モヒートはミントの爽快な香りとライムの酸味が絶妙な
まさに夏にふさわしいカクテルのひとつです。
その期限は、16世紀後半、海賊フランシス・ドレイクの部下であるリチャード・ドレイクが、1586年にモヒートの前身となる飲み物「ドラケ」をキューバの人々へ伝えたという説が有力なようです。
19世紀後半、ドン・ファクンド・バカルディによって生み出されたホワイトラム、バカルディ・ラムがキューバ国内で流行し、ドラケのレシピに使用されていたアグアルディエンテ(サトウキビで作られたスピリッツ)が、バカルディに切り替えられ、モヒートという人気カクテルとなりました。
但し、バカルディ社はキューバ革命に伴い1960年にキューバより撤退したため、
現在キューバ国内で飲まれているモヒートにはハバナクラブが使用されています。
モヒートの語源は、カナリア諸島で生まれたピリ辛の調味料、モホ・ソース (mojo sauce) であるという説が一般的なようですが、「魔法」などの意味をもつ、ブードゥー教の"MOJO"と言う言葉に由来しているともいわれます。