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カテゴリ:エモーショナル・ヴァンパイア 心の吸血鬼
2013.08.16の記事 にflowergreen8さんが寄せてくださったコメント。
読んでいて、「おぉ!」と、改めて気付かされ、そしてこちらの心に響くお言葉が多かったので、改めてこちらの記事面でお返事させていただくことにしました。 (コメントだと、2000字までという字数制限もありますしね。) 【自己愛人間】と関わって似たような経験をされた方、もしくは、その寸前まで行きそうになっている方が、偶然こちらのブログに来てくださり、私や(先日コメントしてくださった)ayafuyaさん、そしてflowergreen8さんの言葉からヒントを得て、速やかにダメージから回復されることとなれば、これ程嬉しいことはありません。 >とてつもなく、、恐ろしい経験をされたのですね~ >読んでいてヒーッ!(怖)と声を上げるほどでした。。 >しかもピラミッドの上層階にいらっしゃるような方ですよね。 >(語弊があるので少し比喩ってます) ありがとうございます。 まぁ、私の場合、一緒に暮らしたり、結婚したりといった密な関係ではなかったため、致命傷にならずに済んだんですけどね。世の中にはもっと辛い思いをされている方がたくさんいることも、よく承知しております。 えぇっと、まず、「何、これ!? こんなタイプの人、生まれてこの方見たことない!(驚愕!!!)」という衝撃が物凄かったんですよね。 ブルーシャ西村さんのブログ でも何度かコメント書かせていただいたのですが、それ以前の人間関係では、バンカラ気質というか、あまり女オンナしてはいないけれど、他者を思いやり、ユーモアを忘れず、前向きに生きる...といった感じの人々に恵まれてきました。ブルーシャさんの表現をお借りするならば、【花園】に暮らしていました。 あの女性と知り合ってからの約1年半。控えめで働き者で、ボランティア活動にも熱心に参加し、「子供思いの良妻賢母」そのもの、ってなイメージを一貫して保っていた人だったのに、突然態度が激変。 そして、煮えたぎって抑えきれなくなったすさまじい怒りと憎しみとを、私に向かってダイレクトにぶつけてきたのでした。 あそこまで破壊的なエネルギーって、心理療法のプロや精神科の医療に携わる方でもない限り、素人だとそうそうお目にかかれるもんじゃない、と、思いますよ。flowergreen8さんのおっしゃる通り、「ピラミッドの上層階」から来た人だったに違いない、という気がしています。 この大爆発、【自己愛憤怒(英語:narcissistic rage)】という専門的な呼び方があったんですね。つい最近知りました。 ウィキペディアの説明です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%9B%E6%86%A4%E6%80%92 あの瞬間、それまでの自分の「自分って、まぁまぁ人を見る目があるよね。」という、(今にして思えば)思い上がりというか、自信が、根こそぎひっくり返されて、木っ端微塵になりました。これが、衝撃の第一波。 さらなる衝撃の第二波は、その大爆発の後、何ヶ月もかけてじわじわと押し寄せてきました。 大爆発から一週間程経ったある日。 向こうがこちらのことをどう思っていようと、一応、ご近所さんで、子供が通う学校の保護者同士であることに変わりはないので、道でバッタリ出会ってしまった時に「こんにちは。」と、5m程先から挨拶をしたのです。 そういうオープンな姿勢をこちらが見せ続けていれば、いつかほとぼりが冷めた頃、「あの時は言い過ぎた。今度、落ち着いてまた話をしましょう。」なんて殊勝な言葉の一つや二つを引き出せるかもなぁ~、なんて期待がどこかにあったんですね。全く、しょーもない甘ちゃんでしたよ。 (だって、近所で鉢合わせする度に、スーパーで買い物する度に、子供の学校ですれ違う度に、いちいちいや~な気持ちにさせられるなんて、勘弁してくれよぉ全くもう!!!です。しこりとストレスだらけの日常生活なんて、誰だって嫌ですよ。改善できるものならばそれに越したことないですから。) それに対しての、彼女の反応が想像を絶するものでした。 「余は非常に不愉快であるっ!」と叫ばんばかりのすっごいふくれっ面でもって、上体は踏ん反りかえったまま、首部分だけをブィン、と、乱暴に一振り。こっちの方には視線すら向けませんでした。もちろん、一言も発することなく。 ...何、これ。 40近い、いい年した大人の、しかも「人の子の親」である大人が取る態度かねっ、これが!? 一度「グシャッ!」と壊した水たまりの氷ですから、あちらさんにとって私は、もう用の無い「ゴミ屑」扱い。無視しようが、挨拶をスルーしようが、視線そらして「気付いていないフリ」しようが、所詮「ゴミ屑」なのですから、アフターケアなんて一切無用、ってわけです。そう、「捨ててヨシ!」(笑)。 目の前で爆発された衝撃よりも、こちらの方がずっとこたえましたね。 他者に対してこんなお粗末な態度しか取れない人と、1年半も付き合って、「友達」と思い込んでいたいた自分の見る目の無さが、ほとほと嫌になりました。 いろいろなところで、「性格タイプがどーのこーの」だの、「健全な人になるためには...」などとエニアグラムや心理学の本から仕入れた知識を受け売りしては得意になっていた自分が、つくづく情けなくなりました。救いようのないバカだな、って、自分を罵り、さげすむ声が止まらなくなりました。 それからの経緯は既に書いたことなので、省略します。 ありがたいことに、全ては遠い過去のこととなりました。後遺症も、たった一つを除いては、ほぼ完治した...と、自信持って言えます。たった一つを除いては。それが何か、は、また後ほど。 >その方の感想↓ >心が貧しく、かわいそうですね。 >人の薄氷割ったって爽快感はつかの間 >そうゆう人は、 >次はもっと大きな水溜りの薄氷を割りたくなるでしょう そうですよね。「グシャッ!」と割ったことで、鬱憤をぶちまけられて短期的には楽になるかもしれません。でも、いずれまた鬱憤は心の奥でフツフツと煮えたぎってくることになると思います。 アルコールに溺れた人が、ビールとか、カクテルとか、そういう軽いお酒ではだんだん物足りなくなってしまい、どんどん強いお酒をあおらずにはいられなくなるのと、仕組みは一緒ですよね。 強いお酒と一緒で、その方が痛めつけているのは、 最終的には他の誰でもない、自分自身のたましい...なのだと思います。 それに気付かない限り、ずっと同じようなパターンを繰り返し続けるのでしょうね。 >ご存知だと思いますが、心理学で >悪い事をすれば潜在意識に"悪い事をした"と刻み込まれるのだそうで >自分は悪くない。と思っていたとしても >負い目を背負っていくのだそうです その「悪い事をすれば潜在意識に...」という部分、初めて聞きました。教えてくださってありがとうございます。とても興味深いです。 「神様は見ていらっしゃる」といった昔からの教えは、こういう角度からも説明できるのですね! ここを読んで、ちょっと鳥肌立ちました。まさにシンクロニシティー! (←この言葉、最近では安っぽく使われ過ぎるので、意識して使うのを控えているんですが...。) シンクロニシティーと言えば、ポリス。 【送料無料】シンクロニシティー [ ザ・ポリス ] ポリス、と言えば...湯川れい子先生による日本語歌詞の、これを聴いとかななきゃね!日本語を母国語とする者としては。(←何て強引な。) 1:50からの「空しいものデヨ」という微笑ましい発音にご注目を! 《春秋社》ジーン・シノダ・ボーレン 湯浅泰雄監訳 渡辺学ほか訳タオ心理学 ユングの共時性と自己性 【中古】afb (↑シンクロニシティーについて詳しく知りたい方、これは名著ですよ! 一読の価値あり、と、自信を持っておすすめいたします!) つい先程聞いたポッドキャスト番組(Georgina Cannonという、カナダ人の前世退行催眠療法家がゲスト)で交わされていた会話と非常に近いものを感じましてね。 「人間は、見たもの、聞いたもの全てを、 自分の中に溜め込んでいく。 だから、自らの力で浄化し、処理していかなければいけない。 それを怠ると、後々問題が生じて、 にっちもさっちも行かなくなってくる。」 「心の中に何をしまっておくべきか。何を処分すべきか。 それは、自分で決めて取捨選択していかねばなりません。」 長くなってしまったので、【後編】、まだ続けます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは!
>「強いお酒と一緒で、その方が痛めつけているのは、 最終的には他の誰でもない、自分自身のたましい...なのだと思います。 それに気付かない限り、ずっと同じようなパターンを繰り返し続けるのでしょうね。」 ↑ これ、まったくおっしゃるとおりだと思います! ホントにそうですねっ! その方も、自分で自分の魂を汚して傷つけているのだと思います。 本性をわりとすぐに出してくれて、良かったですよね。 (2013.09.08 09:07:30)
ブルーシャさん、こちらにもコメントしてくださってありがとうございます。
>>「強いお酒と一緒で、その方が痛めつけているのは、 >最終的には他の誰でもない、自分自身のたましい...なのだと思います。 >それに気付かない限り、ずっと同じようなパターンを繰り返し続けるのでしょうね。」 > > > >↑ これ、まったくおっしゃるとおりだと思います! > > > ホントにそうですねっ! > > > > その方も、自分で自分の魂を汚して傷つけているのだと思います。 > さっきも【後編】で最後に紹介した加藤諦三さんの「ささいなことで傷つかない人の人間関係」を少しだけ読み進めたのですが、加藤さんはナルシシスト(←本書では「ナルシスト」の表記で統一。)が自分を壊していく様子を、ギャンブル依存症を引き合いに出して書かれているんですよ。 繰り返し、繰り返し、負の行動パターンを...という辺りが、やはり「依存症」と重なるところが大きいのでしょうか。 考えさせられます。自分は、別の分野で、何かこうした負の行動パターンを繰り返し、繰り返し、やっていないだろうか...って。 (前に書いたように、やはり自尊心の問題へと突き当たりますね。) (すみません、まだ途中までしか読んでいないので、これ以上詳しくは紹介できないのですが...。) > 本性をわりとすぐに出してくれて、良かったですよね。 そうですね。私の場合、同性ってこともあり、恋愛感情が絡んだ間柄じゃなかったのが幸いでした いろいろと個人の体験談を読むと、 「結婚して10年目、子供も×人いるが、今の今まで気付かないままみじめな結婚生活を送ってしまった」 とか、 「気付いた時は既に手遅れで、盛大な披露宴を行う挙式当日まであと数日...どうしたらいいだろう?」 など、本当にお気の毒としか言えない方がたくさんいるんですよね。 「自己愛人間は好きになっちゃだめ!」(Don't fall in love with the Narcissists!)と、精神科医のジュディス・オルロフ先生もおっしゃっています。 まず好きになる前に相手を冷静に観察し、【自己愛人間かも?】と感じたら、ブレーキをかけた方がいいでしょうね。華麗なテクニックでこちらの目がくらまないよう、典型的な【自己愛人間】が使いそうな手口は知っておいて損はないかな、って思います。 特に、これからパートナーを探す独身の方々には知っておいていただきたいです。 (あ、これこそまさにブルーシャさんが提唱されている「不幸の予防法」ですよね!) ありがとうございました。素敵な日曜日をお過ごしください! (2013.09.08 14:28:15) |