妊婦戦隊ウツレンジャー(カテゴリなし)
もう7時かちょっとテレビでも見るかな・・・スイッチオン「テレビをご覧のみなさまに残念なお知らせがあります今週放送する予定でした『いいとも戦隊ハガケンジャー』ですが第1回目の放送の最後のジャンケンコーナーで主人公の羽賀研二がチョキを出したことに「さすがにそれはやりすぎだろ!」という意見を沢山お寄せいただきました放送上に不備な点がありましたことを心から笑ってお詫びしますなお、今回はそれに伴い急きょ放送内容を変更いたしまして新番組『妊婦戦隊ウツレンジャー』をお送りします」どんなだっ!おっ、始まった最後俺たち言ってるし・・・『ハッハッハ!私はアクバナナー帝国総帥のアクバナナー帝国総帥さまだ!』名前ねーのかよ!『我々の目的はとてもでかい!それは地球の壊滅だ!まずは柴又1丁目2番地あたりを壊滅に追いやってやるぜ!』規模が小せえだろ・・・『これは我々が独自に開発した地球滅亡マシン!地震発生装置だ!』なんだとっ!『いくぞ地震発生装置ON!食らうがいい!震度2!』効くわけねーだろ・・・アホか姉「待ちなさい!」『どなただっ!?』おっ!やっと主人公の登場かな姉「お前の悪事は私たちが許しませんわよ!」妹1「お姉ちゃん大変!柴又の人たちが今の地震で半分以上地割れに飲み込まれちゃった!」どんな地盤だ・・・妹2「しかもあとの半分はみんな帝釈天に逃げ込んだからトイレがすごい行列よ!」姉「そんな情報はいらねーんだよ!捨て子の分際で生意気ね!お前はこれでも食べて元気でも出してろ!」態度豹変しすぎだろ・・・妹2「お姉ちゃん・・・これは私の小遣いを盗んで買った生肉・・・やっぱりお姉ちゃんって優しいのね、むしゃむしゃ・・・うおー!おなかが痛いー!」ライオンか!姉「とにかくみんな変身よ!」『変身だと?どうせお前らが変身したところで私にはまだ開発中で使うとどうなるかわからないが地球滅亡マシン2があるから無駄だがな!まあ好きにしろ!』姉「じゃあちょっと銀行強盗でもして、そのお金でケーキ食べ放題でも行って、その帰りに盗んだ銀行で残りのお金貯金してくるわ」好きにしすぎだろ・・・姉「とりあえず変身!マタニティレッド!うおー!熱いぜー!」妹1「変身!マタニティピンク!キャー!いっくわよー!」妹2「変身!マタニティブルー・・・ああ・・・全てがつらい・・・もう何もかもが嫌だ・・・」おい・・・暗すぎだろゴールデンタイムに放送するような番組じゃないし『なんだ、変身しても弱そうな見た目は一緒だな!』レッド「おいブルー!何か言い返してやれ!」ブルー「はあ・・・もうどうでもいい・・・」『ふっ・・・バカか!やる気がまったく感じられないではないか!ならまずはそのブルーから倒してやろう!』ピンク「バカはあなたのほうよ!」『なんだとっ!』ピンク「今のブルーの言葉はフランス語で病院で熱が出た時に患者さんに注射するための注射器の先にある針を折れないようにガードするための小さなプラスチックのふたって言う意味だってことを知らなかったようね!」なげーよ・・・ってか、言葉に意味がないだろ『まさかそんな意味だったとはな・・・それを聞いちゃ本気を出さないわけにはいくまい・・・食らえ地球滅亡マシン2!』今度は何だっ!?『地球滅亡マシン2はなんと!津波発生装置だ!』ピンク「開発中でどうなっても知らないわよ!」ブルー「ああ・・・もうどうにでもなれ・・・」『はっはっは!たとえ開発中だろうと私はいつも強気の姿勢を崩さない!いくぞ!ポチッと!』ピンク「お姉ちゃん大変よ!今の津波で田中さん家のお風呂の水が溢れてるわ!」『見たか津波発生装置の威力!このままいけば柴又中のお風呂の水が溢れ出すぞ!』だからどーした・・・レッド「くそー!こうなったら!ピンクあの武器出しなさい!」ピンク「わかったわお姉ちゃん!はい、出刃包丁!」お前らほんとに正義の味方か・・・『包丁とか卑怯だろ!ちょっと待て!もっと安全な物にしろよ!』お前はほんとに悪か・・・お店の人「あら、あんたね!そこらじゅうのお風呂の水を溢れ出した人は!」『あっ・・・?そうだがそれがどうした!』お店の人「あんたのおかげでお風呂の水が溢れるのを防止するピーピーってなる道具が売れまくりなのよ!」名前ないのかお店の人「あんたうちの店で働いておくれよ!給料ははずむからさ!」『あっ・・・?そ、そうか?ならそうするかな』「こうして世界の平和はお店の人の活躍により無事に保たれたのであっためでたしめでたし・・・」どんな結末だよ!?ブルー「ああ・・・もう終わりでいいよ・・・」