テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:★★★★★
このところホーン作品を中心にハードなものが続いたので、そろそろ骨休めでもしてのんびり過ごしたい・・・そう思った時に思いついたのが、この作品。ペトルチアーニのソロピアノで、エリントンの曲を上品に聴かせてくれる。この作品のペトルチアーニのピアノは音に濁りやくすみがない。普段は濁りやくすみを喜んでいる猫麻呂でも、このペトルチアーニの音は、やっぱり気持ちがいいのだ。エリントン・ソングブックというと、普段はおどろおどろしい個性の塊のような作品を期待してしまうのだが、たまには素直な作品でリフレッシュするのもいいものだ。
エリントン/ストレイホーンの曲は、かなり有名な曲ばかり並んでいるが、中に"African Flower"、"Hidden Joy"、"One Night In The Hotel"という見慣れない曲が入っている。エリントン楽団での演奏も心当たりがないので、Allmusicで調べてみると、エリントン楽団での演奏はCD化されていなようだ。"African Flower"は、いかにもエリントンが作りそうな曲だし、"Hidden Joy"はストレイホーン作品っぽいのだが、ひょっとしてペトルチアーニのオリジナルなのだろうか・・・。("One Night In The Hotel"はオリジナルだと思う。) 私の一番のお気に入りは"Hidden Joy"と"One Night In The Hotel"。せっかくたまに聴くのだから、美しい世界に浸ってみたっていいだろう。"One Night In The Hotel"は、どこか小曽根真に似ているような感じもするなぁ・・・。 Michel Petrucciani / Promenade with Duke (BlueNote) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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