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カテゴリ:読書
* 最近の読み終わり *
別宅参号に、最近読んだ本の感想をアップ。良かったら読んでくださいませ。 ・恩田陸『禁じられた楽園』 ・伊坂幸太郎『グラスホッパー』 ・西澤保彦『パズラー』 ・宮部みゆき『ICO -霧の城-』 恩田さん『禁じられた楽園』の感想で“ツマンナイ”なんぞとぬかしてますが、 読み終わった後も、いろいろいろいろ…あのラストについて考えさせられて。 こーんなにのちのちまで後をひく作品は“ツマラナイ”くはないですよねー(汗)。 感想を書いた後も、別宅壱號でぶつぶつつぶやいてますので、 関心のある方は、もし良かったらどうぞ(コチラ)。 ![]() できることならカテゴリ分けして日記を書きたいので、 日記の日付が前後する部分があるかもしれません。 ご容赦の程を。ぺこり。 早く「一日一日記」が改善されますように>楽天さま。 ![]() という訳で、リアルタイム12日の今日、一日遅れで図書館へと行ってきました。 (何の本を借りたのかは、また明日の日記で^^) つい先日読んだばかりの大崎善生『孤独か、それに等しいもの』収録の短編を読んだ時感じた 「こんな感じの短編を、村上春樹さんの短編で読んだ!」 を確認するため。 ええ。判りましたともさ。 『回転木馬のデッドヒート』収録の「プールサイド」でした(*^^*)。 大崎作品(「だらだらとこの坂道を下っていこう」)では “頂上を越え、これからは人生の下り坂”みたく描かれてましたが、 春樹作品では“人生の折り返し点を折り返した”と描かれてます。 個人的な悲哀として“人生の半分を過ぎた”を描いている春樹作品に比べ、 夫婦愛を絡めている分だけ、大崎作品の方が口当たりがいいかと思います。 でも…私個人としては春樹作品のが好みだったし、感情を揺さぶられました。 で、それだけじゃなく『回転木馬~』収録の「今は亡き王女のための」と、 『孤独か、それに~』収録の「シンパシー」も“似てい”たのでした(汗)。 なりゆきで参加してしまった合宿。その夜、集団の中で目立つ女の子と 偶然、同じ布団で寝ることになった…。 やったのが大崎作品で、やらずに我慢したのが春樹作品(爆)。 もちろん、小説の細部やテーマも違う。主人公の相手である女の子のその後も違う。 もしかしたら他の人が読んでも「似ている」とは感じないかもしれない。 でも、その作品のクライマックスシーンが他の作品を喚起させる (しかも、その作品のがよりセンスがいい)なんて、なんかちょっと…と 思ってしまったのですよ、その時の私は。 村上春樹があるなら、大崎善生は読まなくていいや。 …という訳で私、これから後、大崎善生の小説は読みません。 (ノン・フィクションは読むかもしれないけど^^;) つくづく、相性の悪い作家というのはいるものなのですね(感嘆)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 12, 2004 09:52:06 PM
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