ココロの森

（※　ネタバレあります。セットリストあり　）

行って参りました。

FUMIYA FUJII PREMIUM LIVE 2006
ONE NIGHT SPECIAL『ロックオーケストラ　2』クリスマスVer.

いつものバンドメンバーに、オーケストラを加えた特別編成の、
一年の締めくくりに相応しい豪華なライブです。


このロックオーケストラ・ライブに参加するのは今回が初めて。
去年は、何となく行く気がしなくて（笑）参加しなかったのですが、
東京のライブに参加した友達が大絶賛！！
「絶対LIVE DVDを買って損はない！」
と言われ、何年かぶりに兄のDVDを買い求めて観てみたところ・・・

・・・いいじゃない！！

というわけで（笑）
今年はちょっと楽しみにしておりました。




会場は、大阪城ホール。

青と白のキレイなイルミネーションと、
警備の男性や会場の係の女性のサンタの衣装が
クリスマスムードを盛り上げています。


ステージ向かって右側、二階席の後ろから２番目という
ＦＣで取ったとは思えない天井席に　ややうんざりしつつ着席（笑）

今回は、初めてホールを横使いにした、Ｔ字型の東西に長いステージ。
会場中央部分にせり出した花道の真上には、豪華なシャンデリアが輝き、
東西に伸びた花道の横には、可愛らしいクリスマスツリー。

ステージ後方の客席をホリゾントに見立ててかけられたサテン地のシート以外に
特にセットらしいセットもなく、いたってシンプル。

「見せるより、聴かせる」というコンセプトの表れなのかもしれません。



ステージのほうは、
後ろ側の2段ほど高い位置に、20名ほどのオーケストラ席。
ハープもティンパニもあり、思ったよりも本格的です。
ステージ向かって左側の、一段高くなったところにはSAX，
更にその左下には打楽器群が並べてあり、
（おそらくスティーブさんがくるんだろうな、と予想）
フラットな位置には、通常のバンドの楽器が並んでいます。


予定開演時間をだいぶ過ぎてから、
クラシックのＢＧＭが一段と盛り上がってきたところで、会場暗転。
薄く照らし出されたステージ上に、正装したオーケストラの方々や
バンドメンバーが登場します。
ステージ右手には、バックコーラス隊『アマゾンズ』のお姉さまがたも、
黒いドレスに赤い派手な羽根マフラーを纏って登場！

ハープのイントロが静かに流れ始め、
ドラムセット前のせり上がりから、タキシードに身を包んだフミヤ登場。

オープニングは、『TRUE LOVE』。



ライブでは、アコースティックギター一本で演奏することも多い、
シンプルなメロディのラブソングですが
オーケストラで奏でると、独特の音の幅がでて、
ロマンティックな雰囲気が増します。

普段のバンド演奏では、
キーボードやギター等、コード楽器で音の厚みを出すので
音に勢いや力強さがありますが、
オーケストラは、基本的に単音楽器を数多く重ねて、音の厚みや広がりを出すので
そのぶん、繊細で伸びやかに聞こえます。



続いて、クリスマスらしく
『SILENT NIGHT』を軽くながし、

次の『Brand New Love』では
オーケストラのストリングスが、いきいきと活かされていて
「これぞ、ロックオーケストラの醍醐味！」といった感じ。

　♪　海が広がるように　君が広がってゆく
　　　新しい季節が　すぐそこまで来てるよ　さあ行こう・・・

という、未来を感じさせるのびやかなこの曲の詞は、なかなか素敵です。
（作詞は勿論、フミヤ）



続いて

『ストレイキャット』
『Tokyo Runaway Blues』

と、二曲続けてダンスナンバー。
今までしっとりと落ち着いた音色を聴かせてくれていたオーケストラの皆さんも
楽しげにリズムを取りながら演奏していらっしゃいます。
（自称）天才打楽器奏者スティーブ・エトウのワザも炸裂！！
電子コンボやら、マラカス、タンバリン等を次々に持ち替え、
間奏部分ではいつものように、ドラム缶を電動ノコギリでバリバリと削りまくります！
オーケストラと、エトウ氏のコラボは、
なかなかシュールで見ごたえがありました（笑）


『Style』で、ちょっとまったりと落ち着かせたあと、
『Crystal Blood』

続いて『White Sky』、『星空の片隅で』
でしっとりとさせてＭＣへ。


（ＭＣは長くなるので省略　ｗ）

ファンからのリクエストで多かったという２曲

『映画みたいに』
『大切な人へ』

では、これまたストリングスの良さが際立ちました。

個人的には『映画みたいに』が人気があるというのが意外でした。　
メロディーはすごくいいんだけれど、あの詞は私にはどうも・・・・　　(^^;）


『大切な人へ』は
来年1月27日から公開の
イ・ビョンホン主演韓国映画『夏物語』のエンディングテーマにも決まったそうです。
この曲、確か、今も写真か何かのＣＭソングに使われていたはず。。。
サビの部分が印象的なラブソングです。




この２曲が終わったところでまたＭＣ。

「あっというまに今年もおわり、
　月日が流れるのは早いよね。
　でも、歌というのは、それを聴いただけで
　一瞬で、過去へとタイムスリップできます。
　では、ここで、チェッカーズの曲を・・・」。

場内、大歓声！！！

「びっくりするよ～。今回。
　ものすごく若返るぜ、みんな（爆）」





まず　一曲目

！！！！！！！『星屑のステージ』！！！！！！！

ぎゃ～～～～～～！　なんで今宵この曲を？？？（笑）
クリスマスだから星屑なのか？？
ストリングスでやると、なんだか
昭和ムード歌謡みたいだぞ！！
この曲を聴けたのは嬉しかったけど、
なにも　オーケストラのときにやらなくてもよかったんじゃ？？　　(^^;




嬉しいような、嬉しくないような（笑）
なんだか消化不良のような気持ちでいると、
続いて流れてきたイントロに　またまた驚愕！！！

！！！！！！『QUATRE SAISONS』！！！！！！
（アルバム曲なので、ファンにしかわからなくてスミマセン<(_ _)>）

ぎゃ～～～～～～！　これまたなんというシブイ選曲！！
おそらく、間奏部分に『カノン』を引用しているから
今回この曲をセレクトしたのだろうけれど・・・。
この曲は個人的に、想い出深い曲なのだ。



　♪想い出に変われ　ちいさな胸の傷たち
　　忘れてしまうほど　長くは生きちゃいないさ
　　
　　春には花がほころび　秋には枯れ葉が踊る
　　たとえ願いをかけても　いつか色あせ散ってゆく

　　Quatre saisons　哀しみだけ訪れるずない
　　L'amour est la saisons　必ず喜びもくるはずさ
　　涙よ　風になれ　・・・





辛いことがあったとき、
繰り返し何度も聴いた曲・・・





　♪Quatre saisons　そっと季節が巡ってゆくよに
　　L'amour est la saisons　人も愛を繰り返すのかな
　　心よ　雲になれ　・・・








場内が感動に包まれたところで
また雰囲気は一転、クリスマスムードに。

『White Christmas』
『ときめきのリズム』
『Hello』
『ママがサンタにキッスした』

『Hello』は横浜を舞台にした　ちぇっかるず時代のちょっとお洒落な歌。
独身時代、横浜のライブではめっちゃ盛り上がった記憶があるのだが
大阪城でこの曲を聴くと、なんだか妙な感じ（笑）

このパートでは、フミヤがサンタの衣装に着替えて登場する
恒例のパフォーマンスもありました♪



ここからは　終盤の追い込み！
盛り上がるダンスナンバーが　がたたみかけるように続きます。

『タイムマシーン』
『rADICAL☆sTAR』
『EROTIC』
『"Doo-bee Doo-bee"Freedom』
『UPSIDE DOWN』

特に、『タイムマシーン』やラストの『UPSIDE DOWN』の間奏では
ストリングスの方々が一斉に立ち上がって大盛り上がり！！
身体中でリズムに乗って揺れるように演奏したり、
弓をぶんぶん振り回したり、
楽器を高々と持ち上げて拍手をあおったり、
大きく背を反らしてのけぞるように演奏したり（すごい！！）。

フミヤも
「ウチのオーケストラは『のだめ演奏』ができるんです（笑）
　漫画の中だけかと思っていたんだけど、ホントに出来るんだね～！」
と大絶賛でした（笑）



アンコールは　しっとりと

『君が僕を想う夜』
『Go the Distance』


そしてラストに

『ALIVE』





いやいや。　本当に楽しい２時間半でした♪