カテゴリ:美味しいお店
昨年の広島出張を仕事が山積している状況で快く快諾したのには、ある理由があった。
宮島口にある。『あなごめし うえの』を訪ねる事が出来るからだ。 『2004_Sept.in 広島』のエピソードの舞台となったMaple Cityと言う会社の5店舗の事など…その時 のオイラには… 「なんでイタリアン・レストラン視察なのに…。広島なの???」 …てな感じで、上の空… (全く期待していなかった分、感動しまくりで幕を閉じたのだが…『2004_Sept.in 広島』参照) 広島…と聞いて…”広島風お好み焼き”なんて…ありきたりの連想ゲームの答えなんて浮かばなかった。 その時のオイラの脳裏に閃いたのは… ”広島”と聞いて…『あなごめし うえの』であった。 NHKの再放送か何かのドキュメンタリー的な番組で『あなごめし うえの』を取り上げたのを、たまたま 見て… 「へぇ~~~~!行ってみたいなぁ~!」 「広島の宮島かぁ~」… 「ちょっと遠すぎるかも…」 …と思っていたのである…! ”広島”!?と聞いて… 広島=あなごめし それほどまでに、食い物に対する執念的な強烈な印象をもっていたのだ。 出張が決まってから…というもの、まるでうなされているかのように… 穴子めし…アナゴめし…あなごめし… そのテレビ番組でやったその内容は、それほどまでに魅力的に映り… 「喰いてぇ~!あなごめし!」てな感じで… すぐさま、”名前をつけて保存!” 何のためらいも無く、頭の中の”マイ ドキュメント”にしっかりと保存されたのだった。 宮島周辺の砂地で取れた手釣りのアナゴ… その穴子の腹は、真っ白で黄身がかった部分がほとんどない…。 砂地で育つと実が柔らかく繊細な味わいになるという…。 岩場で育つ穴子は、腹の色が黄色になる。 使う穴子にも大変なこだわり様なのだ。 その”あなごめし”を作る工程も実に手が込んでいる…。 創業100年の歴史が脈々と流れているのだ…。 そして、そのお店の場所は、JR宮島口から、宮島桟橋(厳島神社のある宮島に渡る連絡船乗り場)へ向かう途中にある。 『2004_Sept.in 広島』のエピソードの舞台となったMaple Cityと言う会社の1号店"Osole Mio Di Maple-City"(オーソレミオ)のランチのパスタセットを食べてから、歩いて5分程の距離にある『あなごめし うえの』に向った…。 オードブルからデザートまで食べた後、間をおかず…夢にまで見た『あなごめし』…。 店内は、さすがに歴史を感じさせる、どっしりとした趣きで、雰囲気もかなり良い。 メニューを見ると…白焼などもある…でも、やっぱりメインは、『あなごめし』一人前と半人前の小どんぶりもある…。 半人前を頼んだのでは、意味半減…あなごめし達成!…とはなるまいと…一人前を注文! 出てきた『あなごめし』綺麗に切った穴子が並んでいる…。 炭で焼いた香ばしい香りの穴子…。 驚くべきは、ご飯である。 裂いた穴子の骨を焼いて作っているというタレで、炊いているご飯! 「まいう~!」どころではない…。 「旨い!!!」のだ。 後半、残るところ…ふた口…さすがにお腹が苦しくなったが…食した。 「思い残す事はない…」と思うほどにやはり美味しかった。 実は、昨日の夜、『あなごめし うえの』に向かったのだが…たどり着かなかった…。 近くにいた、おばさんに「あなごめし うえのに行きたいのですが…」と道を尋ねると…。 そのおばさん「うえのに行くんかねぇ…知っとるョ…あそこは、行っといたほうがえーけぇ~…。でも、もう閉まっとるかもしれんよ…」と言いながら、親切に教えてくれた。 よくよく降りた駅の名前を見ると…ひとつ手前の駅だったのだ…。何と言うお粗末な…。 世界遺産の厳島神社…。日本三景のひとつ宮島…。 そして世界遺産にも日本三景にも劣らない食文化『あなごめし』 いつまでも、残して欲しい味…。 広島が誇る名店『あなごめし うえの』 『あなごめし うえの』のホームページ シェフの落書きノート 日記、記事の目次 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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