下の子が本棚から「王子とこじき」を引っ張り出して読んでいました。妻のいとこから戴いたもので、1977年出版という年代もの。これまたどうしてこの本を読む気になったのかと妻が問うと、昨年「花子とアン」でこの本のことが取り上げられていたからとの回答。妙なところで記憶力が良い下の子ではあります(笑)
下の子が茶の間に「王子とこじき」を置きっぱなしにしたまま就寝してしまったため、私も手に取って読んでみました。児童向けにストーリーが脚色されていることもあってか結構読みやすく、1時間ちょっとで読み終えたのですが、入れ替わった王子のエドワードとこじきのトム双方が起こす行動がハラハラ、ドキドキの連続で、なかなか面白かったですね。
現代の日本に設定を置き替えてリメイクしてもそれなりに人気が出るかな…と思ってしまいました。まぁ、さすがに王子とこじきという設定は使えない(なまじ王子なんて表記を使ってしまうと実在の人物を連想させてしまうし、こじきは放送禁止用語だ)ので、「IT成金の社長の息子とDV親父の息子」ぐらいの格差に留まるでしょうけど(苦笑)
《講談社》マーク=トウェーン 亀山龍樹ほか訳世界の名作図書館15 トム=ソーヤーの冒険/王子とこじき 【中古】afb