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2016年03月03日
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テーマ:ニュース(99712)
カテゴリ:教育問題
 千葉県柏市の教育委員会は、市内の小中学校に対し、組み体操禁止を通知することになったと、2月18日の東京新聞が報道している;


 事故が相次いでいる運動会の「組み体操」をめぐり、千葉県相市教育委員会が2016年度から、市立小中学校での全面的禁止を検討していることが、市教委への取材で分かった。25日の教育委員会議で正式に決定、15年度中に全校に伝達する見通し。スポーツ庁の担当者は「全面的に禁止するのは聞いたことがない」としている。

 市教委によると5日、同市の校長会から廃止を検討するよう要請があった。市立小中学校では15年度、組み体操の練習中にけがを負い、病院に搬送されたケースが約40件あった。

 市教委の幹部は「団結力が深まるメリットがある一方、けがのリスクもある。その両面を判断して、市内の各校長が禁止を選んだ」と説明している。

 組み体操をめぐっては、大阪市教委が「ビラミッド」と「塔(タワー)」の禁止を決定、さらに組み体操自体の禁止も検討している。千葉県松戸市教委も組み体操の廃止を含め、安全対策の見直しを進めている。

◆被害生徒の母「良かった」

 柏市教委が組み体操の全面的禁止を検討していることについて、組み体操の事故で重傷を負った同市立中学3年生の男子生徒(15)の母親(44)は17日、本紙の取材に「本当に良かった。同じような事故を防ぐことができる」と喜びの声を上げた。

 男子生徒は昨年9月、体育祭の練習中に四つんばいに積み重なる5段「ピラミッド」の上部2段目から落下。約2・5メートルの高さから後方に落ちて、右太ももを地面に打ち付けて骨折。手術を受けて1カ月以上、入院した。本紙が昨年10月に事故を報じてから4カ月以上たった今も、足の装具は外れないという。取材当時、「落ちた時は死ぬかと思った。けがが続くなら組み体操はやめた方がいいと思う」と答えていた。

 生徒は今も、右太ももから足首にかけて金属製の装具をつけて生活。走れず、体育も休み、完治のめどはたたない。受験生の生徒に代わり、母親はこう訴えた。「たった一度の組み体操の落下で、希望がくだかれる。この苦しみは当事者にしか分からない」。同じ中学に通う生徒の弟が、組み体操をやらずに済みそうなことが救いだという。


2016年2月18日 東京新聞朝刊 12版 31ページ「柏市 組み体操全廃へ」から引用

 柏市教育委員会が組み体操禁止の方針を決めたことは、全国の小中学生に取って朗報と言えます。団結力が深まるとか、達成感があるとか、いろいろ感動的な要素があるからと言って、命がけのパフォーマンスを全生徒に強要するのは、教育的見地から言っても、いかがなものかと思います。そのような観点から、柏市教育委員会の決定は英断であったと思います。ところが、この報道の2、3日後は、東京都教育委員会が、組み体操の実施に当たっては注意を呼びかけるが、禁止まではしないという決定をしたとの報道がありました。本来であれば、組み体操をやるかやらないか、各学校が自主的に判断して決めればよさそうなものですが、そこは横並び意識の強い日本人、お上の指示もないのに勝手なことをやって周りから奇異の目で見られるのは避けたい、などと言っていては児童生徒の健全な成長は望めないのではないかと危惧されます。









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最終更新日  2016年03月03日 11時40分30秒


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