イギリスは、目に見えて日が短くなってきました。さて、今回は、少し「自分を愛する、好きになる」ということについて書かせていただきます。
まず、自分を愛するという言葉が少し固いというか、誤解を招きやすいかもしれませんね。自分を愛する感覚とは、
・ 自分に快適さを感じている
・ 私ってなかなかやれていると感じている
・ 最後にはどうにかなると感じている
・ 私はOKだと感じている
などなどです。「私は私を好きだ!」とはっきり感じていることはあまりないでしょう。
さて、ちょっと自分が手に入れたいもの(やりがいのある仕事、素敵な恋愛、夢の実現などなど)を思い浮かべてみてください。それが手に入ったら、どんな気持ちになるでしょう? 満足感、安心、満たされた感覚? では、今度はちょっと難しいですが、欲しいものがすべて手に入ったけど、疑いや不安の声が出てきて、自信がなくなってきている(=自分を肯定できなくなってきている)とイメージしてみてください。まだ同じように、満足感、安心、満たされた感覚は持続しているでしょうか?
ものすごくシンプルに言ってしまうと、自分を肯定していれば、状態に関係なく人生は楽しく、自分を否定していれば、状態に関係なく人生はとても苦しいです。(最初は楽しくても、だんだん不安がもくもくと出てきます。)そして、状況を変化させたり、ものごとを実現するには、もちろん自分を肯定しているポジティブなエネルギーが大切です。
それはよく分かったんだけど、だからどうすれば自分に快適さを感じられるようになるの?というのが多くの皆さんのご質問かと思います。ですがこれを書くのは、ちょっと難しいんです。なぜ難しいかを、説明するために、まず、自分を好きになれない理由をいくつか挙げますね。これを理解しないと先へ進めません。が、ブログなので、これもやはり限界がありますが、とりあえず書けるだけ書きます。
<自分を好きになれない理由>
1.育った環境
(親がかまってくれなかった、親が不仲だった、甘えられなかった、などなどいろいろ)
2.学校環境
(いじめ、先生にダメだといわれた、成績が良くなかった、などなどいろいろたくさん)
3.社会環境
(社会の基準や常識に自分があてはまっていない、いわゆる正論にあてはまっていない、など)
4.人生が自分の思うように行っていない
5.トラウマ(虐待、レイプ、愛する人の死、など)体験がある
6.他者との比較
7.過去に悪いことをした(または、したと思っている)
8.悪い思いや感情を持っている
9.そのほか(持病がある、ハンディがある、などなど)
など
まず、自分が自分好きになれない理由が何かを探してから、じゃぁ、どうしたら良いのかというステップに入ります。が、これもそれほど単純ではないことが多いんです。頂いたコメントを使って、説明させてくださいね。コメントありがとうございます!(省略しています)
元々私はそこまで買い物好きではないのですが『今日●●買ったんだ~?』と新しい可愛い服をどんどん買ったり遊んでいる妹を見ると心にグサリとなにか刺さります。家族で出掛けるとつい妹と服を比べて落ち込んだり。『私また同じ服・・・当たり前か~今のバイトじゃ買えないし。なら仕事変えればイイのに何してるんだろう』そう思うと一気負の感情が色々噴き出してきて闇の世界に引きずり戻されます。
カウンセリングをさせていただいていないので、まったくの推測で書かせてもらいます。
まず、この方のように多いのが、人と比べてしまい(6番)、人生がうまくいってないと感じ(4番)、どうすれば良いか(または、どうするべきか)分かっているのにやっていない、あぁ、私って・・・、というパターンです。
この場合、仕事を変えればいいのに、変えていないということは、なまけているのでも、だらしがないのでもなく、変えられない「理由」があるからなんですね。ですから、次のステップは、「なぜ変えられないのか?」を探すことです。
しかし、私たちの多くはここで理由を探す代わりに、自己否定のドラマを作り上げてしまいます。それというのも、「本当は、こうあるべき」または「こうあったほうがよい」という声が私たちのなかにあるからです。たとえば、この場合ですと、「溌剌としてお金を稼ぎ、欲しいものが買えて輝いている私でいるべき」といったような思いなど。この「べき」とか「こうあるほうがいい」というのは、一見とても正しいのでつい振り回されてしまいますが、これはエゴトークなんです。(3番)
もし、これが単純に「そういう私でいたい!」(ハートトーク)であれば、楽しみながら自己改革ができます。(この場合は、現在の自分を受け入れている)しかし、エゴトークは私たちから力を奪い、闇へ引きずり込みます。
では、なんで仕事を変えられないのか?を見ていったとき、その途中にもたくさんのエゴトークに出会うでしょう。そして、最後にはもしかすると親との関係(1番)が見えてくるかもしれません。このように、セッションをしていると、その方の育った環境、今までの出来事、その方の性格からくる思い込みなどなど、いろいろな要素が絡んでいることがほとんどです。ですので、絡まった糸をほぐすように、1つ1つそれにあった方法で解放していきます。
どうしたら自分を好きになれますか?とご質問に簡単にお返事できないのは、こういった理由です。しかし、過去のブログのあちこちにヒントは書いてあるかと思います。
ただ、とりあえず誰もが今すぐできることは、ダメ押しの声や批判の声をただ黙って聞いていないで、「まぁまぁ、そう言わず・・・」と和らげることですね。こう書くと必ず「でもそれじゃぁ、だらしがない人間になってしまう」、「それじゃぁ、いつまでもこのままだ」といったお声を頂きます。
が、真実は「現在の自分を受け入れたとき、はじめて変化が起こせる」なんです。そして、
あなたの過去がなんであれ、必ずあなたにあった方法があり、癒し(変化)は必ずおきます。ただし、本人が心底それを望んでいる限り。また、できるだけ他者(セラピストなど)の手を借りることをお勧めします。(理由が探れきれていないと、どんなテクニックを試してもうまくいかないことが多いので)
次回からはまた、今日書いた9つの理由をもとにこれまでに頂いたコメントやご質問にQ&A式でお返事していきま~す。
★ お知らせ★
11月のワークショップのご案内を来週いたします。タイトルは、“荷物を降ろそう、自分をもっと好きになる!”です。1月のワークショップ同様、マトリックス・リインプリンティングというイギリス発の最新のセラピーを使って、ブロックを解放しよう!というのが目的です。セミナー、ワークショップ案内リストにある方、また、メルマガに登録している方は、優先的にお知らせいたします。
★ワークショップ案内希望の方はmailto:info_ayukahealingspace@yahoo.co.jp
★メルマガ登録希望の方は→http://www.ht-center.jp/
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