|
テーマ:★大学受験★(793)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
前のエントリで福島県相馬地域の進学校の状況について書きましたが、実はこれ以上に国公立大合格実績が悲惨な地域として、宮城県の「仙台都市圏以外」が挙げられます。相馬地域の状況をもう一度紹介すると、 相馬地域 人口(2023年4月1日現在。以下同様) 98,837人 国公立大現役合格者数(10人以上の高校が対象。以下同様) 相馬32人 原町31人 なんですが、宮城県内はというと、 仙南地域 人口 160,646人 国公立大現役合格者数 白石57人 角田11人 大崎地域 人口 188,636人 国公立大現役合格者数 古川112人 古川黎明56人 古川学園28人 栗原地域 人口 61,179人 国公立大現役合格者数 岩ケ崎16人 登米地域 人口 72,732人 国公立大現役合格者数 佐沼38人 石巻地域 人口 179,048人 国公立大現役合格者数 石巻78人 石巻好文館11人 気仙沼・本吉地域 人口 69,516人 国公立大現役合格者数 気仙沼41人 といった有様で、合算して人口731,757人に対し国公立大現役合格者数が10人を超えた高校がわずか10校、合計合格者数も448人にとどまります。合格者数の人口あたりの割合も、 相馬地域 0.64‰ 仙南地域 0.42‰ 大崎地域 1.04‰ 栗原地域 0.26‰ 登米地域 0.52‰ 石巻地域 0.50‰ 気仙沼・本吉地域 0.59‰ 宮城県平均 0.61% と、大崎以外のすべての地域で相馬地域を下回ります。 相馬地域も頑張れば自宅から仙台の私立大に通えるロケーションにありますが宮城県内だって大多数の地域はそうですし、県立高校が全県一学区の宮城県の場合県内どこからでも仙台市内の高校に進学することだって可能な訳ですから、合格実績が見劣りするのは致し方ないことなのかもしれません。 ただし、沿岸部の石巻地域や気仙沼・本吉地域に関して言えば、そのような事情を考慮してもなお、国公立大現役合格実績がちょっと…と指摘せざるを得ません。石巻レベルの高校であれば100人、気仙沼レベルの高校であれば50人のラインは、確実に超えて欲しいところですね。 これでいいのか宮城県 仙台以外ピンとこない宮城の実態 (地域批評シリーズ) [ 岡島慎二 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.28 18:15:29
コメント(0) | コメントを書く
[福島・宮城の地元ネタ] カテゴリの最新記事
|