筑波メモ その2
質問事項と発表者の名前はあとで付け足そう。あと、◎1~◎4は機種依存文字のやつ。防災科学技術研究所1 はじめに独立行政法人防災科学技術研究所(略称:防災科研、National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention=NIED)は、文部科学省所管の非特定独立行政法人(2006年3月31日までは特定独立行政法人)。メインキャンパスはつくば市にあるが、全国各地に実験施設や観測施設を所有している。概要所在:茨城県つくば市天王台三丁目1番地理事長:岡田義光(地震学)予算:118億円(2006年度)事業防災科学技術に関する基礎研究及び基盤的研究開発等の業務を総合的に行うことにより、防災科学技術の水準の向上を図る2 研究内容について(1) 地震について◎1 地震はどうやって起きるのか地震は、地下の地盤や岩盤のずれ(断層)が生じることで発生する。断層のずれによって生じた振動は地中を伝播し、地表でも揺れ(地震動)を生じる。断層は、地下でずれ動くだけで地表に現れないことが多いが、大きな地震の時には地表にも現れることがある。◎2 どうして日本は地震の発生が多いか日本は地震が多発する宿命にある。地球上で有数の地震発生地帯にあるからだ。 地球は、陸や海をのせた十数枚のプレート(岩板)でおおわれている。プレートは、それぞれちがう方向に年間数センチの速さで動いている。そのため、プレートどうしが押したり引いたりする巨大な力が働き、たがいにせめぎ合っている。この力が地震の原因だ。日本は、北米(北アメリカ)プレート、ユーラシアプレートなど、四つものプレートが集まる「プレートの交差点」にある。◎3 地震に対する防災科学技術研究所の行い防災科学技術研究所では、日本全国の1800箇所以上の地点で地震の観測を実施している。観測されたデータは、解析結果や関連情報とともにインターネットを通じて広く公開されている。1、 高感度地震観測網人が感じない微弱な揺れまで記録するために全国約800ヶ所の地下100m以深に設置した高感度地震計で構成される観測網で、詳細な震源分布の把握や日本列島周辺の地下構造推定に活用されている。2、 広帯域地震観測網様々な周期の揺れを正確に記録するために全国約70ヶ所の横坑の奥に設置した地震計で構成される観測網で、日本列島周辺で発生した地震のメカニズム解の推定や地下構造の推定に用いられている。3、 強震観測網(K-NET,KiK-net)被害をおこすような強い揺れを確実に記録するための観測網である。K-NETは、全国約1000ヶ所の地表に設置した強震計からなる観測網である。KiK-netは、Hi-net観測点の地表と地中に設置された強震計から構成される観測網である。これらの観測網のデータ等は、地震ハザード・被害リスク評価などに役立ている。◎4 地震で生きのこるため、ふだんからしておきたいこと1, いつも寝ている場所が安全か確かめようねている場所にタンスがたおれてこないか、重い物がとんでこないかたしかめて、安全な場所でねることが大切。大きなゆれで、ねているベッドまで動くこともある。気をつけるべし。2, 枕元には靴やスリッパを置こう地震のときはまどガラスや食器が割れて、ゆか一面にちらばる。くつをはかないと、とてもにげ出せない。 ガラスがわれてもとびちらないよう、フィルムをはっておくのも良い。3, 出口への通り道にある家具を確かめよう倒れた家具が出口をふさいで逃げ遅れることもある。家具を固定して命を守るべし。 ひとつしか出口がないと、外に出られなくなることもある。出口をいくつか考えておこう。3 質問事項考え中4 おわりに日本は地震が起きやすい場所にある。普段から「生き残るための努力」をして、自分の命を守ろう。