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テーマ:ニュース(99465)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
福島市に本社を置くダイエー系列のデパート・中合が、本年12月1日付で同じダイエー系列で函館の棒二森屋と八戸の三春屋を運営しているデパート会社・アドバンズド・デパートメントストアーズオブジャパン(以下、ADSと略称します)と合併し、株式会社中合として新しく再出発することが決定しました。
また、同日付で同じくダイエー系列のデパート・十字屋の山形店も、新・中合に吸収されます。ちなみに十字屋では、11月30日付をもって他の既存3店舗(仙台、銚子、館山)を閉店するため、12月以降は百貨店事業から撤退する形になります。 このリストラクチャリングにより、新・中合の店舗網は、本社のある福島店、会津若松の会津店、酒田市の清水屋店の既存3店舗にADSの棒二森屋店および三春屋店、さらに十字屋山形店が加わって、6店舗体制となります。営業規模的には仙台の藤崎に匹敵するものになるとのことです。 ダイエー本体の経営危機で中合の存続を危ぶむ声も地元・福島では散見されていただけに、このニュースは市民・県民にとっては好意的に受け入れられているようです。 しかし、よく考えてみると、中合という会社自体は存続するものの、将来的に店名自体が変わらないかなぁ… という懸念は、あります。 この合併で私が思い出していたのは、現在東北地方で6店舗の百貨店を経営しているさくら野百貨店のこと。この百貨店はもともと東北(一部関東)各地にあった百貨店が1978年にニチイ(後のマイカル)の支援のもと連合して設立された百貨店連合を母体とし、その後はダックシティ→ダックビブレと変遷。2002年にマイカルグループを離れてさくら野百貨店として独立した経緯を持っているんですが、その間、店舗名が何度か変わっているんですよね。仙台店だとはじめは丸光という名前だったのがダックシティ丸光に変わり、更に仙台ビブレに変更。そして現在はさくら野仙台店として営業しています。その間ずっと同じ場所で営業していたにも関わらず、店名変更が頻繁に行われているんです。 中合に関しては棒二森屋も三春屋も当分は現状の店名のまま運営していくんでしょうが、十字屋が百貨店事業から撤退する以上十字屋山形店については早急な店名変更が必要だし、他の店舗についても今後の会社のCI戦略の必要上、また「地元の百貨店が福島の百貨店に乗っ取られた」イメージ(いくらダイエー系列とはいえ、このイメージはどうしたって残るでしょう)を払拭する上でも、全店を統一した店名にリニューアルする可能性は、結構あるんじゃないかと思うんです。 会社が存続するのは地元民としては嬉しいことですが、ちょっと余計な店舗を抱え込み過ぎたかな… 「中合」の店名の行方を考えると今回の合併は却ってマイナスかも? 今後がちょっと心配です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.12 21:26:08
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