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「歩きつなぎの旅」の記録

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きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
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2024.04.02
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2024年04月02日(火)快晴


東京では3月29日にサクラの開花の発表があった。満開予想は4月5日とのこと。今回歩くのは、文久元年(1861年)板「京橋南築地鐵炮洲絵図」のうち、現在の中央区銀座5~8丁目に当たる地区。08:15 数寄屋橋交差点 、【 江戸切絵図歩きめぐり 第45回 】を歩き始める。

切絵図に「新シ橋(三原橋)」と「木挽橋(一ノ橋)」が架かっているのが「三十間堀川」。堀割の東側が木挽町で、北から南へ帯状に一丁目から七丁目まであった。五丁目と六丁目(現在の銀座6・7丁目)には山村座・河原崎座・森田座などの芝居小屋が並び、芝居町として知られていた。



「森田座跡」解説板によると、万治3年(1660年)森田座は木挽町五丁目に開場した。堺町の中村座・葺屋町(ふきやちょう)の市村座(ともに現在の中央区日本橋人形町)と森田座は、江戸町奉行から興行を許された芝居小屋で、「江戸三座」といわれた。天保の改革に伴う綱紀粛正により、天保13~14年(1842~43年)三座は猿若町(現在の台東区浅草)へ移転させられた。



切絵図に「狩野勝川」とある。「狩野画塾跡」解説板によると、幕府の御用絵師を務めた狩野四家のうち、木挽町狩野家が当地に屋敷地を拝領、画塾を開いた。四家(他の三家は鍛冶橋・中橋・浜町)のなかで、木挽町狩野家が最も繫栄したという。



木挽町狩野家の画塾の向かいに、嘉永4年(1851年)佐久間象山が私塾を開いた。「佐久間象山塾跡」解説板によると、塾では兵学および砲術を教授し、海防方策の講義などが行われた。嘉永6年(1853年)改正の金吾堂板切絵図には「佐久間修理(しゅり、象山)」の名前が見られる。

切絵図に「築地川」と橋が描かれている。橋名が記されていないのが「万年橋」。「二ノ橋」には「采女(うねめ)橋」の別名がある。采女橋解説碑によると、江戸時代前期この辺りに松平采女正(うねめのかみ、伊予国今治藩松平家、譜代)の屋敷があったことに、橋名は由来する。



享保9年(1724年)松平采女正の屋敷は大火により焼失、麹町へ移転した。跡地は火除地になり、俗に「采女ヶ原」と呼ばれた。切絵図には「采女ヶ原馬場」とある。馬場ではあるが、周囲には講釈や浄瑠璃の小屋・水茶屋などが軒を並べ、歓楽地として賑わった。



切絵図に「金春(こんぱる)屋敷」とある。「金春屋敷跡」解説板によると、金春座は幕府直属の能役者四家(金春・観世・宝生・金剛)のひとつで、寛永4年(1627年)屋敷を拝領したという。寛永9年(1632年)に作成された武州豊嶋郡江戸庄図には「金春七郎」の名前が載っている。



切絵図の「汐留川」に「新橋」が架かる。東海道の橋として、慶長9年(1604年)頃に新橋(あたらしばし)が架けられた。「芝口御門跡」解説板によると、宝永7年(1710年)朝鮮通信使の来朝に備えて新橋北詰に枡形門の「芝口御門」が建設され、橋名は「芝口(御門)橋」に改称された。



享保9年(1724年)芝口御門は焼失。門は再建されず石垣も撤去され、橋名は芝口橋と通称の新橋が併用された。新橋(しんばし)が正式名称になるのは、明治維新後のこと。09:15 千代(せんだい)橋、【 江戸切絵図歩きめぐり 第45回 】はここで終わり。


数寄屋橋交差点 → 千代橋 : 4.6 km( 江戸切絵図歩きめぐり累計 134.6 km )






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Last updated  2024.04.03 09:09:15
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