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分太郎の映画日記

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2007.03.31
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 K-1ファイターの魔裟斗が演じる甲賀忍者と、伊賀の女忍者二人を中心にしたアクション映画。銀座シネパトスにて初日(2007/3/31)に鑑賞。

 『忍者』 評価:☆☆☆

 世界観の根幹をなす忍者の設定がちょっとおかしなことに目をつぶれば、(銀座シネパトスでよく上映される)B級アクション映画の中では、話の展開も悪くなく、アクションもまあまあ、役者も好演、ラストにはどんでん返しありと、珍しく?バランスよい仕上がりになっている。
 もっとも細かいところで変な部分がないわけではない。冒頭の博士が襲われるシーンで、彼は上忍なのに護衛者は忍者ではなく、ピストルで反撃したり、霧隠村の住人が元忍者にしては皆弱すぎたり。
 とはいえ、この手の作品にありがちな矛盾だらけの破綻した展開ではなく、鑑賞に耐えうるものになっている点だけでも、私的には得点が高いところ。もっともその分、こじんまりしてしまって破天荒さが薄れた感は免れないが。

 事前宣伝からは魔裟斗が主役かと思っていたら、女忍者二人(白田久子とホアン・シェンイー)+ストリート・ミュージシャン(ウォン・ジーワー)が中心で、魔裟斗は敵の忍者集団の幹部役。
 なので、とくに微妙な演技力が要請されるわけではなく、アクションに徹することができる役柄だったので、彼にははまり役であったと思う。ワイヤーアクションもほぼ自分でこなしたようだし。

 女性二人も(体の線は細いながら)頑張っていたと思う。
 魔裟斗との対決も、この映画での忍者どうしの戦いが基本的に刀であることが大きいとは思うが、それなりに格好がついていて、魔裟斗側が手加減している感じにはなっていなかった。
 とくに白田久子は、数十階もある敵の建物の外壁を登ったり、ぶら下がったまま戦ったシーンを吹き替えなしで演じていたとのことで、今後のアクション女優としての活躍を楽しみにしたい。
 もう一人の女忍者役のホアン・シェンイーは『カンフーハッスル』で盲目のヒロインを演じていた彼女。結構好きなタイプかも。

 コメディアンとして活躍するウォン・ジーワーを鍵となる人物に配することで、全体に緩急がついた点も良かった。
 個人的にはジョン・ウー監督の傑作『男たちの挽歌』で印象的な敵役を演じていたレイ・チーホンが、世界征服を企む(^_^)ボス役で出演していたのが嬉しかった。

 決して傑作とか名作とか呼べるような出来の作品ではないが、B級アクション映画の入門編としては、わりとお薦めな作品ではないかと思う。


【あらすじ】
 菊池博士が虎大介(魔裟斗)率いる甲賀忍者衆に殺害され、博士が開発した万能ワクチンが盗まれた。しかし、ワクチンは特殊な箱に収められて開かない。ワクチンを手に全世界をコントロールする野望をもつブライアンは、死んだ博士の脳細胞から「コピーを殺せ」との記憶を見つけ、虎大介にコピーの捜索を命じる。
 一方、博士の弟子の伊賀忍者・響(白田久子)は、師匠の遺言「コピーを殺せ」を実行するために動きはじめ、霧隠村に住むかつての博士の弟子・芭蕉(エディ・コー)も、孫娘のシウリンにコピーを探し出して連れてくるように頼む。
 売れないストリート・ミュージシャンであるコピー(ウォン・ジーワー)の元に、はじめに辿りついたのはシウリン。だが直後にコピーを殺そうとする響が現れ、二人の女忍者は戦いはじめる。隙を見てコピーが逃げこんだ酒場には虎大介が現れ、三つ巴の争いとなる。響を斬り倒そうとした虎大介が何故か怯んだ隙に、シウリンは虎大介の目をくらませて、コピーと負傷した響を村に連れてくることが出来た。
 霧隠村は引退した忍者の住む郷であった。響は、芭蕉に諭され、傷が癒えるまで村にいることになった。箱の開け方について問いただすが、コピーは箱の存在自体を知らなかった。
 村の祭りの晩、芭蕉は一人ブライアンのアジトに忍び込み箱を盗み出す。しかし、それは罠で、逆に霧隠村の所在がばれてしまい、襲撃してきた甲賀忍者衆によって村人の多くは殺され、芭蕉も息絶える。コピーは村人を助けるため、捕われの身となった。シウリンと響は、コピーを救い出し、箱を取り戻しすために、決死の覚悟でブライアンのアジトに乗り込んでいく……。


忍者』 NIN-JA 終極忍者

【製作年】2004年、香港、中国、日本
【製作】松下順一
【配給】アートポート
【監督・脚本】ハーマン・ヤウ
【アクション監督】ニッキー・リー
【撮影】ジョー・チャン
【出演】魔裟斗、白田久子、ホアン・シェンイー、ウォン・ジーワー、レイ・チーホン、エディ・コー ほか

公式サイト
http://www.ninja-movie.jp/





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最終更新日  2007.04.02 09:49:40
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