食の安全
公園のキンランが咲きはじめました。 TPP交渉が進んでいるらしい。米の輸入量での応酬ということらしいけど、我が家周辺では近隣の農家での米の価格が暴落。安くしてもまだ売れないであまっていると嘆いています。 なのに、米国からのご無体な要求にも増して、オーストラリアからの米輸入の数量も決めるんですって!自民党大好き農協さんが怒らないのが不思議。米が取れる日本が米を買うことで、新興国の人たちに回る米が不足することも心配!昨日のツイッターのつぶやきにこういうのがありました。= 自衛隊をアメリカに差し出す、TPPで大幅に譲歩する、この二つのご褒美にアメリカは、安倍首相の米議会での演説と戦後70年の談話の内容とに安倍晋三の 歴史修正主義的主張を少し容認する。それで中国がより日本に反発して日本はさらに孤立、そして日本はますますアメリカの思うままとなる。負けたね。= 世界各国に対して「飛んで火に入る夏の虫=かもねぎ」JAPAN。 ○子さんのブログに、TBSラジオ、たまむすびの町山智浩さんの映画解説がありましたので、ちょっとコピペさせていただきます。もうたくさんだ=Fed up=という映画。 アメリカ人の6分の1が肥満で糖尿病で栄養失調である。その人たちは、買い物をするスーパーがもうからないので撤退して、買い物する場所が近くになく、糖質が多い保存食しか食べられない、また野菜は高くて食べられない貧困層に多い。 そういう大手メーカーが入り込んでいる学校給食では、ピザ、コーラ、キャンディなどが普通に。以下に書き起こしをコピペ。(野菜や穀類などの食物繊維を含んだものを給食に導入することにに反対する栄養士会。) =(町山智浩)そう。栄養士協会が栄養のある食べ物に反対してるんですよ。アメリカは。これは、栄養士協会の年間の運営資金1000万ドルのうち、半分は冷凍ピザの大手とかですね、ジャンクフード企業からの寄付で成り立ってるんです! (赤江・山里)えーっ!? (町山智浩)だから栄養士協会、いままでずーっとアメリカの学校給食をやっていたにも関わらず、ほとんどジャンクフード。75%ジャンクフードだったのは彼らがジャンクフード会社からお金もらって食っているからなんですよ。 (赤江珠緒)アメリカ、大丈夫ですか? (町山智浩)これね、ミシェルさんもよく調べてなかったらしくて。今回の栄養士協会のものすごい攻撃に対してびっくりしてですね。『こんなことがどうして 起こるの!?』とか言ってるんです。もっとよく調べておけばわかったことなんですよ。それだけじゃなくて、ミシェル・オバマさんがやっている『Let’s move』っていう肥満対策運動自体に資金を出しているのもジャンクフード会社なんです。 (赤江・山里)ええっ!? (町山智浩)ミシェル・オバマさんがこの運動をやるよって言った時に、彼らは潰すんじゃなくて、逆に内部に入り込んでお金をつぎ込むことによって、ジャンクフード排除をできないようにしたんですよ。 (赤江・山里)はー! (町山智浩)だから、75%のジャンクフードが入っているわけですよ。給食に。そのままの形で、彼らがヘルシーな給食を提供するっていう形にしかできない ようにしたんですよ。だから、たとえばこうなるんですよ。コーラを提供していた会社があって、コーラがダメだって禁止された。じゃあウチは100%果汁の オレンジジュースも出しているから、そっちを導入しますっていうやり方をするんですよ。 (赤江・山里)あー、なるほど。 (町山智浩)でも、結局その企業は入ったままなんですよ。給食に。でも本当は100%オレンジジュースっていうのはいちばん危険なものなんですよ。糖分の 量がものすごく多い上に・・・要するに自然界には全て、繊維が入ってるんですね。糖を摂ろうとすると。完全な糖質のまま純粋に存在する食べ物って、世の中 にはないんですよ。実際には。だから、果物を食べると一緒に繊維も摂るから。繊維も摂るとゆっくり吸収されるんで、すべてゆっくりエネルギーになるんです ね。ところが、繊維を取り除いたジュースは糖分だけが入るんで、体の中でいきなり、大量に吸収されてしまって。消化できないからほとんどが脂肪になっちゃ うんですよ。 (赤江・山里)へー! (町山智浩)本当だったら同じカロリーであっても、じっくり何時間もかけてエネルギーになるのに。燃焼できるのに。燃焼できないで、全部脂肪になっちゃうんですよね。だから、100%ジュースってダメで。繊維が入ってないと意味がないんですよ。 (山里亮太)そっか。そんなことをわかってても、でも止められないんですね。お金もらっているし。 (町山智浩)止められないです。栄養士協会がだって・・・ (赤江珠緒)いちばん止めるべきところが。 (町山智浩)そうそう。この『Let’s move』っていう運動自体に大量にコーラ会社とか入っちゃってるから。ピザ会社とか。で、彼らは『我々は提供し続けますが、ヘルシーなものを提供しますよ』って言って。受注量だけは減らないようにしてるんですよ。 (山里亮太)これがわかったから、もうスポンサーはいいですって切って、自分たちでちゃんと正しい方に行くってことはできないんですか?もう。 (町山智浩)できないんです。だからもう、ミシェルさんは完全に骨抜きにされた状態になっていて。ただイライラしているだけなんですけども。だからこれで もっとすごいのは、下院を通ったっていうのは、下院って共和党が支配してるんですね。共和党の議員が支配してるんですけども。共和党の議員っていうのはほ とんどが南部から来てるんですよ。南部っていうのはいちばん貧しくて、肥満が多い地帯なんですよ。 (山里亮太)はい。 (町山智浩)だから彼らは自分たちの出身している州で肥満が多いってこと自体、解決しようとしないで。要するにフード産業とかの言いなりになってるんです ね。で、もう一つ彼らが守っているのはフード産業だけじゃなくて、穀物産業とかなんですよ。実際は。で、こういった穀物が安くなっているっていう現状って いうのはなぜ存在するかというと、大量の補助金がアメリカ政府から出ているからなんですね。穀物に対して。 (赤江・山里)うん。 (町山智浩)で、アメリカの農業補助金ってほとんどが穀物に費やされるんですよ。84%ですよ。補助金の。で、残りの15%は畜産なんです。牛肉なんです よ。野菜には、ほとんど行かないんです。なぜならば、コーン、とうもろこしであるとか小麦っていうのは、牛肉もそうですけど、コングロマリットが存在する んですよ。巨大メジャーがいるんですよ。で、ものすごい圧力団体なんですよ。 (赤江珠緒)あ、票になると。 (町山智浩)そう。だから、とうもろこしなんて生産者原価ってタダ同然なんですよ。で、補助金で暮らしてるんですよ。だから彼らはものすごい力を持ってい るので。野菜は力を持っていないんで、こうなってるんですね。で、どうなったか?っていうと、最近のアメリカ議会で『ピザは野菜である』って採決されたん ですね。 (赤江珠緒)えっ?ちょっと待って!? (町山智浩)要するに、ピザが排除されちゃうから、『ピザにはトマトソースが入っているから野菜なんだ』っていうことでもって、無理やりこの法律から排除されないようにしたんですよ。下院議会が採決したんです。ピザが野菜だっていう。 (山里亮太)えっ、それ、上院は通らないですよね? (町山智浩)もう、なんでも通しちゃうんですよ。金が動いてるんだもん。裏で全部。 (山里亮太)はー!すげーな、それ! (町山智浩)それがアメリカだっていうのが、この『Fed Up』っていう映画で。まさに『Fed Up』。もうたくさんだ!うんざりだ!っていうか、どうするんだ、これ?っていう映画でしたね。(以下略) ☆ 食の分野だけでなく、あらゆるシステムがこういうふうなんでしょうね。恐いよお!アメリカ!TPP,今からでも降参してかえってくればいいのに。でも、甘利の交渉って「やらせの茶番のような気もする。がんばったけどだめでした」という。 しかし、こういう映画を作れる人がいる、というのもアメリカ!やってみんさい!日本の映画人!