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テーマ:★高校の大会★(96)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
今日のテーマソング:爆風スランプ「RUNNER」
昨日の全国高校駅伝、福島県では地元代表の田村高校が8位入賞したニュースが、大々的に流れていました。陸上の強い同校ですが、公立高校でしかも選手がオール地元出身だから、ただの8位以上の価値があると言って良いと思います。 この田村高校、郡山のちょっと東の田村郡三春町にあります。三春は戦国大名・田村氏の城下町だったし、明治に入ってからも田村郡の郡役所の所在地だったから、安達郡の中心・二本松に安達高校が、安積郡(現在は消滅)の中心・郡山に安積高校があるのと同じで、この措置は当然と言えます。 ところが、今進められている田村郡の市町村合併では、妙な動きが。三春町が財政基盤の強化による単独町制の継続を打ち出しているのに対し、郡内の他の町村(船引町、大越町、滝根町、常葉町、都路村)が来年3月に合併して「田村市」を発足させることを正式決定しているんです。 恐らく地元では田村市以外の新市名称の選択肢は考えにくかったんだろうと推察した上で、あえて言います。三春抜きの「田村市」なんて、クリープのないコーヒー、いや、クリープしか入っていないコーヒーだって。三春をさしおきその他大勢の町村で寄り集まって「田村でござい」といったところで、違和感はどうしたって拭えないですよ。 それに、田村高校の名前は、そのまま残ってしまうんでしょ? というか、冒頭の駅伝の実績が示すように知名度の高い高校ですから、簡単に変更できる訳がありませんよね。隣の宮城県では名取高校が名取市ではなくその南隣の岩沼市にあって名取市には名取北高校があるという妙ちきりんな状態が何十年も続いているんですが、これと同じ構図が、田村でもできてしまう訳です。そのことについては、田村市側では考慮しなかったんでしょうか? 田村市の中心となる船引町は現職の国会議員を2人も輩出しているから恐らくは政治力のある町なんでしょうが、その辺のキナ臭い力関係を思わず想起してしまいます。だから、田村市なんていう言い方は、個人的には当分は使いたくないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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