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カテゴリ:アーティスト系
昨日「屋根の上のヴァイオリン弾き」の公開稽古にお邪魔した。
劇中の3つのパートを観させて頂きました。 幕開きの「トラディション」 演出の寺崎秀臣氏がテヴィエ(市村正親)の代読みで始まりました。 まず、びっくりしたのがその寺崎氏の声の良さ、役者顔負けの渋さです。 そしてその表現力、素読みではあるけれど、テヴィエの心は伝わってきます。 その表現に感化され出演者が舞台へ登場、手に手を取って踊りながらの登場です。 この舞台のテーマのひとつは「しきたり」です。 この「しきたり」を振付の真島茂樹氏が分かりやすく、 そして象徴的に踊りのあちらこちらで表現されています。 上を向く、下を向く。 そのひとつひとつに真島氏の美しさへのこだわりが感じられました。 二つ目の三人姉妹のシーン「マッチメイカー」 ホーデル(大塚千弘)とチャヴァ(吉川友)、二女、三女の仲がとても良い。 息吹の合った掛け合い、表情が素敵でした。 その二人を長女ツァイテル(水夏希)が歌を通して見事にリードしている。 この三姉妹は見ていて、とても微笑ましい。 ラストは勿論「サンライズサンセット」 歌唱指導の泉忠道氏から我々オーディエンスへ指導があり、 みんなで合唱。 泉氏の「場」を巻き込む力が楽しかった。 演出の寺崎氏がこの曲はどこかメランコリックで、ノスタルジックではあるが 結婚式の曲だと説明があった。 夕暮れから、夜、そして朝へと一晩中かけて祝うのだ。 そこには子孫繁栄への願いと、ユダヤの人々の思いがあるのだと思いました。 最後のボトルダンスは劇場で見るより、すぐ近くで行われるので、 頭の上のボトルがゆらゆらして、落ちやしないかとひやひやしながら 見る事が出来ました。 稽古場だからこそ、感じる、この臨場感。 たまりません! 鳳蘭さんの存在感は言うまでもありません。 稽古場でもオーディエンスへのサービスを忘れません。 あなたの笑顔はとても素敵でした。 体調に気を付けて、いつまでも舞台でみんなを幸せにしてくださいね。 最後に東宝演劇部のみなさん 本当にありがとうございました。 3月5日~29日 日生劇場にて上演 「屋根の上のヴァイオリン弾き」 http://www.tohostage.com/yane/index.html にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.18 10:55:54
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