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伊勢(いせ)国の地名。安乃津とも書く。現在の三重県津市にあたり,本来は安濃郡の津(港)の意。《中右記》嘉保3年(1096年)12月9日条の裏書に後聞として〈安乃津〉の民戸が地震による大津波で破壊されたことが記されており,平安末期にはすでにかなりの民戸をもつ港であったらしい。筑前(ちくぜん)国博多津と薩摩(さつま)国坊津(ぼうのつ)とともに日本三津(さんしん)の一つ。1498年地震による大津波で壊滅,港としての機能は失われた。なお平安末期の安濃津一帯には伊勢神宮領の安濃津御厨(みくりや)が成立しており,江戸時代には内陸寄りに藤堂氏の津城下が形成された。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.01.19 08:37:31
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