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カテゴリ:政治・経済
   
橋下大阪市長のツイッター は、こちら ですが、

日々更新されるので、
以下に 時系列(上から下へ)に並び替えて抜粋しました。


顧客の開拓1.jpg


少し苦笑いがこぼれたものの・・・

いや~、痛い。

何が痛いかと言えば、
この勢いの主張(口調)を展開すると 確かに敵(嫌う人)を増やすだろうなということ。

橋下市長に批判的な周囲の人たちに対し、常に市長の援護にまわる僕ですら、
しばし言葉を失います。誤解もあるようだし。

しかし、たとえ 女義太夫語りを 育ての親(祖母)にもつ僕であっても
市長批判は 致しません。こうなったら我慢比べだ。ちきしょう。


ただ「文楽の良さをわからない人は低俗だ。」などと思ったことは
一度もありませんよ。他の文楽ファンも同じでしょう。

この言い方では、文楽ファン全てを敵にするようなもので、
大阪都構想実現にとってマイナスになるのが残念です。


ただし、文楽を観聴き(観劇)して「おもしろい」「感動した」
なんて思う若者なんて ほとんどいないと思うのも事実です。
若い子たちにとっては 古文の朗読を聞かされているようなものでしょうからね。

国立(こくりつ)に来ている観客を見ればわかりますが、
ほとんどが年配の方か、外国人観光客さんですから。

なかでも 欧米の方にとっては、
意味を充分に理解できなくても「大阪」に来た想い出として
公演は 強く記憶の残る貴重な体験であることは間違いありません。

ただ、だからと言って
大阪府と市が 1億円もの税金をつぎ込む理由にはならないでしょう。
ましてや、役人の天下り先になっているようなら 税金が無駄使いされているわけですから。

また、ユネスコの「世界遺産」と言うのならば、国の援助が欲しいところです。

それと、寄付でしょう。

あ~、またか・・・ 最近 寄付貧乏です。


顧客の開拓2.jpg


新しいファンの獲得についてですが、
文楽は 三つの芸が一体となって出来上がっているため、
浄瑠璃と三味線だけの「素浄瑠璃の会」などもありますが、
「文楽」としては 単独で演じ(動き)にくく アレンジ(展開)が難しいのも難点です。


それに 語られる言葉(唄われる曲)は「浄瑠璃」です。
年配の方ですら、知り合いに連れて来られたり、
「観劇の会」等の催しで初めて足を運ばれた方の場合は1割近くが寝ています。
好きでなければ退屈だと思いますよ。

年に6回以上、楽しみに足を運ぶこの僕ですら、
公演の前夜は7時間以上寝るように心がけているくらいで、
いつもの5~6時間くらいの睡眠で国立に行くと 睡魔と戦う羽目になりますから。

また、太夫(浄瑠璃語り)については、若手と熟練者では声が違います。

若手でも、豊竹咲甫太夫、豊竹呂勢太夫 といった実力の有る太夫が
「切」(クライマックス)を受け持つことが多くなっていますが、

人間国宝なり熟練者である太夫の声は低く太いのに対して、
若い太夫の声は まだ細くて高いのです。
とてもきれいな澄んだ語りなのですが、住太夫さんのような味は出ないですね。

岡八郎や花紀京を舞台から下ろして、
辻本茂雄や陣内智則が座長になるということがあっても、

竹本住太夫や竹本源大夫が降板して、豊竹咲甫太夫、豊竹呂勢太夫や
若手だけで語りきるということはあり得ない。
これが 伝統芸能の辛いところで、
もし そのようなことがあったとすれば、それは 文楽 ではなくなるかもしれません。


芝居についても、若い女性をターゲットにしたところで、
男前の技芸員(人形遣い)が人気を得ることは難しいでしょうね。
皆無ということはないでしょうが。

というのも、歌舞伎役者のように 技芸員自らが 子役や若い人を演じるということがなく、
前面に出ているのは 子供も若き女男も すべて「お人形さん」ですからね。

しかも、人形遣いでいえば、若手とベテランでは芸の熟練度が違い過ぎます。
吉田蓑助の「娘」や、吉田文雀の「きつね」なんて 最高です。


あえて言えば、三味線でしょうか。
といっても、それは僕が 三味線の音色や味を理解できていないからでしょう。


となると、橋下市長の言うように、
「新しいファンの獲得」や「時代に合わせた見せ方」については
思考停止に陥るのは避けなければならないでしょうが、どうしても
否定的な考えが先に立ちますね。


それよりも、「文楽」に巣食う輩の退治と、運営資金の集め方を
先に考えた方がよいのかもしれません。





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最終更新日  July 1, 2012 01:26:22 PM



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