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何年かぶりで、伊豆高原の「やすらぎの里」の一週間コースに行ってきました。
「やすらぎの里」は、ソフトな断食や食養生、温泉とマッサージ、ヨガなどのリラクセーションを体験できる滞在型施設。一週間コースが基本なのですが、ここ数年は特に一週間時間を取るのなかなか難しい上に、いろいろな事情があって、一週間コースは諦め、週末の1泊滞在で我慢していました。 今回、数ヶ月前にたまたま先週の一週間コースが空いているのを見つけ(人気施設なので数ヶ月前の予約は必須)、いくつか予定を調整すれば可能だとわかったので、えいやっ!と思って、予約してしまいました。いろいろ気掛かりなコンサートもあったのですが、私にとって体調管理は人生の中でかなり優先順位が高いのです。元気で健康でなければ何もできません。仕事だけじゃない。機嫌良くしているのだって難しいですよね。 結論は、やっぱり行ってよかった、につきます。 心身が整ってリラックスできたら、普段気にしては滅入っていることから解放されました。素直に自己肯定できるというか。これでいいんだ、と思えた。 私が仕事をしているクラシック音楽周りの世界は、狭くてニッチな世界ですが、活躍されている方たちはやはり優秀です。ついつい、皆さんのご活躍と比較して自分の力不足を痛感して落ち込んだり、逆に、了見が狭くて恐縮ですが、なぜ?と思うこともある。 そういうことから解放されました。(娑婆に戻ったらまた違うかもしれませんが)。これでいい、と思えたのは、心身に余裕ができたからかもしれません。 そして「やすらぎの里」全体にも、そういう「気」があるんだと思います。ゲストをそのまま、あるがままに受け入れてくれる心地よさ。 それは、代表の大沢剛先生がそういう方だからなんだろうな、と思います。 「やすらぎの里」に初めて伺ったのは西暦2000年(当時は小淵沢にあり、「フォルス」と言いました)。20年以上のお付き合いです。2000年は初めての単著「今夜はオペラ!」を出し、ツアーの仕事も始め、各種カルチャーセンターも始まり、自分にとっては大きなターニングポイントになった年でした。先日、たまたま履歴書を書く機会があり、「業績書」も作ることになって、改めて著書を数えたら単著は十七冊ありました。共著、翻訳も入れれば二十冊を超えます。中には、今振り返るとうーむ、と思うものもありますが、兎にも角にも積み重ねてきた。この間、紙の本は厳しい時代になりましたが、そして十七冊出してきた割りにはこの体たらくはなんなのかと思わないでもありませんが、とにかく走ってきたことは無駄ではなかったのかも、と思えました。そしてそのターニングポイントの年に「やすらぎの里」に出会えたことは、ご縁だったなと感じています。 今回、大沢先生とスタッフの方々に、いつもにも増して本当にきめ細かく対応していただいて、ただただ感謝しています。 思い通りにならないこともありますが、受け入れて、前を向いて歩いてゆきます。 大沢先生、スタッフの皆さま、ありがとうございました。 やすらぎの里 ホームページはこちら。 やすらぎの里 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 20, 2021 08:03:46 AM
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