宮部みゆきさん、
好きですね~。
本を買っても取って置きのときに読むためにすぐには読まないくらい好きです。
本当に面白くて期待を裏切らないので嫌なことがあった時とか
忘れたいことがあるとき、現実逃避
にぴったりです。
この本には3編の超能力を持つ女性のお話が入っています。
ちなみにその中の“燔祭“は別書”クロスファイア“の前編とも呼べるお話。
3人とも違ったタイプの超能力を持っていて3人とも違った風にその能力と
向き合っているのだけれども・・。
千里眼、予知能力、念力放火能力。
どれも
あったら面倒だなぁと思う能力だけれど
あったらあったなりにそれを自分の一部として受け入れている“鳩笛草”
のヒロインが一番好感があるかな?
いや、彼女の場合は
依存しすぎか・・。
超能力、までいかなくても人と違うこと、たとえば極端な話病気なんかでも
治らないものは“自分の一部“”自分の個性“として
受け入れることも
大事なんじゃないかと思うこのごろ。
ばみも
ちょいビョーキになって、仕方の無いものならうまく共存しよう
と考えるようになりました。
これは現実逃避でもなくて(逃げたくても逃避できないんだよぅ)なんていうか
“受け入れる”こと。
毎日悟りきって生活しているわけではないので思うように行かないときには
“きぃ~!”となることもありますが。
人間だもの。byみつを
SF系は好きではないけれどこの著者のものは
超常現象が描かれていてもとてもリアリティがあるので好き。
結構突拍子もない設定だったりするし、それが面白いのだけれど
“こういうことってあるのかもなぁ”と思わせるのはスゴイと思う。
これが同じ設定でもリアリティが無ければ読めたものではなくなってしまうのだし。
次は何を読もうかな~。