カテゴリ:散文・つれづれ
近所に100円ショップがオープンしたので
早速 行ってみた。 最近の100円ショップは 本当に何でもある。 ここは あまり広くないから 品数も そんなにないけれど それでも お香 オフホワイトのシンプルでお洒落な食器セット 除湿剤 ゴキ○リ駆除剤 ガーデニングセット 履歴書 セキュリティーグッズ・・・ ちょっと前まではなかったようなものが たくさん置いてあって つい目移りしてしまう。 とりあえず 目的のレインコートとジャンプ傘、 それと 衝動買いの ナイロン製のホコリとりで 315円のお買い物。 外に出ると 来たときにも増して 尋常じゃない程の ギンギラ太陽。 おもわず買ったばかりのジャンプ傘をさし 車通りの少ない裏道を キイコキイコと片手運転。 日陰にいると この暑さも大分違う。 時折吹く風が心地よい。 ・・・と、前方に 「さすべえ」発見。 「さすべえ」・・・? 「さすべえ」 自転車のハンドル部分に 傘を取り付ける為の器具の ナイスな商品名である。 この器具に 日傘や雨傘の柄をカチッと挟み込み 傘をさした状態のままで自転車に乗れるというスグレモノ。 関西には「さすべえ」族が沢山いる。 私がいる市内では 自転車に乗っているオバサマの 7割程は「さすべえ」族である。 大阪や神戸の繁華街に行っても この時期かなりの高確率で 「さすべえ」に出あうことが出来る。 ここに越してきたばかりのころは この「さすべえ」が珍しくって珍しくって 見かけるたびに うくく。と 笑いをこらえるのに必死だったのだが 慣れとはおそろしいもので 今やすっかり夏の風景の一部である。 東京や横浜では 殆ど全く見かけなかった「さすべえ」が なぜ この付近ではこれほど異常に多いのか? そんなに紫外線が怖いのか。 関西だけ 紫外線量が多いとでもいうのだろうか? 博多の友達も ウチに遊びに来たときに この光景は不思議がっていた。 陽射しはあきらかに博多の方が強いはずだが 博多ではそんなに見かけないらしい。 県民性、ってヤツだろうか? きっと 関西のオバサマは 日焼けするのが何より恐ろしいのだろう。 「さすべえ」に 長袖シャツに白手袋、 サングラスにサンバイザーなんてオバサマも 誇張ではなく、たくさんいらっしゃる。 しかし 不思議なことに この「さすべえ」、 殆ど夏場の晴れた日にしか見かけない。 雨の日にも使える せっかくの「さすべえ」なのに みかけない。 雨の日の 「さすべえ」族は 何故か片手に傘を持ったり レインコートを着たりして 自転車に乗っている。 「さすべえ」だけは 自転車につけたまま・・・ 多分、自転車に乗ると 前方から雨が吹き込んでくるので 「さすべえ」はまっすぐにしか差せないから役に立たないか 斜め前に傾けると 前が見えなくて 危ないからだろうと思われるのだが だったら 陽射しだって いつも真上から差しているわけじゃないし 夕方や明け方は意味がないのでは?と思うのだけど どうやらそういう意見は無視されている模様。。。 今日も 「さすべえ」族は 颯爽とゆく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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