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友人の見舞いに精神病棟に行った。
明るい日差しがはいってくるカフェテラスふうの食堂で話した。 症状は安定しているようで、安心した。 その友人と話していると、 他の入院患者さんたちも近づいてこられて いっしょに話した。 不思議に居心地がよくて、なにかなつかしい感じがした。 そのときはどうしてか分からなかったのだけれど、 家に帰ってから、 あ、そうだ、 と思うことがあった。 普通の社会生活では、人に対して何かの構えがある。 その構えがあんまりなくても 気持ちよく話せる空気があった。 ずいぶん久しぶりの感覚だ。 好奇心を持ってぼくに近づいて来られたとしても、 それが自然で心地よかった。 社会生活での、特に都市生活での いろんな計算が癖になっている (普段、それはあまり意識しないのだけれど) 面があることに気づいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
まったく同じ経験をしたことがあります。
打算、駆け引き、思惑… などといったものから開放された、とても穏やかな空間。 ひょっとしたら、この人達のほうが正常で、僕達のほうが正常ではないのではないか。 なんて、考えてしまいましたよ。 魂の帰還場所があるとしたら、ああいった空間なのかもしれませんね。 (2006年11月05日 13時03分34秒)
夜色 彩さん
コメントありがとうございます。 そうですか、同じような経験をなさっている方がいらっしゃるのですね。 精神病棟に行かれたことのない方には、伝わりにくい感覚かもしれませんが、ぼくとってはとても貴重な時間でした。 (2006年11月05日 18時23分33秒) |