紹介文
神楽坂芸者輪弥は花柳界の殻を破って、激しい愛と奔放な性に生きている。見えない月の音を聞くように女の性の不可思議さと男達の激流に流されながら強く生きぬく女の姿を情感溢れる文体で描く長篇小説。
感想:あまりに主体性なさすぎ。あまりに計画性なさすぎ。
一人の女性の半生記なのですが・・。
芸者として活躍していた
華やかな過去を持つ女性なのですが・・。
10代でついた旦那には甘やかされて良い生活をし
彼の死去後役者に貢がされ
その後画家
くずれに惚れてさらに貢ぎ、財産がなくなったところで
捨てられ
自殺未遂。
その後最後に残った財産の家を売るときに担当になった男と大して好きでもないのに
画家に
あてつけのために結婚。
子供生んで浮気され子供を置いて離婚。
芸者に舞い戻りまぁまぁいいかなと思う男に旦那になってもらい
そこそこ生活が安定するも
旦那の息子とデキてしまって破綻。
息子と結婚し子供を生むも
息子蒸発。
昔馴染みの紹介で大金持ちの老人に
妾として入り何年かあとに
ちょっとお金も持たせてもらって家を出る。
都合よく留守を任せる人を探しているスナックの
ママに納まり
雇っている引き語りの男とデキて貢ぎ、お金がなくなって捨てられた後知り合った
ボクサー崩れと結婚。
ボクサー崩れが若いボクサーを育てるために
別居したいというところで物語り終了。
まぁ
飽きさせず読ませるところはさすがですが。
主人公、奔放とか激しい愛
とか言う前に、
バカ?
学習しないんですかね?過去から。
貢ぎ癖があるのでしょうか?
男運が悪い、だけでは済まされないような。
せめて子供がいるんだから子供としっかり生きられるように
人生設計しようよ。
2度目の子供はしっかり育っているようだけど愛情かけて育てている様子もなし。
人に預けっぱなしで自分は色恋沙汰三昧。
1度目の子供のことなんか
思い出しもしないようですがそんなもんですか?
女性の性を月にかけているようですが、月
、
関係ないから。