|
テーマ:大学入試(149)
カテゴリ:カテゴリ未分類
すみません。またまた日大ネタです。 日大の共通テスト利用入試は歯学部と松戸歯学部を除いて既に出願が締め切られていますが、志願者数を確認すると昨年に比べてガタ減りだったんですね。以下学部別に紹介します(共通テスト利用入試が受付中の歯学部、松戸歯学部と志願者数が些少だった法学部第二部は除く)。 法学部3教科 1,892人⇒ 1,174人(△37.9%) 4教科 330人⇒ 144人(△56.4%) 文理学部 4,333人⇒ 3,074人(△29.1%) 経済学部3教科 2,455人⇒ 1,384人(△43.6%) 3科目数学得意型 624人⇒ 220人(△54.7%) 商学部 1,949人⇒ 1,197人(△38.6%) 国際関係学部 339人⇒ 172人(△49.3%) 理工学部 6,735人⇒ 4,109人(△39.0%) 生産工学部 2,639人⇒ 1,995人(△24.4%) 工学部3教科 894人⇒ 657人(△26.5%) 4教科 219人⇒ 147人(△32.9%) 薬学部 377人⇒ 208人(△44.8%) まさか全学部で20%以上の減少とは…共通テスト受験者数自体も減少傾向にあるので他大学でも同様の状況になっている可能性は一応考えられますが、日大が起こした不祥事の大きさを今更ながら感じます。 ただ、工学部の大半の学科のように昨年と比べてボーダーラインが10ポイント以上下落した学科は、さほど多くありません。一応紹介すると、以下の学科が該当します。 【法学部】 政治経済学科(3教科) 74%⇒60%(△14ポイント) (4教科) 73%⇒59%(△14ポイント) 新聞学科(3教科) 73%⇒61%(△12ポイント) (4教科) 72%⇒60%(△12ポイント) 経営法学科(3教科) 72%⇒61%(△11ポイント) (4教科) 71%⇒60%(△10ポイント) 【文理学部】 哲学科(3教科3~4科目) 70%⇒60%(△10ポイント) 英文学科(3教科3~4科目) 72%⇒61%(△11ポイント) 教育学科(3教科3~4科目) 72%⇒62%(△10ポイント) 地球科学科(3教科3~4科目) 70%⇒58%(△12ポイント) 【経済学部】 経済学科(3教科3~4科目) 72%⇒61%(△11ポイント) (3科目数学得意型) 73%⇒62%(△11ポイント) 【商学部】 商業学科(3教科3~4科目) 73%⇒61%(△12ポイント) 【国際関係学部】 国際総合学科(3教科3~4科目) 63%⇒49%(△14ポイント) 国際教養学科(3教科3~4科目) 64%⇒51%(△13ポイント) 【理工学部】 建築学科(2教科3科目) 78%⇒68%(△10ポイント) 機械工学科(2教科3科目) 70%⇒59%(△11ポイント) 精密機械工学科(2教科2~3科目) 65%⇒52%(△13ポイント) 航空宇宙工学科(2教科3科目) 71%⇒55%(△16ポイント) 電気工学科(2教科3科目) 67%⇒55%(△12ポイント) 電子工学科(2教科3科目) 70%⇒56%(△14ポイント) 応用情報工学科(2教科2~3科目) 80%⇒68%(△12ポイント) 物理学科(2教科3科目) 69%⇒57%(△12ポイント) 【生産工学部】 機械工学科(3教科) 56%⇒46%(△10ポイント) 土木工学科(3教科) 52%⇒42%(△10ポイント) 建築工学科(3教科) 67%⇒56%(△11ポイント) 応用分子化学科(3教科) 50%⇒40%(△10ポイント) 数理情報工学科(3教科) 64%⇒53%(△11ポイント) 環境安全工学科(3教科) 53%⇒43%(△10ポイント) 【工学部】 土木工学科(3教科) 55%⇒39%(△16ポイント) (4教科) 50%⇒35%(△15ポイント) 建築学科(3教科) 55%⇒45%(△10ポイント) (4教科) 54%⇒44%(△10ポイント) 機械工学科(3教科) 51%⇒37%(△14ポイント) (4教科) 48%⇒35%(△13ポイント) 電気電子工学科(3教科) 47%⇒37%(△10ポイント) (4教科) 46%⇒36%(△10ポイント) 情報工学科(3教科) 54%⇒37%(△17ポイント) (4教科) 53%⇒36%(△17ポイント) こうしてみると、 ・法学部や理工学部建築学科など、日大の看板として機能してきた学部学科での落ち込みが激しい ・4教科入試や数学得意型入試など、国公立大の併願対象となり得る入試での落ち込みが激しい ・文系よりも理系の落ち込み幅が深刻。とりわけ最近他大学で雨後の筍のように学部学科の新設が 相次いでいる情報系学科が大打撃 ・首都圏外にある国際関係学部、工学部の落ち込みが首都圏内の学科よりも激しい という傾向があるでしょうか。 前のエントリの繰り返しになりますが、この状況が継続、固定化すれば、日大工学部の郡山からの撤退は、十分すぎるほどあり得る話だと思います。諸施設が撤退すると関係首長が「知らなかった」「残念だ」とステレオタイプの発言を繰り返す状況が福島県では続いていますが、実際にそのような話になる前に手を打つ必要はあると、個人的には考えます。 日本大学(文理学部〈文系〉) 哲学科・史学科・国文学科・中国語中国文化学科・英文学科・ドイツ文学科・社会学科・社会福祉学科・教育学科・体育学科・心理学科・地理学科 (2024年版大学入試シリーズ) [ 教学社編集部 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.20 18:31:16
コメント(0) | コメントを書く |