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テーマ:仕事しごとシゴト(23338)
カテゴリ:〆働-シゴト-
大きなプロジェクトの会議があった。
実は、その会議でプロジェクトの方向性を決める役を仰せつかっていた。 なんとか、自分の手持ち時間、一時間ピッタリで方向性は決定。 とはいえ、立ち位置の違う部の要望を集めて、一つの方向性に向けて合意を得る、というのは、とんでもなく面倒くさい作業だった。 会議は、一時間だったけど、その準備に、どれだけ工数をかけたか。 要望を集めるにしても、てんでバラバラなのが出てきては、まとめようがないので、まず要望書の書式に細心の注意を払った。 全てが選択式、という気軽に書き始められるが、イメージが固まってないと、前後で矛盾が出てくる。 矛盾がないように記入していくと、自然にプロジェクトへの要望が漠然とからハッキリ、になるように作った。 また、とんでもない要望が出ないように、誘導する仕掛けもしてある。 それでも、とんでもない要望とは出てくるモノなので、まとめに苦労する。 ウチはそんな方向性に従えない、と誰かが言い出したら、オジャンなので、納得する条件をつけるなど、反対意見が出にくいようにはする。 その上で、まとまり難い項目には、わざと反対意見がでやすいように攻め場所を作っておく。 その状態で、一切の根回しナシに、会議開始。 大筋は、各部が出した要望に沿ってまとまっているので、小さな意見は出るけど、問題なく進行。 一番危惧していた項目は、用意していた攻め場所に文句が殺到。 もちろん、予定していたので、それを解消する方向で集約。 おかげで、そっちを飲むならこっちはいいや、と細かい条件は重視されずに、合意を得られた。 その後は、他の人が担当。 根回し済みで簡単だから、資料ナシの口頭だけで、と自信満々だったのが、不用意な一言で会議は炎上して時間切れ。 決定事項がないままに、次回持ち越しとなった。 議事録だけ見れば、「提案が承認された」ばかりの私に向かって、「楽な方やりやがって」というようなコトを言ってくるが、教育する義理はないので、「運がよかったんですよ」と白々と答えた。 部下なら、「会議が楽に終わるのは、正確なデータを資料として用意しているから」「都合のいい想像ばかりしてるから、トラブル対処が真剣にされていない」「A案にしたいのかB案にしたいのか分からない発言は、無能を晒すだけ」とか教えてあげるのですけど、ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/06/18 05:09:17 PM
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