ココロの森

　　　　　

「わりぃけど、オレ、ここにいるみんななんかより
　ずっとずっと、誰より、チェッカーズファンだから！」

最後の長い長いMCでサングラスの奥で瞳をうるませながら
享氏はきっぱりと言い切りました(笑）


享氏ひとりで全国をまわり、
チェッカーズオンリーDJで盛り上がる素晴らしいイベント
「Standing on the Rainbow」

初回の東京、2回目の札幌に続き、この日は3回目の大阪。
激戦をくぐり抜けてゲットした整理番号は今までで一番の良番！
Bar武でもこんな若い番号手にした事ないのでビビりまくりで会場へ。

ステージ前にもいけそうだったのですが
絶対3時間じゃ終わらないと踏み、数少ないテーブル席へ。
（この読みが的中。　最後のMCの長さったら…）

おかげさまで今回は十分な踊るスペースとメモる場所
そしてアルコールも補充でき、存分に楽しめました！



会場の『Do with cafe』は低めのステージがあるのですが
そのステージ上にDJ卓がセッティングしてあり、後ろのスクリーンには
「みなさんのおかげです」の懐かしの映像が次々と♪
東京会場以外は映像見れないと思ってたので、これは嬉しかった！

解散が決まった時、「おかげです」と「ミュージックフェア」のスタッフさんが
メンバー分きっちり全部編集してプレゼントしてくれたものだそうです。
ちなみにこの日ながれた映像は

「おかげです」より
「珍儀なき戦い」「シンデレラ」「VSチェッカーズ」「太陽にぽえろ」
「学校のよくある風景」（3編くらい）、とんねるずとの卓球勝負。
歌の映像も流れましたよ＾＾



　-　*　-　*　-　*　-　*　-



映像で会場のテンションが上がっている中、享氏登場！
入り口からフロアのみんなの間をぬけてステージへ。

（以下、曲名の表記間違いはご勘弁下さい<(_ _)>）


一曲目は
「ギザギザハートの子守唄」

続いて

「ジュリアに傷心」
「危険なロコモーション」
「ウィークエンド・アバンチュール」

「24時間のキッス」
では

　『当時色んなしがらみでマカオに連れて行かれて
　　その時、尚之がホステスのお姉さんに何か訊かれて困ってたので
　　訳を訊ねたら
　　「いやあ、この人が
「マカオで遊んでて恥ずかしくないんですか」って…」
　　という爆笑エピソードを披露
　　（おそらく日本語覚えたてで間違った日本語を使っていた模様w）
　　この曲が当時マカオでは非常にウケていたそうです


続いて
「恋のGO!GO!DANCE!!」
「MY ANGEL」
「ひとりぼっちのナタリー」
「星屑のステージ」
「ジョニー君の愛」
「ガチョウの物語」

MCでは
デビュー前に藤井家の玄関で土下座して尚之を東京に連れて行く許しを
藤井父に訴えたものの、あっけなくだめだと言われたエピソードや
「ガチョウの物語」で芹沢さんから「何故「尻」なんだ？」と散々突っ込まれた割に
芹沢さん自身がノリノリで♪しりしり～と歌ってたエピソードなど。
（あのコーラスには芹沢さんの声も入っているそうです）

「ムーンライトレビュー50’s」はコーラスの倍音効果を出すため
ひとりひとりの別録ではなく一斉にうたったので、
声が微妙に下がって行ってしまい、
最初はメンバー同士もミスを笑って許していたのだけれど
2時間くらい経ってくるとさすがにやばい雰囲気になり、最後は泣きそうだった、とか(笑）



ここで超貴重なアマチュア音源が登場。

「レッツダンス」（「恋のレッツダンス」の元歌）
「神様おねがい」
「パパ」（『チャーリーブラウン』っぽい、アップテンポのコミカルな歌）



「ムーンライトレビュー50’s」
「クレイジーパラダイスへようこそ」

「発音」（CBCB）
「青い目のハイスクールクィーン」
（みんなで「クロベエ！」コール！！）



ここで「ジェイルハウス・ラブ」をかける予定だったのが
みんなの「うたってー！！！」コールにより急遽生歌！！

「ジェイルハウス・ラブ」（アコギ+生歌）
「Good night」（チラッとw）
「Present for you」（チラッとw）


「missアニーの証言」
「ロンリーソルジャー」



ここで享さんの元に寄せられたメール紹介。
昔、自称チェッカーズファンの男性といい感じだったのに
この曲を知らなかった事がきっかけで疎遠になったという話。
このメール、ウケてましたよ～w
享さんもかなりウケてましたw　勿論私も爆笑！
その原因になった一曲

「Two Kids Blues」



MC。
前回のサミットで「Present for you」をかけたら尚之が
「オレ、この曲、（sax）吹いてないよね？」
というトンデモ発言をしたことを享氏が嘆きつつ披露。

「メンバーでさえこの有様なんだぜ？！
　オレが、チェッカーズの、ディープな話をできるのは
　ホントにお前たちだけなんだよ！（フロア超盛り上がり！）」

　このメールの男もそうだろうけど、
　当時、普通にファンだったって人はたくさんいたと思うけど
　やっぱ「Two Kids Blues」が何のアルバムに入ってたか、とか
　あのツアーではああいうことがあったとか、
　そういうのが話せるのはおまえたちだけなんだ！（場内歓声）」




「俺たちのロカビリーナイト」
「WA WA WA」
「REVOLUTION2007」
「ジプシーダンス」
「NANA」
「TOKYO CONNECTION」
「I LOVE YOU,SAYONARA」





MC。

「song for USA」の次に出す予定だった
「しみるのプリーズ」の一節をフリ付きで披露(笑）
どうしてもこの曲を出したくなくて
メンバー全員でカレンダー撮影をボイコットしたエピソード。
（それでもリーダーだけは逃げずに矢面に立ったとか。さすがです！）

「WANDERER」のサビの部分が最初Aメロだったことや
「お前が嫌いだ」が最初はスローテンポだったことなど
曲の完成前のエピソードの数々。





「WANDERER」
「100Vのペンギン」
（デビュー以来、サポメンなしで出した
　最初で最後の一曲だから感慨深い、とのこと）
「HELLO」
「誰もいないweekend」
「トライアングル・ブルース」
「ミセス・マーメイド」
「愛と夢のファシスト」
（アラフォー女、およそ150人の「キスしてー！」コールを
　一身で受け止める享氏！えらい！！(爆））
「HEART IS GUN」
「お前が嫌いだ」
「Standing on the Rainbow」



後半、特に「愛と夢の～」以降の怒濤の流れは
まるであの時のライブそのものの盛り上がり！！！

頭がクラクラするほど踊りまくったのも
声が涸れる程歌いまくったのも
次の次の日に足腰に来ているのも(爆）
あの解散ライブ以来のことでした。

いやあ、汗びっしょりになるくらい、ホントに盛り上がったな～




「お前が嫌いだ」が終わったところで
既に終了予定時刻だったのですが


「ちょっと、喋らせて。手短にするから！」


と、享氏からのメッセージがありました。

全然手短じゃなく（汗）30分以上話してたのですが
本当に、、、
なんというのか、、、
このイベントをやるに至るまでの思いのたけを
包み隠す事なく、ぶっちゃけてくれました。

今、あのふたりが目の前に居たら
言いたい事はいろいろある、ともおっしゃってました。

ゆるせないという、みんなの気持ちもわかると。

でも、自分は死ぬまでチェッカーズのリーダーで
チェッカーズのリーダーとして死んでいくだろうし
きちっと過去に責任を持つためにもこのイベントをやった、と。

クロベエがいなくなって
再結成は考えられないにもかかわらず
毎年再結成話がくる、何ともいえない複雑な心境。。。


それでも、チェッカーズが大好きだという気持ちは
それこそ最初に書いたように、誰よりも強くて
だからこそ私たちファンの気持ちも汲んでくれて
そうしてなにより享氏自身が一番楽しみながら（←ココ大事！）
このツアーを開催してくれた。


享氏の人間としての大きさ、やさしさ、
嘘のない、まっすぐな言葉にうたれ、みんな泣いていました。。。



「いろんな音楽に山ほど触れて来たオレが言うんだから間違いない。
　チェッカーズはカッコイイぞ！
　チェッカーズが好きだってこと、みんな胸はって自慢していいぞ！」


この言葉、うれしかったな。。。
27年、リーダーについてきて、よかった。
27年前、不純な動機だったとはいえw
彼等に目を留めた自分を本当に褒めてあげたい(笑）




♪七つの舌をだせ　で　アカンベーをしていた享氏。

「また一緒にあそぼうぜ！」といって
逃げるように会場を去りました。

あ、泣いてるな、と　心の中でひとりごちたことでした(≧ｍ≦*)





追伸：このツアー、これから毎年921以降に開催するそうです♪
　　　今回参加できなかったかた、来年こそ！