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テーマ:中学受験(264)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
少子化の進行に伴って、地方の公立中高一貫校が維持できるのかどうか?という問題が、恐らく露見するだろうと思っています。事実現状でも、県内各地にバカみたいに県立中高一貫校を設立させた新潟県では一部の学校が閉校に追い込まれていますし、秋田県でも県立中高一貫校のうち秋田市外にある2校が大幅な定員割れ。恐らく同様の問題が、各地で今後発生するのではないでしょうか。
福島県だと、会津学鳳、ふたば未来学園、あと再来年に開校予定の安積と3ヶ所の県立中高一貫校がありますが、個人的にヤバいと思っているのが、会津学鳳です。現状では入試倍率も比較的安定しているのですが、会津地域に優秀な生徒が少なくなっていることもあり、従来地元を代表する進学校として機能してきた会津高校の大学合格実績がジリ貧状態なことが問題になってきます。 会津高校は難関大(ここではいわゆる「卓越型大学」を指します)の合格者数が福島、安積、磐城の3校に大きく差をつけられ、橘、安積黎明、白河と同程度というのが現状です※。会津学鳳も会津と同程度の大学合格実績ですから両校が進学校として並び立たなくなりつつあるため、会津地域に進学校の灯を維持したいのであれば、「会津+会津学鳳」の統合も視野に入れておかなければならないだろうと思うのです。 ※ 過去3年間における各校の卓越型大学合格者数は下記の通り(いずれも各校のサイトより引用。2023年の白河は現役のみ、会津学鳳は中高一貫生のみの人数)。 橘 2021年8人 2022年10人 2023年11人 安積黎明 2021年12人 2022年23人 2023年不明 白河 2021年7人 2022年8人 2023年12人 会津 2021年17人 2022年11人 2023年5人 会津学鳳 2021年9人 2022年12人 2023年8人 2023年度受検用 公立中高一貫校適性検査問題集 全国版 (公立中高一貫校適性検査問題集シリーズ) [ みくに出版編集部 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.02 10:53:17
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