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カテゴリ:読書メモ
今月の読書メモです。
母性 (新潮文庫) [ 湊 かなえ ] 娘を授かっても親になれなかった母親ルミ子と その母に愛されたい娘、清佳の物語。 耽美な空気で語るルミ子の回想が清佳の目線で現実に戻る。 自宅が土砂に埋もれ、娘を救うために愛する母が自殺を図る。 夫の実家に同居するが姑、小姑は渡鬼並みのダメっぷり。 農作業を1人でさせられ給与はなく、甥に突き飛ばされて流産。 夫は浮気し家出、娘は自殺未遂(ここでの義母はかっこいい) 義母は認知症となり、夫は15年ぶりに帰宅。 という壮絶な半生を清佳のポジティブな語り口で締める。 結局ルミ子は母として幸せになれたの?と尻切れトンボでした。 最後の錯誤はいらないなあ。 夜行バスで出かけましょう (コミックエッセイの森) [ 小川かりん ] もっと!夜行バスで出かけましょう [ 小川かりん ] 長距離バスの旅。 狭くてつらいイメージでしたが、利用者の立場でのリニューアルに感動! 作者が長距離バスも長距離バスを利用した旅も好きなのが伝わります。 超訳百人一首 うた恋い。 [ 杉田圭 ] 図書館にて1~4巻。 藤原義孝、陽成院のエピが切なかった。 1000年以上昔の人の人間関係や恋愛が伝わるのってすごいです。 平安ガールフレンズ [ 酒井 順子 ] うた恋い。を読んでから読んだので、わかりみが深かったです。 確かに清少納言は今時、紫式部はじっとりしてそうですね。 清少納言は子供の頃「セイショウナーゴン」と呼んでいて 特撮物の怪獣のようなイメージがいまだぬぐえません(^_^;) あさきゆめみし 新装版(1) (KC KISS) [ 大和 和紀 ] 読んだのは手持ちの通常版です。古典月間ですね。 何度読んでも源氏と薫が苦手です。 職場では若者の退職が続き。 入社前見学から見てきた子たちなので、退職手続きは本当に遣る瀬ない。 こんな事務のおばちゃんにも会社を思っての熱弁で1時間超えなのに。 どうして上司はこの子たちの話を聞かなかったんだろう。 男気あって、退職理由となった子の悪口は一切言わないから 「評価されないのが不満なんだと」で片付けられて、本当に悔しい。 実力があって、常識も良識もある子だから、違う会社でも活躍できると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年04月12日 14時11分31秒
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