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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2008.12.31
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カテゴリ:mandala-integral

(2)よりつづく

「生と覚醒のコメンタリー」(3)新装版 クリシュナムルティの手帖より
ジッドゥ・クリシュナームーティ /大野純一 2005/04 春秋社 全集・双書 369p
Vol.2 No.497 ★★★★☆

 瞑想は、生における非常に重要な行為である。たぶんそれは、最も大きな、深い意義を持つ行為である。それは、容易には捕えがたい芳香である。それは、努力や訓練によって買い入れられるべきものではない。方式は、それが与える産物のみを生み出すことができる。そして方式、方法は、羨望や食欲にもとづいている。p68

 コメンタリーの4分の3を経過したところ。淡々としたクリシュナワールドが繰り広げられるが、風景描写が前にあるというパターンばかりではなく、直接的なクリシュナムルティ本人の心境から始まることもある。 

 瞑想することができないことは、日光、暗い影、きらめく水や若葉を見ることができないことである。しかしこれらのものを見る者は、いかにわずかであることか! 瞑想は、何一つ与えるものを持たない。あなたは、両手を合わせて物乞いにくることはできないのである。それはあなたを、いかなる苦痛からも救い出さない。それは、ものごとを溢れんばかり清澄で、単純にする。しかしこの単純さを知覚するためには、精神は、いかなる原因も動機もなしに、自ら原因や動機によって蓄積してきたすべてのものから、それ自身を解放させなければならない。p68

 クリシュナムルティから、直々に「瞑想は、何一つ与えるものを持たない。あなたは、両手を合わせて物乞いにくることはできないのである。それはあなたを、いかなる苦痛からも救い出さない。」と厳粛に宣告されると、言われていることは当然のことでありながら、やっぱりそうなのかぁ・・・、と、ちょっとシュンとした気分になる。「それは、ものごとを溢れんばかり清澄で、単純にする。」と、これまた当然のことが続いて語られても、なかなかダメージからは立ち直れない。

 瞑想は、既知のものを一掃することである。さまざまな異なった形をした既知のものを追い求めることは、自己欺瞞のゲームであり、そのときには瞑想者が主人であって、瞑想の単純な行為はない。瞑想者は、既知なるものの領域でのみ行為できる。未知なるものがあるためには、彼は行為することをやめねばならない。不可知のものはあなたを招かない。そしてあなたはそれを呼び招くことはできない。それは風のように去来する。そしてあなたはそれを捕えて、あなたのため、あなたの使用のために蓄えておくことはできない。それは、何一つ実用的価値を持たないが、しかしそれなしには、生は限りなく空しい。p68

 既知、未知、不可知。この三つをOshoともに散策していたことを想い出した。あちらは、自分の不純な思いつきでスタートした読書であったが、いまだに終結しないままで、突然中断したままになっていたのだった。そろそろ再開できるであろうか。

 問題は、どのように瞑想するか、どんな方式に従うべきかではなく、瞑想とはなにかということである。「いかにして」は、方法が与えるものを生み出すことができるが、しかし瞑想とは何かへの探究それ自体が、瞑想へのドアを開くことだろう。探究は精神の外側にあるのではなく、精神それ自体の運動の内側にある。その探究を調べる際に最も重要になるのは、探究者自身を理解することであって、彼が何を探究しているかではない。p69

 クリシュナムルティの宣告は、どこまでも冷徹で、鏡に写った無の空間のようだ。

 ・・・・と、ここで2008年の書き込みは終了した。

 






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Last updated  2009.01.01 08:27:15
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