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カテゴリ:現代社会
グロリオサが咲きはじめました。10年くらい前、田舎の道の駅で確か球根3個で百円で購入。それから植木鉢に植えたままなのに毎年毎年元気に芽を出し、咲いてくれます。これなら3個五百円でも安いくらい。手間いらず。葉っぱの先にツルが出て棒にからまったりするのは、異質な感じだけど。 さて、イギリスのEUからの離脱国民投票。こういう結果になるとは、離脱に投票した人たちも戸惑っているというニュースも聞こえてきます。EUへの離脱じゃなくて政府への不満がこういう投票行動になったとも。国民投票の危うさ・・・ですね。 今日の東京新聞「本音のコラム」は宮子あずささんが「国民投票の問題」として書かれています。文章をそのままいただきます。 =世界中が注目した英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票は、僅差でEU離脱が決まった。 これは「国民の選択」と呼ばれるものの、言うまでもなく、国民の総意ではない。今回のいきさつを見て、改めて国民投票の問題について考えさせられている。 まず、投票率の問題。今回の投票率は72,2%と関心が高かった。それでも、棄権は30%近い。投票率がさらに低かった場合、国の行く末を決める大問題を、一部の投票した人だけが決めたことになってしまう。 次に死に票の問題。今回残留に投じられた票は48,1%だった。選挙において落選者に投じられた票を死に票という。見方を変えれば、今回のような僅差では、半数の人にとって、不本意な選択がなされている。結果に民意が反映されると言いきれないのは、議員の選挙と同様である。 さらには、結果の妥当性の問題。投票する人に判断力が備わっているとは限らない。質の悪い政治家がいるからといって、政治家よりも国民のほうが適切な判断をするとも限らない。同様の指摘は、すでに裁判員裁判でもなされている。 国民投票には一般の選挙と変わらぬ問題がある一方、影響はあまりにも大きい。 参議院選挙の結果によっては、改憲を問う国民投票も現実味を帯びる。発議以前に、十分な議論が行わなければならない。= ☆という、宮子あずささんの「本音のコラム」でした。 遠い海の向こうの国の話だけど、他山の石、としっかり肝に命じねば!そして・・・「消える年金」が現実味を帯びてきたのも怖い。嵐の中の木の葉舟みたいな日本のかじ取り、あの人たちにまかせていて大丈夫?
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最終更新日
2016.06.27 19:19:31
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