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カテゴリ:ネットワーク社会と未来
「数式を使わないデータマイニング入門」 隠れた法則を発見する 岡嶋裕史 2006 この方の本は、興味深くて借りてはくるのだが、どうもいまひとつ、私のハートに届かない。「暗証番号はなぜ4桁なのか?」「郵便と糸電話でわかるインターネットのしくみ」など、なかなか面白そうなテーマについて意欲的に書きつづけている。1972年生まれの34才。いよいよ油の乗りつつある年代というべきか。 インターネットやITに興味がないわけはないが、それらとどのように関わるかということから、このような本をどのように利用するかが変わってくるのだと思う。「グローバル社会に対応する創造的なプログラマー」という一つの理想的な職業をイメージしてはみたものの、私自らは、とてもプログラマーなどになれるものではない。せいぜい、グローバル社会におけるインターネットのエンドユーザー(ネットワーカー)としてその成果を享受する程度がせいいっぱいというところである。 だから、この本の出来がどうの、というより、こちらが、この本を活用するレベルに何時まで経っても到達することはないのだろうと思う。考えてみればちょっと悲しいことではあるが、それはやむをえないのだろう。モータリゼーションにおいても、自動車は運転するし、最新のハイブリットや新しいディーゼルエンジンに関心を持ったとしても、それを分解したり、修理したりすることはまずないだろう、ということとさも似ている。 腰巻に「グーグル、アマゾンーーーWeb2.0時代に必須の技術を、本質から理解する」とある。キャッチコピーだから仕方ないが、どのように「必須」なのか、よくわからない。データマイニングという、法則の検索技術は、だれにとって必須なのか。ソフトウェアを開発する人々に、なのか、それをマーケティングに利用する人たちにとってなのか、あるいは、私たちエンドユーザーにとってなのか。まぁ、その「本質」的な部分については、知りたいという要求がないこともないが、必須とまでいわれても、ちょっと困る。 すでに一般人にとっては、パソコン自体は、ほぼ完全にブラックボックス化しており、ディスプレィやキーボード、スピーカー、プリンターといった、一ユーザーとしてのインターフェース以外は、ほとんどなにごともできなくなっているのが実状だ。オープンソースのソフトウェアだって、「誰でも手を加えることができる」などと言われても、それは過剰広告だ。私たち一般人には、なにもできない。 今後、このような本を読んでいくかどうかは微妙なところではあるが、常に好奇心を誘ってくれるこの著者の本のタイトルや視点には感心するところが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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