砲台跡は直径10mほどのすり鉢状。旧海軍が据えた高射砲のコンクリート基礎は、ほぼ原形を保ったまま、標高204mの砲台山(本当は大塚山という名前らしい)山頂にありました。04月05日の
「南関東低山つなぎの旅14日目」でのこと。
事前に知っていたので砲台跡だと分かりましたが、知らなければ一体何なのか分からなかったかも。ハイキングコース上にあるものとして相応しくないと考えているのか、解説板を立てるのが好きなお役所が、なんにも設置していません。
「三浦アルプス」南尾根から畠山に向かう途中では、「東京湾要塞第一区地帯」と刻まれた海軍標柱を見ました。戦前は帝国海軍の、現在は海上自衛隊および米海軍の基地が置かれる横須賀市。あちこちに軍関係の遺構が残っているようです。
久里浜から乗った京急電車は、米軍人と思われる外国人の姿を多く目にしました。車内には立っている乗客がかなりいるにもかかわらず、米兵の座る両側の席は空いていました。03月19日に起きた
米兵によるタクシー運転手殺害事件の影響だったのでしょうか。