マイナスの力を引き寄せてしまう兄弟。
15年ぶりに外の世界に出た二人、しかしそれは『自由』と引き換えに得た試練の世界だったのだ------------。
怯える直也と共に入った一軒の店。
パンクしてしまった車をどうすることもできず、客のひとりが3万で直してやるという言葉にうなずく直人。
TVで偶然流れていたのは霊媒師やサイコキネシスの番組。
店にいた連中はそろって、ありえないとバカにしたり、そんな能力あったら便利だと、持っていないが故の楽天的で無責任な言葉を吐く。
いたたまれない兄弟。
そう、二人にとってその特別な力こそが親と引き離され、15年も隔離された世界に閉じ込められる原因だったのだから。
リーダー格の男の過去をリーディング能力で知ってしまった直也。
母親が超能力を使うといわれる教祖にのめり込み、店のお金を持ち出し、最後は家族を捨てて出て行ってしまったことがトラウマになっていたのだ。
『超能力』といものをバカにし、毛嫌いしている男。
彼の暴力に恐れる仲間は恐々話をあわせたり顔色をうかがうのだった。
「超能力なんてのが本当にあるのなら目の前で見せてみろ!!」
なじる男。
数々の暴言をじっと耐えつつ聞いていた直人。
「兄さん、怒っちゃダメだ」
なだめる直也。
緊迫した空気を裂くように店に入ってきたのは車の修理を終えた男。
そこへ不用意に「超能力のTV見たい」と言ったので、リーダーの男は逆上し、いきなり暴力を振るいだしたのだった。
仲間であるはずの者は、皆そろって遠巻きにしかせず、暴力やとばっちりを恐れて誰も助けようとはしなかった。
「やめろ」
暴力にいたたまれなくなった直人は声をあげた。
そして彼の目の前で力を使い、フォークをまげて見せるのだった。
安っぽい挑発に乗ってしまった直人。
一瞬驚愕の表情をした店の連中だったが、すぐに「トリックだ」と馬鹿にする。
そんなことできるわけがない。
超能力なんて信じられない。
怯えを隠すため彼らは傲慢な態度に出るのだった。
直也に目をつけた女はリーディング能力を試そうと近づく。
驚愕する直也。
怯えが直也の力を倍増させ、彼に触れた女の過去がフラッシュバックとして店にいたみなに映像を見せるのだった。
淫らな関係。
裏切り。
だまし合い。
人間の醜い部分をいきなり見せられた直也。
おぞましさにパニックをおこす。
怯える直也を見た直人はそれに誘発され、力を放出してしまい店は大変なことに!!
そんな中、二人連れの男女が外に飛び出そうとして、入り口にうずくまっている直也を押しのけたのだった。
不用意に触れた彼女から流れてくる過去。
首を絞める映像。
その光景は直也の許容範囲を超えたものだった。
驚愕に叫び声をあげるのだった。
崩壊する物。
鼻血を流す人々。
彼らの瞳に生まれた奇異の存在を見る色。
「バ ケ モ ノ」
二人は肩を寄せ合って店をあとにした。
『マイナスの力を呼び寄せてしまう・・・・』
御厨の言葉がよみがえるのだった。
一方消えた翔子。
嘆く両親。
託された奇妙な文字のつづられたノートだけが、翔子と兄弟をつなぐたったひとつの鍵となるのだった・・・・・。
直人兄さん。
よくそんなお金持ってたよね(にっこり)
免許といい、あの施設はそんなに充実した設備があるんだね(笑)
怯える直也は庇護翼かきたてて、直也が叫んだり「兄さん!」って言うたびに萌えてしまいましたよわたくし(へへへ)
ああいう系やらせると(どういう系だ笑)彰くんはやっぱ天下一品だ。
やっぱ彰くんの直也はぴったりですな(^▽^)
毎週楽しめそうだ♪
しかし内容がこれからかなり人間の負の部分をえぐってくれるので、結構心してかからないとこれはつらいと思いますね。
毎週くら~く落ち込みながら見るとしますか(←自虐的?)
◇予告◇
最後に見た女の殺人の現場。
事件が二人を捕らえて逃がさない。
直也の能力はどこまで発揮されるのかな。