会津磐梯山(裏磐梯五色沼の水源となる湖沼群)
銅沼(あかぬま)感動の光景 磐梯山の火口壁の上から眺めると桧原湖の手前に、オレンジ色の縁取りされたにエメラルドグリーンの銅沼が見える。 今回の山登りの最後の目的地だ 急な下降壁を下り、土石流帯を通過(中級者以上かな?) 裏磐梯登山口方面に向かうといよいよ湖沼巡りの始まりです。 初めに出会うのが苔に包まれた乳白色の沼、苔や土壌保護のため沼に近づくことはできないけれど フカフカの杉苔の先に静かな水面が見える。 次は、目に入った瞬間に「えっ!」と声が出てしまう、オレンジ色の沼 森に包まれた小さな沼なので森の緑とオレンジのコントラストが素晴らしい 裏磐梯登山口の分岐から中の湯方面、スキー場のリフト山頂駅から少し登ると今度は ぐっとシックな色調のごく浅い沼と出会う 抜きつ抜かれた登山者と登山口分岐で別れたので、一人ぼっちの静かさを存分に楽しめる。 足下にチラチラ見える銅沼になかなか近づけないのにイライラしながら歩くと間もなく銅沼の看板 ちょうど、ご夫婦の登山者と入れ替えになって、ここでも銅沼と一対一 こんな綺麗な沼は生まれて初めて、見入ってしまう。 湖畔の大石の上で一時間も銅沼を眺めていたけれど、この間誰も此処を訪れなかった。 遠くの雷の音で「ハッ!」として、ここの写真を収めて銅沼を後にする。 中の湯へ登り、八方台登山まで雷と競争のつもりで歩いた 13時到着、14時豪雨、感動的な山歩きができました。銅沼(あかぬま) 1888年(明治21年)現在の磐梯山北側にあった小磐梯産の噴火により水蒸気爆発により 山体が崩壊し、この時に生じた岩なだれが北麓の集落を襲つた。また岩なだれとその先端の 泥流が南東部の猪苗代町にも及んだ。 人々は突然の噴火に驚いたが、岩なだれのスピードは自動車並みに速かつたので、人々は逃げ ることもできず、477人が犠牲となった。 この磐梯山の噴火直後に誕生した赤沼 水質は強酸性で鉄、アルミニュウム、マンガンなどが多量に溶けていて、湖底には水酸化鉄を 含んだ泥が溜まっていて、全体的に赤茶けて見える。 此処の水の一部はミドリ池、瑠璃池にながれ五色沼湖沼群の水源になっている。 銅沼を取り巻く火山壁(カルデラへ壁)は溶岩や火山角礫岩が厚く層をなしていることが観察 でき此処が度重なる噴火活動の上、水蒸気爆発で山体崩壊したことが見て取れる。