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【システム運用カイゼン】(2004.11.09)
********************************************************************** ■先ずは日記 ********************************************************************** 昨日は、ある大手ソフトベンダーの部長様を訪問しました。 ビジネスで何かお役に立つようなことがないのか、お話しをさせてもらうため の訪問でしたが、今回は活路を見出すには至りませんでした。 その時のちょっと恥ずかしいことですが、大切な気付きの話しを書きます。 話しの流れから、私がつい口にした 「タイミングがあれば、チャンスをいただいて・・・・・」 という言葉に対し、その部長様は 「そのチャンスは、うちにはリスクなんだよねぇ。ハハハッ。」 との軽いジャブ。 つまり、 ●【(自分)チャンス】=【(相手)リスク】 という式になっていたのです。 どうして ●【(自分)チャンス】=【(相手)チャンス】 となっていなかったのでしょうか? 私は気付かないまま、自分の立ち位置を「仕事を下さい!」というところに、 移してしまっていました。 始めのうちは、上手くタイミングがあって、両者の意向が合えば・・・と思っ ていたのですが、いつのまにか仕事が欲しいとの欲が前に出てしまい、相手の 信用を落とす結果に繋がっていたんです。 その部長様から見たら「自分ところのおこぼれを貰いに来た人」ですね。 それじゃ、信用して契約なんかする気は起きません。 逆の立場になれば、自分だってそうですから。 【(自分)チャンス】=【(相手)チャンス】になる会話を心がけましょう。 ********************************************************************** ■事業サポートの信頼性向上 ********************************************************************** 日頃から、企業情報システムを運用することは、企業活動つまり事業の基盤を 運用することだと、この日記に書き続けています。 そして、その運用のサイクルをマネジメントすることが、ITサービスマネジ メント(の一部分)にあたります。 何度も登場しているITILですが、ITILはITサービスマネジメントに おけるベストプラクティスをまとめたものです。 そのITILでITサービスマネジメントの利点のひとつとして、 ●サービス品質の向上。すなわち、事業サポートの信頼性の向上 があげられています。 つまりITサービスマネジメントは、システムだけの観点だけでなく、事業の 観点で、マネジメントすることが求められます。 そんなことを言うと、 「難しすぎて、運用としてシステム面倒を見切れないなぁ!」 という気持ちになってしまうかもしれません。 でも慌てることはありません。 当然、自分のスキル(ITもビジネスも)を高めることも必要ですが、まずは まわりにいるスキルの高い方に協力を求めてみて下さい。 特に事業(ビジネス)に関する分野については、必要であれば経営層、マネジ メント層の声をしっかり聞くようにして下さい。 (開発時だけが、ITに関するヒアリングのタイミングではありません。) 事業サポートとして、システム運用部門に何を求めるのか? その要求に対し、サポートサービスとして、どのように応えていくのか? 具体的なアクションを、見出すことが出来るはずです。 また、時には両者の専門家の意見を取り入ることも必要でしょう。 (その時には、なんちゃってコンサルタントや、なんちゃってITコーディネ ーターには注意して下さいね) 社内で調達出来ない場合、時間をお金で買うことは重要ですから。 このようにしながら、事業サポートの信頼性の向上を図りましょう。 ★システム運用カイゼンのポイント★ システム運用は事業サポートをしています。 マネジメントによって、事業サポートの信頼性向上を図りましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【システム運用カイゼン】 Copyright (c) 2004 Tatsuro Fukuda. All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月10日 01時22分39秒
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