オホーツク側の紋別で夕食の時間を迎えた。せっかくなので町おこしのために開発された新名物「ホワイトカレー」でも食べてみようと街中をうろうろするが、それっぽい店を見つけることができない。そもそもシャッターの開いているお店そのものが少ないのは紋別も例外ではなかった。ちょっと郊外に向かうとショッピングセンターがあったが、ありきたりなファミレスやファーストフードではやはり面白くなく、最後の頼みと街の中心地にあるホテルへと向かった。ホテルで食事となればそこそこのお値段を覚悟しなければならないが、ホワイトカレーを開発するに当って「料金は￥１０００以下」という条件があったのを信じ、「オホーツクパレス」という小奇麗なホテルに入った。一階にあるカフェレストラン「マリーナ」のメニューにはしっかりと「ホワイトカレー」があった。料金は予想通り￥１０００。


ルーをかける前 posted by (C)awajisan

やはりホテルとあってライスとルーが別々にやってきた。ライスはドーナツ型に盛られ、輪の中にはカニ、ホタテ、カキとオホーツクの海の幸に加え、ブロッコリーとニンジンが彩りを添えている。このきれいな盛り付けはホテルならではだ。


ルー posted by (C)awajisan

ルーもこだわりの盛り付けらしい。メレンゲはオホーツクの流氷、赤ピーマンがガリンコ号、アスパラガスがオホーツクタワーだそうだ。ここまでこだわった盛り付けは地元愛を感じざるを得ない。実は半年前にも紋別に行く予定があったのだが、猛吹雪で断念した事があった。そのときは別の店でホワイトカレーの予定だったが、「オホーツクパレス」で良かったと思うこだわりだ。


ホワイトカレー posted by (C)awajisan

さてルーをドバっとかけていただくとする。味は予想通りというべきか、クリームシチューをカレー風味にした感じのまろやかな味だ。ご飯と一緒に食べるのにはクリームだけだといまいちだが、カレーの辛味がアクセントになっていてなかなかいい感じだ。食べていくとだんだん辛さが増してくる感じで、やはりこれはカレーなんだろう。それにしても、地元の名物料理にありつくのに探し回らなければならないというのもなんとも。

「カフェレストラン　マリーナ」
北海道紋別市幸町５－１－３５　ホテルオホーツクパレス内
０１５８－２６－３６００


ホテルオホーツクパレス