|
カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第1159号 カール・ロジャーズ ~カウセリングの原点~ 著:諸富祥彦 発行:㈱KADOKWA 第2章 「カウンセリングにおける変化の過程」の発見 ロジャーズは言う。「私が長いこと実感し、学び続けている基本的なことの一つは、ある行動が価値があるとか、するに値する、と感じれるのであれば、それは実際におこなyに値する、ということである。別の言い方をすれば、私は知性よりも、ある状態について自分という生命体全体で感じることの方が、より信頼値する、ということを学んできたのである」 ロジャーズは、職業生活を送っていくなかで、他の人から「それは馬鹿げている」と言われたり、自分自身でも「私は愚かなのではないか」と感じて疑問に思うことがしばしばあったという。決して、最初から確信に満ちて生きてきたわけではないのである。 そしてそのような時には、ひどく孤独を感じたり、自分は馬鹿げてことをしているのではないか、と疑念に駆られることもあったという。しかしそれでも「正しい、と感じられる方向に進んできた」。それを決して後悔していないという。 「自分の内側の非知性的な感じる力(sensing)を信頼することができれば、知識が働き始める。実際、それが正しい、とか、ほんとだ、と感じられたこそ、私は慣習にとらわれない道を進んできたのである」 そんな生き方を貫いていくうちに、ロジャーズには次第に理解者が現れはじめた。5年経ち、10年経つうちに、賛同者や協力者が現れて、孤独を感じることはなくなってきたというのである。 ロジャーズは、自分の生命体全体としての知恵、「内臓感覚知」に従うことで、自分自身をより意味ある方向に導いてきたのである。 ここでロジャーズが言う「生命体全体としての知恵」を精緻化した独自の展開をおこなったのがジェンドリンである。上の引用でロジャーズが、「自分の全体的な反応」「重要な意味を持つように感じられる曖昧な考え」「こうした不明確な考え勘」と言っているもについてジェンドリンがは、インプライング(暗黙に含意する)という概念で説明する。 私たちがこれから最善の形でなしうることは、意識的に明確にはわかりはしないけども、私たちの内側の「曖昧な感じ」において、暗黙のうちに含意されている。私たちがこれからどうするか、どうしうるかは、そこに「インプライングされている(暗黙のうちに含意され示されている)」のである。 と著者は述べています。 私も今のNPOの活動をし続けて、しだいに自分という生命体全体の知恵、「内臓感覚知」に従うことで、今の自分自身をいつの間にか作っていた。時には迷い孤独感に襲わた時もあり、迷い、悩み、「間違では」との恐怖感もあったが、、既成の知識よりも自分の中の「内臓感覚知」を信頼することを選んで、今の自分があるのです。 自分という生命体全体の知恵、「内臓感覚知」に従うことが、私の人生を謳歌しているのです。私は、自分の中の生命体全体を信じることだ思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.19 06:06:43
コメント(0) | コメントを書く
[心理学 メンタル 悩み、読書] カテゴリの最新記事
|