、この高校生を批判する人たちも低所得なのだろう。『自分たちは不平不満を言わずに努力して頑張っているのだから、おまえも不満を言うな』と反発し、憎悪しているとしか思えない。本来なら、彼らもこの高校生とともに、国に対して社会保障制度の充実を訴えるのが筋ではないか」。と言っています。　デスクメモさんは＝ジャーナリストの安田浩一氏は、ネット上で匿名の陰に隠れ、集団で誰かを罰する行為を「ネット私刑（リンチ）」と名付けた。個人情報を暴かれた方はたまったものではない。誤った情報は確実に打ち消したい。ヘイトスピーチしかり、災害時のデマしかり。報道機関の役割は重要だ。＝　と書いています。　この高校生がこんなひどい世の中に負けずに、できれば、何かの手段を使って進学できればいい、と切に思います。それにしても、片山さつきって・・・・。　高畑淳子の息子の性犯罪。これもまたマスコミの状況判断に乗せられて、母子が叩かれたのちに被害者が叩かれるようになったら、もうどうしようもありませんね。テレビではこの事件について、タレントや芸人や芸人風弁護士なんかが井戸端会議のようなおしゃべりをしていて、「男の性欲の解消法」について「手段が下手だった」というふうな話を、女の若い芸人がうなずきながら聞いていたりして、もう、世も末！　被害者の負った心身の傷について、誰も触れないのは何故でしょう。どいつもこいつも、強いものに尻尾を巻くのが上等、常套の日本になってしまったのでしょうか？

  2016.08.24

• 東京新聞筆洗さん

  毎日夕立がくるので、その水分を利用しようと、アボカドちゃんとハイビスカスちゃんの植え替え＝鉢を大きくする＝をしました。　大きい鉢に買ってきた土を２０センチくらい入れ、その上に鉢から抜いたまんまのを根も崩さずどん！と入れて、周囲にそのへんの土を入れておしまい！丁度夕立が来たけど鉢の表面には届かず、ホースで水道も水をかけました。何事も思い通りにはいかないものです。　去年の３月に食べた後のタネを植えたアボカドちゃんは、１年で１メートル延び、２年目の今年は２メートルを超えています。実がなる・・・なんていう期待はしてないけど楽しみ。しかしいつかは手に余る日が確実に来るでしょう。（例えば大きくなりすぎて冬に室内に入れられないとか）。　さて、今日の東京新聞、筆洗さんがとても面白かったので、そのまま引用させていただきます。＝映画評「やるぞ！内閣改造」（主演、監督・安倍晋三　二〇一六年制作）。▼昨日封切りされた同作は「晋ちゃんシリーズ」の第五弾である。支持率五割を超える 人気シリーズだが、本作で新たな観客を獲得できるかどうか、残念ながら、はなはだ疑問である。▼安倍監督はおそらく森繁久弥主演の「社長シリーズ」などの ファンだろう。「晋ちゃんシリーズ」にも、その強い影響が見て取れる。「社長シリーズ」の森繁社長、専務の加東大介、営業部長の三木のり平の固定メンバー は、「晋ちゃんシリーズ」では、そのまま安倍、麻生太郎、菅義偉らの俳優陣であろう。▼おなじみの顔ぶれ、さほど変化のない筋立て。長年のファンは確かに安 心して見ていられ、一定の動員は見込まれるのだが、新味や意気込みに欠けるのがやや寂しい。▼目を引くのは、勇ましい発言で名を売る中堅の実力派女優、稲田 朋美の防衛相への起用だ。監督としてはシリーズにサスペンスやホラー風味を加えたかったか。一部の保守ファンは熱狂するかもしれないが、国民全員が安心し て楽しめる作品づくりを目指す以上、その役への起用は評価が分かれよう。少なくとも中国、韓国などの市場でのヒットは望めまい。▼国内の興行収入において も、この夏のヒット作「緑の貴婦人」を上回るのは難しいだろう。採点…☆☆★★★（注意深く見守る必要あり）＝☆以上が今日の筆洗さんでした。テレビのワイドショーは、新都知事をいぢめる自民党東京都連のおやじたち、という構図を作ってあてはめようとしているみたいだけど、ちょっとずれてるとは思う。やり手の政治家たちに足元をすくわれないといいけど。テレビも、それに感化される国民も。せめて、新聞、週刊誌にがんばってほしいです。

  2016.08.04

• 上関原発埋立延長許可

  バラのミミエデンちゃんが咲きました！強い日差しですぐだめになってしまうので、切り取って室内に保護。　さて、福島第一の事故を受けて工事が中断されていた上関原発の建設に必要な海の埋め立て免許の延長を山口県が許可したそうです。以下に毎日新聞のネットニュースを引用させていただきます。＝山口県は３日、中国電力が申請していた上関（かみのせき）原発（同県上関町）の建設予定地の公有水面を埋め立てるための免 許の延長を許可し、中国電力の迫谷（さこたに）章副社長に許可書を交付した。その一方で県は、原発の本体工事の着工時期の見通しがつくまでは埋め立てない よう文書で要請した。　東京電力福島第１原発事故後に原発の安全対策を強化した新規制基準が設けられたため、予定通り上関原発を建設するには原子炉設置許可の申請内容を変更す るか、新たに申請し直す必要があり、本体工事の見通しは立っていない。地元住民の反対も強く、今回の許可を受けて、中国電力がすぐに埋め立て工事を始める 可能性は低いとみられる。　（中略）　原子力規制庁に よると、設置許可申請が出ている唯一の新設原発。　ただ福島の事故後の１１年３月、県の要請で埋め立て工事を中断。埋め立て免許期限は「着工から３年以内」のため、中国電力は免許が失効する直前の１２年 １０月に延長を申請したが、県は「国のエネルギー政策上の位置付けの確認」として結論を先送りしてきた。埋め立て免許の新たな期限は１９年７月まで。　（以下略）＝　☆山口県は『原子力政策の国策上の位置づけが不透明』として、中国電力に７回の補足説明を求めて説明資料を受け取ったそうです。　原発に対する国の政策・・・あんな政府に期待しても仕方ないのかもしれない・・・と弱気になってしまいそうだけど・・・何のためらいもなく原発政策を推し進めていた３１１以前の国。それにもめげずに反対運動をしてきた祝島の皆さん。　前にＴＶドキュメントを見た時にショックだったのは、島の人たち（上関町民）も買い物に行く陸地の上関町に『反対派は町に入るな』という看板が建っていたこと。そんな目にあいながらも島の人たちは助け合って反対運動をしてきた・・・３１１の事故で世間の風向きは原発に疑問符を持つようになったけど、前と同じように反対運動を続けていく・・・　今この国で起こっているいろいろな動きにも、日本中の心ある人たちが、それぞれの場面で、やっぱり前と同じくひるまずに思いを発言していく・・・それが何より大事なのではないかと思うのです。

  2016.08.03

• 選挙の後で

  バラのシャイニングアワーちゃんが咲きました。 暑さに負けそうなので、すぐに切り取って室内に保護。　さて、昨日行われた東京都知事選挙の結果は、マスコミの予想通りに小池ゆりこさんが当選しました。しかもまさかの圧勝で。　細川氏、小泉氏、小沢氏のもとで学んできた手法をそのまま生かして言葉にして支持を得たらしい。テレビのニュースでやっていた、グリーンを身に着けた人たちは、どこから湧いてでてきたんでしょうね。　　今日の日刊ゲンダイのツイートでは＝: 安倍官邸サイドは、小池新都知事をうまく取り込んだ方が良いと考えている向きもあり、タカ派の都知事と首相のコンビ誕生で緊急事態条項の現実味が帯びてきます。 記事は本日の2.3面に掲載。日刊ゲンダイは駅売店かコンビニでお求めください。＝とのことです。　小池氏はアラビア語圏内で学生時代を過ごし、その地のことにも詳しく知人も多いらしい。多くの有権者が思いもよらなかったその方面で『タカ派』ぶりを発揮されることが恐ろしい。　　今や世界は狭い。有名な都市「東京」のトップの言動が、世界に広がっているテロの標的に東京も加わる現実味を帯びそうで怖い。願わくば、静かに静かに心を都内にむけて・・・都民の暮らしにのみ心を砕いて都政を行ってほしい・・・と願うのです。

  2016.08.01

• 選挙の後で

  　白い花のトレニアちゃんです！　参議院選挙に影響を与えるのを恐れて（としか思えない）発表を延ばしていた、ＧＲＩＦ＝年金積立金管理運用独立行政法人）の２０１５年度の運用損失が、５，１兆円だったと、２９日に発表されました。　安倍政権が、運用資産のうちの株式投資の割合を多くするようにと指導？した結果です！　以下に東京新聞のウエブニュースよりいただきます。 　＝国民が拠出する国民年金などの積立金を運用する「ＧＰＩＦ」（年金積立金管理運用独立行政法人）が二〇一五年度、約五・一兆円の損失を出す見通しとなったことが、専門家の試算で明らかになった。　（渥美龍太） 　ＧＰＩＦは安倍政権の方針に基づき一四年秋以降、運用資産のうち株式に投資する比率の目安を５０％に倍増させたが、積極的な株式投資が裏目に出た。リスクの高い資産を主軸に年金を運用する政策の是非が問われそうだ。 　損失はリーマン・ショック直後の〇八年度以来の大規模水準になる見込み。ＧＰＩＦは運用成績を例年七月前半に公表するが今年は七月二十九日に発表する。 　試算はＧＰＩＦの運用に詳しい野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストが実施。損失内訳は、外国株式が三・六兆円と最大。国内株は三・五兆円、外国債券も五千億円の損失。一方で国内債券は二・六兆円の利益を計上した。 　ＧＰＩＦは一四年十月に運用基準を変更。国債など国内債券を６０％から３５％に下げ、株式投資（外国株を含む）を２４％から５０％に引き上げた。 だが、一五年度は株式が世界的に下落。一方、マイナス金利導入で国債に購入が殺到し、ＧＰＩＦが減らした国内債券は逆に価格が上がった。 　日本総研の西沢和彦上席主任研究員は「日本の年金はスウェーデンなどと違い、損失が出たときすぐに穴埋めをしない。将来世代への影響を防ぐ仕組みを作らないまま、損益の振れ幅の大きい株式の比率を高めたのは拙速だ」と指摘する。＝　☆これでもか、これでもか、と失政を続ける割には強気の安倍政権とその勢いに呑まれてしまっているような国民たち。　老後の頼みの綱の年金が危ういと知っても怒らないのが不思議。今貰っている人は「多少減っても自分たちは、まあまあ滑り込みセーフかな？」と思い、将来もらえるはずの年金が危うい若い人は「まだ実感がないから、そう深刻にならなくたって・・・・」という暢気さ、かもね。　もう少し、責任感のある有能な政治家を増やし、政治のことを考えることのできる国民を増やすには、どうしたらよいのでしょうか？  

  2016.07.30

• 障がい者福祉

  　相模原市の障がい者施設での殺人は、弱者切り捨ての政治の流れに沿っているような気がしてならない。　今日の東京新聞「筆洗」さんよりいただきます。 　＝「灰色のバス」（グラウエンブッセ）。その大型バスはそう呼ばれた。車体は灰色一色。窓には白い板。その不気味なバスに乗れば二度と元の場所には帰れない。 ▼バスが使われたのはナチス政権下のドイツである。「Ｔ４作戦」。障害者を価値のない生命、社会、民族への負担と見なし命を奪った。犠牲者は少なくとも約 二十四万人。「灰色のバス」は、障害者を殺害場所へと送る「死のバス」だった。▼障害者が殺された後、遺族にはこんな手紙が送られてきたそうだ。＜患者は生 の苦しみに満ちていました。死は幸ある解放と受け止められるのがよろしいでしょう＞。歴史の狂気である。▼なぜ容疑者は「灰色のバス」のハンドルを握ってし まったのか。相模原市緑区の障害者施設が襲撃された事件である。十九人の大切な命が奪われた・・・・≪以下略≫ ２０１５年１２月の日本経済新聞の記事より・・・＝国の障害年金の支給・不支給判定に大きな地域差があるのを是正するため、厚生労働省が来年から導入予定の新しい判定指針について、全国の精神科医でつくる団体が「障害基礎年金を受け取っている精神・知的・発達障害者のうち、１割に当たる約７万９千人が支給停止や支給減額になる恐れがある」との推計を12日までにまとめた。　日本精神神経学会など７団体でつくる「精神科七者懇談会」で、同会は「年金を受給できなくなると障害者は大きく動揺し、症状の悪化や意欲の低下につながる」と指摘。厚労省に柔軟な対応を申し入れた。≪以下略≫　地域差があるのを是正するためとは言っているが、結局は低い所にならす・・・という感じ。　今回の事件、犯人は弱者切り捨ての国の方針に忖度しているように思えてならない。そして今は犯人を糾弾しているように見えるマスコミが、それに倣う意見を忖度して黙ってしまうようなことになったら、灰色のバスが大手を振ってまかりとおる時代になってしまう。　想像するだけでも忌まわしいことだけど、社会に流れる強者の論理があからさまになっている今日この頃。　誰でも弱者になる、誰でも障碍者になる、といっても、想像力をなくした社会で、自分が弱者だと気づかない人が自分より弱い人をいぢめたりして・・・なんだかお先真っ暗！ 　あたたかい政治、やさしい政治を望みます！！   

  2016.07.27

• 都知事選挙

   白い花のバーべナちゃんが、２年目の今年、ピンクになってしまいました。それなりに可愛いです！　さて、東京都知事選挙、長いですね。この間の日曜日が投票日かと思ってましたよ。しかし、アメリカの大統領選挙はもっと大変。アメリカ国民はこういう長い選挙で討議を尽くして揉まれていくのね。　日本人は「どうでもいいから早くしてくれい！」（時代劇の見すぎ？）と、改憲の折もそうなるんじゃないでしょうか？後の祭り。　と、虚無感に浸っていたら大変です、川の向こうの都知事選挙の行方が心配。　東京新聞が１面で『明日を託せるのは誰」と、さまざまなことについて都知事候補に聞いています。たくさん立候補しているけど、３人だけだけど。　都民生活については、みんな似たような良いことを答えていましたが、今日は３候補の考えがはっきり分かれるものでした。　ツイッターなどでは、鳥越さんは都民の生活に立ったことを中心にいうべきという声もあり、当選するにはそれも大事だけど、今日のは、質問に答えて、国の行く末についての考え。　質問のテーマは「戦争と平和」についてです。 　わかりやすく、記者さんがまとめた見出しのみを書きます。＊鳥越俊太郎＝安保法反対の姿勢貫く＊増田寛也＝日米同盟強化が抑止力＊小池百合子＝安保法「遅きに失したぐらいだ」　へーえ、増田寛也氏は、日米同盟強化が抑止力、という考えなんだ。翁長知事の味方になってくれそうもない人だったんだ～。　小池百合子氏は、安保法は遅きに失したぐらいだ、と言っている。東京を、日本をどこに連れていくつもりなのか・・・都民の皆さん、がんば！     

  2016.07.26

• ジャン・ジャック・ルソー

  　涼しいので、バラのオレンジバニーちゃんが元気です。　今日は高血圧で診察を受けている病院に定期検査に行きました。低くて心配なんですけど～！　レントゲンで心臓肥大になってないのを見て、心臓の検査と血管年齢の検査。心電図は以前より短い時間で判断。あっという間！やさしい検査のお兄さんが、「きついと血管年齢が高く出ますからね」とか言いつつ親切にしてくれたので、今までよりも１０歳ほど若返った結果が出ました♪やれやれ。　でも、２年前から４回ほど測っているのですが実年齢よりすごく高いので、今日の結果はまだ不足。せめて実年齢くらいになるまで、もっともっと酢玉ねぎで頑張らねば！　さて、待ち時間に臨床検査技師会というところのＰＲ誌を見ていたら、ジャン・ジャック・ルソー氏の４９歳の時の（仮想）検査結果報告書が載っていました。ベルばらの頃は好きだけど外国名前にうといので、ルソー周辺の頃のことはとんと知識がありません。そういえば昔、教育原理？かなんかの時間にルソーの著作についてレポート提出させられた記憶があるけど霞の向こう・・・。　この小冊子は、なかなか面白くてルソーのは「空想検査」というページなのです。　ルソーについての説明もあります。＝ジュネーブ共和国生まれの１８世紀の社会思想家。幼くして親に捨てられ放浪の末、フランスでヴァラン夫人の保護を受け、のちに愛人となり、別離後もママンと慕った。　４３歳で「人間不平等起源論」、４９歳で「社会契約論」「エミール」を刊行、のちの市民革命や人民主権思想に大きな影響を与えた。「エミール」の教育論は『子どもの発見』として学問的意義を有するが、自身は下宿屋のエリーゼとの間の５人の子どもを孤児院に捨て子。「逆説と矛盾」の人と言われる。６６歳で没。　ルソーの書いた「社会契約論」には、彼の理想の社会が書かれているらしい。＝「各構成員の身体と財産を、共同の力のすべてをあげて守り保護するような結合の一形式を見出すこと。そうしてそれによって各人がすべての人々と結びつきながら、しかも自分自身にしか服従せず、以前と同じように自由であること。」　これこそ根本的な問題であり、社会契約がそれに解決を与える。＝ 　 なるほど～♪ルソーの悪口言い合い好敵手ヴォルテールも登場！この２人は１７７８年に相次いで亡くなったんですって！　ところで、編集の方から、ルソーのこんな言葉の紹介もありました。＝ルソーは当時の議会制民主主義をこう喝破しました。本年、１８歳選挙権で初めて１票を投じる若者にも参考になりそうな内容です。『イギリスの人民は自由だと思っているが、それは大間違いだ。彼らが自由なのは、議員を選挙する間だけのことで、議員が選ばれるやいなや、イギリス人民は奴隷となり、無に帰してしまう。その自由な短い時間に、彼らが自由をどう使っているかを見れば、自由を失うのも当然である。』＝　☆天才と狂気のルソーさん！極東のこの国にさえも、今に通じるこの言葉！鋭いやおまへんか！♪

  2016.07.21

• 斎藤美奈子さん

   暑さに強い夏の花、凌霄花＝ノウゼンカズラが咲きはじめました。苗はお隣から勝手に根がやってきて、地植えになっていたのですが、ものすごい勢いで大きくなってしまい、ＮＨＫの「趣味の園芸」でも植木鉢でも良いと言っていたので、カットして植木鉢に入れてみました。去年は黄色っぽい花が少ししか咲かなかったけど、たい肥を入れたら今年は濃いオレンジ色に♪丈夫できれいな花は大好き♪　　今日も、東京新聞より斎藤美奈子さんの本音のコラムから引用させていただきます。題は「信用できない」です。＝国民投票でＥＵからの離脱派が勝利したイギリス。投票のやり直しを求める署名が四百万人分集まったとか。正式な離脱通知は先送りにするとか、「まさかの結果」にみんな大騒ぎ。　一方、大統領選でドナルド・トランプ氏の共和党候補者指名が確実になったアメリカ。こちらも「まさかの結果」ではあり、英米の異変の類似を指摘する声も多い。　事情をよくわかっていないバカな国民がいいかげんな選択をしてくれた結果がこれだよ、どうしてくれる、という人。いやいやこれは生活にあえぐ民衆のエスタプリッシュメントに対する反乱なんだよ、過小評価すべきではないよという人。　どちらが正しいのか、私には判断できない。ただ、今日の社会では「まさかの結果」がまま起きる。　いいかえると、民衆の動向を正確に予測できる専門家が（為政者であれメディアであれ政治学者であれ）きわめて少なくなったということだろう。　ここまで「まさか」が続くと、米大統領選でヒラリー・クリントン氏にトランプ氏が勝つ可能性も高い。なにしろ専門筋は予測をことごとく外してきたんだからね。　では本邦の参院選はどうだろう。　「改憲派が三分の二をうかがう勢い」とかいっているけど、外してばかりの予想屋さんは信用できません。対岸の火事に騒いでいるけど、こっちの火事も相当なんだぞ。＝☆という、斎藤美奈子さんでした！ 　そう、思いがけない、いろんな場所で、思いがけない炎がメラメラと燃え上がっているような気がします！

  2016.06.29

• 宮子あずささん

   グロリオサが咲きはじめました。１０年くらい前、田舎の道の駅で確か球根３個で百円で購入。それから植木鉢に植えたままなのに毎年毎年元気に芽を出し、咲いてくれます。これなら３個五百円でも安いくらい。手間いらず。葉っぱの先にツルが出て棒にからまったりするのは、異質な感じだけど。　さて、イギリスのＥＵからの離脱国民投票。こういう結果になるとは、離脱に投票した人たちも戸惑っているというニュースも聞こえてきます。ＥＵへの離脱じゃなくて政府への不満がこういう投票行動になったとも。国民投票の危うさ・・・ですね。　今日の東京新聞「本音のコラム」は宮子あずささんが「国民投票の問題」として書かれています。文章をそのままいただきます。＝世界中が注目した英国の欧州連合（ＥＵ）離脱を問う国民投票は、僅差でＥＵ離脱が決まった。　これは「国民の選択」と呼ばれるものの、言うまでもなく、国民の総意ではない。今回のいきさつを見て、改めて国民投票の問題について考えさせられている。　まず、投票率の問題。今回の投票率は７２，２％と関心が高かった。それでも、棄権は３０％近い。投票率がさらに低かった場合、国の行く末を決める大問題を、一部の投票した人だけが決めたことになってしまう。　次に死に票の問題。今回残留に投じられた票は４８，１％だった。選挙において落選者に投じられた票を死に票という。見方を変えれば、今回のような僅差では、半数の人にとって、不本意な選択がなされている。結果に民意が反映されると言いきれないのは、議員の選挙と同様である。　さらには、結果の妥当性の問題。投票する人に判断力が備わっているとは限らない。質の悪い政治家がいるからといって、政治家よりも国民のほうが適切な判断をするとも限らない。同様の指摘は、すでに裁判員裁判でもなされている。　国民投票には一般の選挙と変わらぬ問題がある一方、影響はあまりにも大きい。　参議院選挙の結果によっては、改憲を問う国民投票も現実味を帯びる。発議以前に、十分な議論が行わなければならない。＝☆という、宮子あずささんの「本音のコラム」でした。　遠い海の向こうの国の話だけど、他山の石、としっかり肝に命じねば！そして・・・「消える年金」が現実味を帯びてきたのも怖い。嵐の中の木の葉舟みたいな日本のかじ取り、あの人たちにまかせていて大丈夫？  

  2016.06.27

• 沖縄県民大会

  　大型バケツで育てているミニトマトちゃんが色づきはじめました♪ 一個だけ味見したら皮も柔らかく美味しかったです！　昨日の沖縄県民大会についての東京新聞の社説をご紹介したいと思います。題は「耳傾けるべき声がある」　　　です。＝米軍犯罪の犠牲者を二度と生み出さない。沖縄の県民大会で表明された人々の願いと覚悟だ。沖縄に基地を集中させている日米政府はもちろん、私たち国民全体が沖縄の声に耳を傾けるべきだ。 　うるま市の二十歳の女性が元海兵隊員の軍属に殺害され、無残な姿で発見されてから一カ月。大会では多くの人から苦しみが語られた。若い命を守れなかった悔しさや怒り。「被害者は私だったかもしれない」と、女性の感じた恐怖や悲しみに共感している。 　一九九五年の少女暴行事件から二十年がたっても、相変わらず米軍関係者の犯罪が繰り返されてきた。事件や事故のたびに日米両政府が示す再発防止や 綱紀粛正の策は小手先だった。今回もそうだ。日本側は警察官を増やしてパトロールを強化したり、街路灯を増やし、米側は米兵らに飲酒禁止を求めた。これが 県民の怒りや苦悩を理解した対応なのか。県民の要求とはあまりにかけ離れている。 　米軍に特権を与えている地位協定についても、今回は軍属が公務外で起こした事件であり、直接捜査の障壁になっていないとして、抜本改定はしないという。 　だが、翁長雄志県知事は異を唱える。基地の外で起きた米軍関係者の事件をすべて日本の司法で裁くなど、不平等な協定を対等な内容へと抜本改定を求 める。全基地撤去を求める世論も膨らんでいる。辺野古新基地建設に反対する運動に象徴されるように、沖縄社会は変わった。大会決議で「海兵隊撤退」が掲げ られたように、「基地の整理縮小」のレベルで県民の心はもう収めきれない。 　県民大会は超党派による開催が探られたが、調整は難航した。辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄会議」の主催では参院選への影響もあるとみたのだろう。辺野古への新基地移設を容認する自民や、政権与党の公明は参加しなかった。 　問題なのは、このように沖縄の人々を分断させているのはだれなのかということだ。米軍犯罪の本質は、日米安保のために、在日米軍施設の大半を沖縄に集中させてきた基地政策にこそある。 　七十一年前の今頃、沖縄は壮絶な地上戦の最中にあった。戦後は米兵らの犯罪や事故も問えない、治外法権に泣かされてきた。この不条理な歴史を終わらせたい。 　県民大会に連帯し、国会前など四十一都道府県で市民集会が開かれた。沖縄の問題に閉じ込めず、日本全体で、わが事としたい。＝  ☆本当に、日本全体が自分たちのこととすることが、問題解決するための道だと思います！  

  2016.06.20

• 赤川次郎さん

   今日は、田舎の老人の食糧補給に行きました。田舎の道の駅で買ってきたアジサイです。家にはない素敵な紫陽花が５種類くらい花束になって１２０円でした！♪挿したら根っこが出るかな？　でも、農産物が少なくて、お客さんはいっぱい詰めかけているのに、買いたいものがあまりないのね。数年前までは生産者さんたちも元気だったんだろうけど、もう疲れたのかもしれない。　今日も東京新聞からご紹介。赤川次郎さんの「新聞を読んで」です。＝湯水のごとく税金を投入してサミットの宴は終わった。＝　という書き出し。その宴は途方もない設備費人件費をかけて、結局は安倍首相の消費税増税延期とオバマ大統領の広島訪問に並んで立つパフォーマンスに利用されただけだった・・・と。　そして相変わらず日本のジャーナリズムの反応は鈍い。　言葉を軽んじる安倍政権。赤川さんは＝安倍首相は、消費税増税の延期を「アベノミクスの失敗」とは認めず「新しい判断」と表現した。これが通じるなら政治家の辞書に「約束」の文字はないことになる。＝　と書き・・・若者たちへのメッセージを。＝若い世代に言っておきたい。未来は変えられるのだ。　原発事故の放射能で、生まれた土地に住めなくなるなんていやだ！ 　戦争に行かされて、人を殺すのも殺されるのもいやだ！　体をこわすほど働いても普通の生活ができないなんていやだ！　既得権にあぐらをかいている大人たちへ「ＮＯ！」を突き付けてあわてさせる。痛快じゃないか。さあ始めよう。＝　☆赤川次郎さんの励ましが、多くの若い世代に届きますように。もちろん、赤川さんはじめ（心ある）大人たちも 応援し、見守っています！始めてください！！

  2016.06.12

全670件 (670件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 14 >