15世紀の希少絵画発見
(左)修正前 (右)修正後 スペイン・マドリードのプラド美術館は11日、フランス王族のオルレアン公ルイ・ド・バロワを描いた絵が見つかったとして公開した。15世紀の作品とみられ、美術館は声明で「大きな歴史的意義を持った小さな宝石だ」として、その希少価値を評価している。 「果樹園で祈る人々」と題された絵画は縦56センチ、横42センチ。美術館が2011年に入手した際には、神に見守られるキリストと3人の使徒のみが描かれていた。しかし、専門家が解析して左下部分の茶色の塗料の層を除去したところ、女性に付き添われた赤いローブ姿の男性が現れた。袖の記章から男性はオルレアン公で、女性は聖アグネスと判明した。