この夏,吼えるグラウンドママと化した私。
秋にもそれは続き・・・。
近所のサッカースクールに入塾,
そして昨日,県内のトップチームの練習風景を目の当たりにする機会に恵まれました。
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練習に熱中する息子から,
目が離れました。
続々と集まってくる子供たちの集団の統制は,
揃いのユニフォームによるものではなく。
『時間だよ』と誰かが声をかけるでもなく始まったアップ練習は,
さながらプロのバレエ団のバーレッスンの映像を見るときと同じく,
その完璧さに目が釘付けになりました。
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速いペースでのランニング。
足運びと呼吸のタイミングなど,考えてしまいます。
サッカー独特の走り方。
ステップやパス練習も,
リズムに乗って流れるようにこなしていきます。
リフティング。
軸はぶれず,
膝から甲までが柔らかくしなって見事です。
動きにも,時間にも,すべてに無駄がなく美しい。
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このチームの試合を始めて観たのは去年のちょうどこの頃。
ざざっとグラウンドに現れ,
きっちりと試合をこなし,
一分の乱れもなく颯爽とグラウンドを後にしていった黒い集団。
小学生だなんて,
信じられない。
あのときの衝撃は夢ではなく,
とてつもない現実でした。
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実力の差が最も現れるのは基礎練習においてだと,
恐ろしいくらいの現実を目の当たりにしました。
頑健な基礎の上に立ったものは,
それがなんであれ美しい。
『ワン・ツー・スリー』のワルツをBGMに,
焼きついたパス練習のワンシーン。
夢中になって過ごす何年もの同じ年月。
そこに生まれるこれだけの差。
与えるものの違い。
だからこその結果の違い。
・・・記憶に焼き付けるための,今日の覚書。