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カテゴリ:ひとりごと
「インターネットが町の学校にやってくる。」
日本では当然のことが、この国ではお祭りとなる。 近所の人が相当数集まり、通常の式典よりも大々的に歌い踊るお祭りだ。 その国の名はバングラディシュ。 バングラデシュでは人口の約 8 割が農村部に居住するため、 貧困が農村部に多く見られる。 貧困層は稼げる職を求めて首都に集まる現状があり、 その為ダッカおよびその周辺はきわめて人口稠密。 2015年には2100万人と、地球で4番目に人口の多い都市圏になると 予測されているのだそうだ。 そんなダッカの特集をNHKでやっていた。 ダッカに出稼ぎに来ている人達のドキュメンタリーだ。 NHKスペシャル 沸騰都市 お恥ずかしながら、ダッカという地名をこの番組で初めて知った。 バングラディシュに関してもあまり知識が無い状態で見たので非常に新鮮だった。 出稼ぎに来たものの、職がない。 無職の人々が溢れかえり、希望を見出せない人々へ NGO「ブラック銀行」は無担保で少額を融資する「マイクロクレジット」を提供。 目的は「経済的自立」である。 マイクロクレジットを利用するためには 当人含めた5人で面接を受けなければならない。 返せなくなった場合でも確実に資金を回収できるようにするためである。 いわゆる5人組制度だ。 驚くべきことに女性の場合99.5%の返済率とのこと。(男女混合は分かりません) その返済率の高さにこの国の本気が感じられる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ で、ようやくここからが本題…。 融資を受けた人々が口々にするのが「幸せ」という言葉。 「お金が借りられて幸せ!これで未来も大丈夫」 とこんな感じで番組の中でも頻繁に出てきた。 私はそれが非常に気になって、番組中ずっと「幸せ」の定義を考えていた。 以前書いたブログの単語を使って整理してみる。 Doing…行動 Having…Doingによってもたらされる結果 Being…存在や成長 【融資前】 Doing…毎日をただ過ごす Having…もたらされるものは何もない Being…未来も見えず、存在価値を感じない 【融資後】 Doing…事業を興す、働く Having…収入を得る Being…未来が明るく感じ、稼ぐものとしての存在感が出る 対して日本はどうだろうか。 Doing…働く Having…収入を得る Being…存在価値を見いだせない このパターンが多いのではないかと思う。 「職」につこうと思えばたくさんある。でも幸せじゃなさそうな人をよく見る。 お金持ちだけれども、幸せそうじゃない人をよく見る。 それはBeingが満たされていないのだと思う。 幸せになるためにDoingとHavingを頑張ってきたのに、 それが原因でBeingを失う。これでは本末転倒だ。 DoingとHavingとBeingの三つをそろえることは難しいのだろう。 三つをそろえるとき人は本物の幸せを感じるのだと思う。 「自分の成長の為、誰かの為」という本来の目的を常に忘れずに過ごすことが大切。 Win-LoseではなくWin-Winを常に考え、相手目線で考えてあげることも重要。 三つをそろえる努力を絶えず出来る人、家庭、家族が本当の幸せを 掴むことが出来るのだと思った番組でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月28日 23時31分33秒
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