カテゴリ:美味しいお店
episode1から続く…
『Sakanaya』という名のイタリアン。 ここでも、一緒なのだ。 お店に着いたのは…。ランチ、オーダーストップの少し前だった。 私達の前に先客が、3組待っていた…。 私達が、入り口に入ってきたのに気がつくと…。 ランチのメニューを持ってきて、 「大変恐れ入りますが、少しお待ちいただけますか?お待ち頂いている間に、こちらが当店のランチメニューになっておりますので、いかがですか?」 と”スーパー笑顔”で対応してくれる。 「待ちます…。待ちます…喜んで待っちゃいます。30分でも1時間でも…」 と答えたくなっちゃうような気持ちの良い笑顔と受け答えの爽やかさなのだ…。 40分前に『Zona ITALIA』で、パスタのランチセット(前菜盛り合わせ、お好きなパスタ、パン、サラダ、デザートの盛り合わせ、コーヒー)食べてきたばかりで、また食べるのだ…。 「仕事とはいえ、そんなに食えないぞぉ~」てな状況…。 少し軽めに注文すると、あれこれと親切に丁寧にお薦めをしてくれた。 ぎぶあっ~ぷ! 「ごめんなさい…。今、姉妹店の『Zona ITALIA』で食事をしてきたばかりで…。実は、東京から、お店を見に来た訳で…」 な~~んて、素性まで話さなくても…。 あれれ…? 彼女は、「同業者?私達の一体何が知りたい訳?」 なんて顔も感じも、全くしない…。 「あぁ、そうなんですか!『Zona ITALIA』には、私も2ヶ月前まで、働いていたんですよ…。どうでしたか?」と完全にウェルカム状態…完璧に嬉しそう…。 あれれ?? 同業者って聞くと殆どの人は、一種の緊張感を持つのだけれど…。 全く、そんな気配は無い! むしろ、余計に親しみを感じたのか、親切に色々話してくれる…。 何から、何までが、心地よい感じで、お節介な感じは全くしない…。 宮島口の”オー・ソレ・ミオ”という姉妹店に行っても、メニューや料理の違い、店内の内装や客席数、スタッフのユニフォームの違いはあっても全くスタッフの笑顔やサービス等のポリシーは、全く変わらない…。 スタッフ全員が同じ方向を向いて、仕事をしているのである。 2日半の日程で、この系列店を時間がある限り渡り歩き、食べ歩いた…。 その結果、このようなエピソードが続出してくるのである。 凄いことだ…。 これは、なかなか出来ることではない…。 スタッフだけが、その方向を見ているのでは、これは、決して出来ることではない…。 キチンとそれが出来る環境を作り作ろうとしているから、出来ることなのだと思う…。 会社全体がひとつの方向を、しっかりと見つめて皆で頑張り、皆で実行している…。 オイラも今まで、頑張って目指した事があるけれど…。 レストラン営業は、単なる『夢工場』ではない…。 営利目的が必ずからみ、あらゆる経費削減や利益確保の為に、夢はそっちに置いといて…。 てなことになるのだ。 東京で、出来るだろうか??? 「お腹すいたの…。疲れたの…」って… あっち向いてホイッ!ってのが精一杯か…? (写真は、Sakanaya の外観です) 応援してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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