カテゴリ:ココロのおもひで
中学時代 ブラスバンド部に所属していた私には
夏休みなんて なかった。 元日だけが 一年の中で 唯一のお休みで その他の日は ずっと 朝に夕にと 練習練習で明け暮れていた。 全国大会に出るような実力校だったので 練習は そりゃあ厳しくて まるで 体育会系そのものだった。 夏の合宿は 毎年 河口湖だった。 毎朝5時起床。 身支度を手早く済ませ、 5時半から 柔軟体操&湖畔の散歩。 7時に朝食をとり 8時から12時まで 基礎練習。 基礎練習には 腹筋や腕立て伏せなども含まれる。 楽器を持つ姿勢を保つためと 音を常に一定に保つためだ。 センパイに足を押さえられているので ズルはできない。 ツライ・・・。 その後 マウスピースだけで 音がきちんと保てるように練習。 さらに その後 楽器本体をつけて 音階をきれいに奏でる練習。 12時 ようやく昼食 休む間もなく その後すぐ 午後の練習が始まる。 ようやく譜面を見ながらの練習。 夕方からやっと 全パート揃って 音を合わせる。 フルート担当だったのだけど 午後になると さすがに疲れて 楽器を支える腕が だんだん だんだん 下がってくる。 と、すかさず 隣に座ってるセンパイが 楽器を下から ぐいっ!!っと持ち上げ 姿勢を直される。 ・・・イタイ (>_<) へたっぴだった私は 毎日 毎日 怒られていた。 何度も何度も 怒られていた。 ・・・思い返しただけで 疲れが蘇る。 よくもまあ あんなに練習して 唇が腫れ上ったりしなかったもんだ。 できない曲は 夜の自由時間に 自主練まで させられたっけ… (^^; あのころ ちょっぴり恨めしく思って見上げた富士の山。 今でも 富士山をみると ふと思い出す 過酷な夏の思い出だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.20 16:45:24
コメント(0) | コメントを書く
[ココロのおもひで] カテゴリの最新記事
|
|